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剥かなくても分かる。おいしいりんごの見分け方

TOKYO VEGAN

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全国的に有名な信州のりんご。そのエース品種であるふじが旬をむかえました。

昨年、長野県松本市のりんご農園「犬飼農園」のふじをいただいたのですが、あまりのおいしさが忘れられませんでした……。りんごがおいしすぎて思わずタルトタタンを作ってしまったほど。

おいしさの理由を取材させていただきたいと思っていたのですが、ついに今年、念願叶って、犬飼農園さんに伺わせていただきました!

お尻まで真っ赤、はおいしさの証

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ふじをはじめとする赤いりんごは、お尻までしっかりと赤く色づいているものがおいしいです。

理由はふたつ。

  1. 葉っぱでつくられたでんぷん=糖が赤色の正体・アントシアニンに変わる条件のひとつが「太陽光(紫外線)」。つまり、真っ赤なりんごは、太陽の光が十分に当たっていることの証。十分な光合成で、糖を蓄えているということです。
  2. お尻まで真っ赤になるには人の手が必要。お尻までムラなくキレイに赤いのは、たっぷりの愛情が込められているのです。

犬飼さんの農園では、毎日りんごに触り、くるくると回してまんべんなく太陽光にあてているそう。ムラのない真っ赤なりんごの色は、生産者さんの愛情のたまものなのですね。

目をかけて手をかけて赤く色づいた皮も、有難くいただこうと思います。

“蜜”のひみつ。大きなりんごには蜜が多い?

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真横に切ると、美しく光る”蜜”。蜜は、完熟したりんごの甘み成分が細胞からあふれている状態とのことで、そのさわやかな甘みは格別。

それなら、少しでも蜜がたくさん入っているりんごを!と思いますが、実は、蜜が入る範囲は品種ごとにだいたい決まっているそうです。

さっぱりとたっぷり食べたいなら大きなりんごを。ぎゅっと凝縮した香りや味を堪能したいなら小ぶりなものを選ぶとよいようです。また、小ぶりなりんごの方が若干日持ちするそうなので、保管してゆっくり食べたいなら小ぶりなものがおすすめとのこと。

大きいりんごもうれしいですが、味が濃く長持ちする小ぶりなりんごも魅力的ですね。

おいしいりんごの豆知識

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以下は、犬飼さんからうかがった“おいしいりんごの豆知識”です!

01. 皮の表面の白くべたつく粉も、おいしさの証

表皮が白くベトベトしているりんごをみつけたら、それもおいしい印です。果実が自ら鮮度を保つために作りだす、大事な自己防衛術。“ブルーム”と呼ばれ、熟した新鮮な果実にみられる自然な現象とのことです。

02. 土とりんごの大事な関係

りんご農園を訪れることがあれば、ぜひ土に触れてみてください。微生物が元気に生きている土はふかふかのお布団のよう。りんごの樹を育む栄養をたっぷり含んでいます。そんな土から生まれたりんごの味は抜群です。

犬飼さんの農園では、化学肥料や農薬をなるべく使わない農法をとっているそうです。肥料として土に撒くワラも、葉を元気にするために噴霧する手づくりの木酢も、土の微生物によいエサとなるとのこと。元気な土が育んだりんごは、チカラのある味わいでした。

こんな知識があれば、この冬は、たくさんのおいしいりんごに出会えそうですね!


犬飼農園では、りんごの樹のオーナーも募集しているそうです。わたしも一本、樹を選んでオーナーになりました。また来年がたのしみです。

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Vegan(ヴィーガン)とは、完全菜食。 動物性のものを一切使わないライフスタイルや、そのような食事のことをさす言葉。 本連載『TOKYO VEGAN』では、おうちでつくれるVeganレシピのほか、おいしい野菜や調味料、世界のVegan事情についてなどをゆるゆると綴っています。

大皿さんプロフィール

大皿彩子 Saiko Ohsara
Alaska zwei 店主 / 株式会社さいころ食堂代表、“おいしい企画”専門のフードプランナー。Veganカフェ「Alaska zwei」の運営のほか、食に関わるブランドプロデュース、レシピ開発、空間コーディネート、イベントのトータルコーディネート等を行う。saikolo.jp

大皿彩子 Saiko Ohsara

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