夏野菜の代表格、キュウリ。みなさんには好きなキュウリの食べ方、ありますか?
ドイツでキュウリといえばもっぱら「Gurkensalat(キュウリのサラダ)」。このサラダ、キュウリのほかに欠かせない食材(ハーブ)が入っているのですが、これがとてもいい仕事をしてくれるんです。
ディルを加えてキュウリサラダをワンランク上の味に
そう、ドイツのキュウリサラダは、相棒のディルがあってこそ。ディル特有の爽やかな香りの中にほのかに感じる苦み、これがさっぱり美味しくて、ついつい箸がすすんでしまいます。
このサラダ、ドイツの家庭では一般的なおかずで、外食でも魚料理や肉料理のつけあわせとしてよく出てきます。ディルは胃腸の調子を整える効果もあると言われているので、消化力が落ちがちな夏にぴったりと言っていいかもしれません。
<Gurkensalatの作り方>
(1) キュウリを薄切りにして軽く塩をし、水気を切っておく。
(2) オリーブオイル、酢、砂糖、塩、こしょうと混ぜ合わせる(酢とオイルの割合は1:1ぐらい。酢の代わりにレモン汁でもOK)。
(3) ディルとタマネギをみじん切りにして、2に混ぜ入れる。
(4) キュウリと(3)を合わせて出来上がり。冷やして召し上がれ。
上記はヴィネグレット(フレンチドレッシング)で仕上げるタイプですが、ヨーグルトで仕上げるタイプもよく見かけます。ドレッシングを作るところで、酢の代わりに水切りヨーグルトを加えると、まろやかで濃厚なこっくりとした味になります。
どちらもディルのほのかな苦みと、お酢あるいはヨーグルトの酸味、タマネギや砂糖の甘みがマッチした、夏らしい、涼やかなサラダ。作ってすぐ食べるのもいいですが、ヴィネグレットのタイプは一晩寝かせてなじんだものもマリネのようになってこれがまた美味しい! BBQのときなど、前の晩に仕込んだものを持っていって箸休めにふるまえば、必ず喜ばれる一品だと思います。
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