【12月20日】

朝ごはん：TORU君を除く3名でsampo。富士山がいい顔を見せていてくれた。我々が散歩の間、TORU君は朝食の準備。ゲストにはフレンチトーストとサラダ（盛りだくさん！ でも写真がない）。私用にはいつもと同じ、はちみつヨーグルトとジュースと紅茶。

昼ごはん：サービスの鬼に化したか、朝から春持ちと包子作りに精を出すTORU君。私は菜の花炒めと、昨夜残った白和えと大根煮を並べ、清湯で玉子スープを作っただけ。

表参道のイルミネーション：彼らが東京に戻る車に同乗させてもらって上京。中目黒駅前の「トウホウマッサージ」でマッサージを受ける。表参道でTORU君と合流。表参道のイルミネーションはこんなでした。人々は浮かれています。

夜ごはん：しかしこの夜、銀座のフレンチレストラン「Esquisse」で夢のようなお料理とワインをいただいて、私たちはこの世の誰よりも浮かれてしまったのです。どれもこれも生まれて初めての美味なる体験。リオネル・シェフは素晴らしい料理人であり詩人です。

それぞれのお料理にタイトルがつけられています。01：Osmose 浸透（鯖、中島菜、柚子／ワイン：a-hum）02：Tisser 紡ぐ（烏賊、蜜柑、イクラ）、03：Melodie silencieuse 諷示（白子、カリフラワー、ベルガモット／ワイン：Sancerre Jadis）、

04：intimite 親密（蕪、レフォール／ワイン：Chateau Simone）、

05：Clair Obscur 明暗（甘鯛、甲州、カロテン／ワイン：Cote-Rotie）、

06：Courants海流（鮑、セロリ）、

07：43.2N／142.8°E（緯度？）（蝦夷鹿、プリュンヌ、舞茸＆蝦夷鹿のブイヨン）、08：fromage bleu d’Auvergne…のなんというチーズだったかな？ ＆ブリオッシュ）、

09：intuition 直感（ココナッツ、バースニップ）、10：plaisir 愉しみ（洋梨、ラム酒、ヴァニラ）。覚えていないワイン、いくつかあるはず。

クリスの智子ちゃんのお導きにより、こんな幸せな夜をいただいたのでした。帰りの電車でも、翌日も、そのまた翌日も……お皿の一つひとつが、頭に、舌の上に蘇るのでした。