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料理が苦手だった和田明日香さん。たどりついた家族の味「地味ごはん」を紹介

整えBOOK

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田邉愛理

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料理家、食育インストラクター、3児の母として忙しい毎日を送る著者の和田明日香さん。

料理ができなかったからこそ、伝えられるコツがある」──和田明日香さんの『10年かかって地味ごはん。』(主婦の友社)の表紙には、そんなメッセージが添えられています。

友達に教えるような気持ちで書かれたというレシピには、いつでも食べたい定番の料理を、美味しく簡単に作るコツが満載。かたくなりがちな「鶏つくね」を確実にふわふわにする方法など、「我が家の味」をバージョンアップするヒントをお届けします。

「迷いなく美味しく作れる」レシピがベストセラーに

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和田さんが「名もなきおかず」と呼ぶのは、茶色っぽくて一見地味なおかずたち。しみじみと美味しく、和田家の歴史がつまっている。

10年前に料理愛好家・平野レミさんの次男と結婚したことをきっかけに、料理の修業を始めた和田明日香さん。本書で紹介されるのは、料理音痴だったという和田さんが、レミさんの教えを受けながら「和田家の味」として育ててきた鉄板レシピの数々です。

豚汁、鶏つくね、切り干し大根といった“茶色い”おかずや、居酒屋で人気のおかず兼おつまみ、野菜をたっぷり使ったヘルシーなひと品。

料理家ではなく、ひとりの母親として和田さんが家族に作ってきた「地味ごはん」には、珍しさや派手さはありません。和田さん自身「本にしてまで人様に届ける価値があるのだろうか」と悩んでいたことが、Part1「明日香風の定番料理」の冒頭で語られています。

仕事でレシピを出す時は、納得いくまで何度も試作するのですが、この本の試作の時は、一度で迷いなく美味しく作れたのです。くり返し作って、日々バージョンアップしてきたことを実感。迷いなく作れるようになるまでの道のりを思い出しながら試作していたら、いつものおかず達が、とても愛おしく感じられました。これはわたしと家族の歴史だ。大げさだけど、そんなことを思いました。

(『10年かかって地味ごはん。』7ページより引用)

本書が発売1か月で10万部を突破するベストセラーになったのは、地味でも「迷いなくおいしく作れる家庭料理」のレシピを皆が求めていたからではないでしょうか。

疲れて料理をしたくないときも、「地味ごはん。」のあの料理なら「作ろう」という気持ちになれる。そう思わせてくれる本が手元にあるだけで、食事の支度の負担がぐっと軽くなる気がします。

鶏つくねに「えのき」を混ぜるだけでふわふわに

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「絶対ふわふわ鶏つくね」は、えのきを入れることで“絶対ふわふわ”に。冷めても美味しい。

本書の表紙になった「絶対ふわふわ鶏つくね」も、まさに「迷いなく美味しく作れる」を実感できるレシピです。

絶対、なんて言っちゃうからには、ふわふわに仕上げる技があるのです。こたえは、えのき。えのきを入れることで、肉がぎゅうっとかたくなりません。えのきのうま味でジューシーさもアップ。冷めてもふわふわキープ。

(『10年かかって地味ごはん。』35ページより引用)

鶏つくねというと、ひき肉にねぎや片栗粉などを混ぜる作り方が一般的。和田さん流では、そこに細かく刻んだえのきを入れるのです。焼き上がりは驚くほどふんわりして、えのきを加えることでカサ増しになり、しかもヘルシー。夕食に作って、翌日のお昼に温め直してもふわふわのままでした。

材料(4人分)
鶏ひき肉…400g
塩…少々
こしょう…少々
A
・えのき…100g
・長ねぎ…1/2本(40g)
・しょうが…1片
・片栗粉…大さじ1
B
・味噌…大さじ3
・みりん…大さじ3
・醤油…大さじ1
・砂糖…小さじ1
ごま油…適量
すだち…2個

下ごしらえ
・えのきは4mmに刻む。長ねぎはみじん切り。しょうがはすりおろす。
・すだちは半分に切る。
・Bを混ぜる。

作り方
1)ボウルに、鶏ひき肉と塩とこしょうを入れて粘りが出るまでこね、Aを加えてさらにこねる。ボウルの中で8等分して、円盤形に成型する。手に油(分量外)を塗りながら成型すると表面がつるんときれいに仕上がる。
2)フライパンにごま油を熱し、強火で1を焼く。両面にしっかりと焼き色がついたら弱火に落とし、蓋をして5分焼く。
3)Bを入れて火を強め、たれを絡めながらこんがりと焼く。皿に盛り付け、余ったたれをつくねの表面に塗る。すだちを添える。

(『10年かかって地味ごはん。』35ページより引用)

手に入りやすい材料で、気軽にスムーズに作れて、食卓に出すと「そうそう、この味!」と盛り上がる。毎日食べたいごはんのポイントがギュッと詰まっているのが和田さんのレシピ。

このひと品だけでも、きっとその魅力が伝わると思います。ぜひ作ってみてください。


写真提供 主婦の友社

10年かかって地味ごはん。

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