わたしたちの心地よい暮らしに役立つもの、わたしたちが暮らすうえで積極的に選びたい、社会や環境に優しい商品、みんなにとって気持ちがいいアイテムやサービスを、編集部がピックアップする連載「Editor’s Pick」。
今回ご紹介するのは、心身をクリアに導くメディテーション・スポット「Inner Beauty Charge(インナー・ビューティー・チャージ)」。
自分の心と向き合いたい。でも……
こなさねばならないタスクや、巷にあふれかえる情報を前に、思考が飽和状態になることはありませんか? そんなとき、意識をゆっくりと自分の内部に集中させてみると、昂ぶりが落ち着いてきます。
ただ、意識を内部に向け続けるというのは意外に難しく、スマホにパッと出たポップアップ通知に気がついたりでもしたら、途端にそちらが気になってしまうもの。ちょっとした変化によって、集中はすぐに途切れてしまいます。
日本初のメディテーションカプセルを導入した癒し空間
自分に集中できる環境としておすすめしたいのが、「Inner Beauty Charge」。最新技術とヒューマンタッチを融合させた美の体験を提供する施設として、資生堂が2020年夏にオープンさせた「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」内に設けられたメディテーション体験スペースです。2021年11月からはメニューに新たなコースが加わり、さらにパワーアップしています。
体験者はまず、ディスコネクトと呼ばれるゾーンでヘッドセットを装着。このデバイスを通じて現在の心の状態が測定され、その結果をもとに、INSPIRE、ACTIVATE、EMPOWER、CALMの4つのコースから、最適なメニューが提案されます。
メニューを選択したら、それぞれのコースに合わせて音や光が変化する空間であるSOMADOMEの中へ。
約20分間のリラックスタイムを終えると、体験中のメディテーションの状態がグラフで示されます。体験者はグラフによって、自らのリラックス度や集中度など、心の変化が確認でき、日々の生活に取り入れるとよい香りやお茶、つぼ押しのティップスといった、さまざまなアドバイスが得られるのです。
SOMADOME内は、資生堂を代表する美容液「アルティミューン」のグリーンフローラルの香りで満たされ、さらに音の臨場感あふれるバイノーラルビートが流れるなど、体験者の五感にアプローチ。またカプセルの外には、視るものをより鮮やかに美しく感じるようにさせるハイパーソニックサウンドが環境音として使用され、施設内には体験者を深い瞑想状態へと導く仕掛けが満載です。
年末が迫り、普段以上に慌ただしさを感じているかたも多いはず。メディテーション専用スペースを利用して、自分の心や身体に向き合い、リフレッシュを。