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──ライフハッカー[日本版]より転載

クローゼット、引き出し、ガレージなどの収納は整理しても、冷蔵庫はおろそかになりがちです。

こうしたスペースは整理整頓された状態に保ちたいものですが、冷蔵庫だけは食品の消費期限を気にする必要があります。

Waste 360によると、平均的なアメリカの家庭では毎年約103ポンド(約59kg)の食品が廃棄されており、アメリカ人の4人に3人は、食品廃棄は食品をきちんと管理できていないことが原因だとしています。

たとえば、「冷蔵庫にその食品があることを忘れてしまったり、ごちゃごちゃした中に埋もれて見過ごしてしまう」せいです。

廃棄される食品を減らすには、冷蔵庫を効率的に使用できるように工夫する必要があります。

冷蔵庫内のレイアウトを最大限に活用して、冷蔵機能を高め、過剰な食品廃棄を防ぐ方法をご紹介します。

庫内の適切な場所に置くと食品が長持ちする

食品の種類によって、冷蔵庫内の適切な置き場所が違ってきます。

野菜室は果物や野菜を保存するところですが、ほとんどの冷蔵庫は、肉や牛乳を置く場所を明確にしていません。1週間日持ちがする食品と1日しかもたない食品では、冷蔵庫内の置き場所が違います。

食品の種類によって庫内の適切な置き場所がある

冷蔵庫内の棚は、それぞれ冷却機からの距離が違います。

そのため、食品によっては、日持ちが上の棚、中央の棚、下の棚に置いた場合で違ってきます。The Hubの情報専門家たちが、棚ごとにどのような食品を置くことが適しているか示しています。

スナック、余った料理、すぐに食べた方が良いもの (つまり、すぐに傷みそうなもの) は、一番上の棚で保存しましょう。

真ん中の棚は、乳製品、チーズ、調理済みの肉、余った料理です。

冷蔵庫は真ん中が冷えやすいので、牛乳と卵はここに保存しておくと長持ちします。牛乳がそこに入らないときは、適宜棚を動かして調整しましょう。

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細菌が付着している食品は、他の食品を汚染しないように離して保存する必要があるので、一番下の棚に置きましょう。一番下の棚は生の肉や魚を置くのに適しています。ラップで包むか密閉容器に入れて保存してください。

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引き出しには果物や野菜を入れましょう(ただし、きのこを入れるには湿気が多すぎるかもしれません)。

冷蔵庫のドアは庫内で最も温度が高い場所の1つなので、調味料、ピクルス、ジャムなど、傷みにくい食品の保存に向いています。

エチレンガスを出す野菜・果物は離して保存する

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新鮮な野菜や果物が周囲に及ぼす影響を意識しながら、冷蔵庫内のどこに置くか考えることはめったにありません。果物と野菜は野菜室に入れ、それ以上のことは考えません。しかし、これは犯しがちな間違いです。

エチレンガスが出ると果物や野菜が熟す原因になります。

エチレンガスを他の果物より多く出す果物が混じると、熟成するプロセスを加速させ、食品の劣化を早めてしまう可能性があります。

そのため、リンゴ、キャベツ、キノコ、マンゴーなどはお互いに距離を取って保存する必要があります。Insiderが、一緒に保存していい農産物と離して保存した方が良い農産物をわかりやすいリストにしています。

保存容器を利用して庫内の見やすさと機能性を高める

冷蔵庫の中にあるものは、どれもそれぞれに専用の置き場所が必要です。

バスケットや小さい容器を購入すると、食品を分類して収納スペースを増やすことができます。

ビール、天然発泡ミネラルウォーター、炭酸飲料は、缶ホルダーを買って収納しましょう。缶ホルダーを使用すると、冷蔵庫内のスペースを節約できて、より多くの缶を収納できます。保存する食品の種類ごとに区画が必要です。

整理整頓に慣れていなくて、どこから始めればいいのかわからない場合は、スターターキットを購入しましょう。

保存容器のキットは、家庭での食品貯蔵システムを構築するためのロードマップです。

予算が限られている場合は、安売りの店やドラックストアの安い容器で十分ですが、スタッキングするとき工夫が必要になるかもしれません。

最終的には、牛乳の後ろで腐っている食品を発見したりすることがなくなり、食品廃棄を減らすことができるでしょう。

Source: Waste 360, The Hub, Insider, Target
Aisha Jordan – Lifehacker US[原文
訳:春野ユリ

ライフハッカー[日本版]

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