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結局、ほとんどの不調は「自律神経」。自律神経を乱す3大原因とは?

整えBOOK

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田邉愛理

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いよいよ年の瀬。慌ただしさから心身のバランスを崩しやすい時期だからこそ、「自律神経」の働きに注目してみませんか?

『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム)は、自律神経の名医として知られる小林弘幸先生(順天堂大学医学部教授)が、約20年にわたる研究の成果をわかりやすく紐解いた一冊。「自律神経が一番よろこぶ生き方」を習慣にすれば、毎日の不調が不思議なほど軽くなるかもしれません。

自立神経の乱れは、病気の入り口

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もし今、健康のために何をすべきか迷っているのなら、まずは「自律神経を整えましょう」──本書の裏表紙には、小林先生のそんな言葉が記されています。

先生によると、自律神経はいわば「脳が人を操るために伸ばした糸」。私たちの体は知らないうちに、自律神経によって「自動運転」されています。心臓が動き、汗をかき、眠くなったり目が覚めたりする……このような無意識の動きを担当しているのが、驚くほど精密で、それゆえに乱れやすい、自律神経のシステムです。

自律神経(正確には自立神経系)は、アクティブな状態で高まる交感神経(系)と、リラックスした状態で高まる副交感神経(系)によって構成されています。車に例えるなら、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキ。その両方が高いレベルで活動していることが、「自律神経が整った、体がもっともよい状態」です。

どちらかの神経が低レベルになると、うつ病自律神経失調症だけでなく、疲れやすい、イライラしやすい、ぐっすり眠れないなど、さまざまな不調が起きやすくなります。

さらに近年の研究では、交感神経の緊張ががんを進めてしまう可能性が指摘されたと小林先生。自律神経を操作する神経医療(遺伝子治療など)が、がんの新規治療戦略として注目されるなど、自律神経が健康に及ぼす影響力の大きさが明らかになってきているのです。

女性は40代から。「加齢」が自律神経の力を減少させる

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それでは、自律神経の活動はどんなときに乱れやすくなるのでしょうか。

小林先生によると、原因のなかでも「大物」と言えるのがストレス、不規則な生活習慣、加齢の3つです。人間を興奮状態に置くストレスは、交感神経だけを過剰に優位にさせるとのこと。また、睡眠不足や生活リズムの乱れは、本来なら副交感神経を優位にさせる時間を短くしてしまいます。

そして、誰も避けられないのが、ずばり「加齢」です。個人差はありますが、男性は30代、女性は40代に差しかかったあたりから、いわゆる「体力の衰え」を自覚することが多くなります。(中略)データをとってみると、男性は30代、女性は40代から、副交感神経だけが急に低下する時期があります。反面、交感神経はそこまで急激な低下が見られません。つまり、副交感神経をなるべく下げないようにすれば、健康でいられるはず。

(『結局、自律神経がすべて解決してくれる』42ページより引用)

加齢による副交感神経の低下を防ぐためには、リラックス状態を意識的に作り、副交感神経を活性化することが大切。そのための知識やアイデアが、本書ではたくさん紹介されています。

自律神経がもっとも乱れやすいのは何曜日?

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自律神経の働きを維持するために、知識としてまず押さえておきたいのが、「自律神経が乱れやすいタイミング」です。例えば、1週間の範囲で考えた場合、何曜日が一番乱れやすいか想像できるでしょうか?

思いつきやすいのは月曜日かもしれませんが、研究から得られた結果は違っていたと小林先生は語ります。

実験データを分析したところ、月曜日でなく水曜日、木曜日、金曜日に自律神経のトータルパワーが下降する傾向にあり、土曜日になると上昇する傾向が見られたのです。(中略)その3日間のなかでは、木曜日が最低でした。

(『結局、自律神経がすべて解決してくれる』139~140ページより引用)

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他にも、季節では春先から夏(寒い時期から暑くなる時期)にかけてのほうが、自律神経が乱れやすい傾向があるとのこと。気圧の変化も影響が大きく、気圧が低いと交感神経が活性化しにくくなり、気分が落ち込んだり、頭痛が起きやすくなったりしてしまうといいます。

こうした「自律神経が乱れやすいタイミング」には、事前に早めの対策をとるのが吉。木曜日や低気圧の日は早めに仕事を切り上げて、家でなるべくリラックスするというのも一つの手です。低気圧による頭痛があるときは耳を温める、寒暖差があるときは上着を用いてこまめに体温調節をするなど、地道なケアも効果的だとか。

本書のタイトルにある「結局、自律神経がすべて解決してくれる」は、長年にわたり研究を続けてきた小林先生の最終結論。先生直伝のエクササイズや呼吸法、食事の工夫といった「自律神経を整える生活習慣」を取り入れて、毎日の不調を解決していけたらと思います。


image via Shutterstock

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