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「気持ちよく生きる」にはどうしたらいい? LOHASなライフスタイルを送る人たちに話を聞く「Interview 気持ちよく生きる」。

今回は、味の素株式会社主催の「食と健康の未来フォーラム」にパネリストとして参加した、モデルの長谷川ミラさんにインタビュー。1997年生まれの長谷川さんは、普段から社会問題について発信を重ねるZ世代を代表するインフルエンサー。今回は、気持ちよく生きることとは切り離せない、毎日の「食」への思いを聞きました。

母のおかげで食べることが大好きに

まずは直球で、食への関心について。長谷川ミラさんにとって食べることとはどんなことでしょう?

「食べることは大好きです! 美味しいごはんのために仕事をしていると言ってもいいくらい。食べることは1日の大きな楽しみです。仕事は不規則ですが、食事のことを考えてスケジュールを組んでもらうなど、食事をとても大事にしています」

明るく笑顔いっぱいで「食べることが好き」と即答してくれた長谷川さん。ですが、幼い頃は違ったと言います。

「幼少期からアレルギーがあって、そもそも食べられないものがたくさんありました。さらに偏食気味で、8才ぐらいまでは洋食が苦手、和食しか食べられませんでした。

でも、母がいろんな工夫をしてくれて、少しずつ食べられるようなったんです。いま食べることが大好きなのは、母のおかげですね。あと、通っていた小学校の給食が特別美味しかったことも、食べる楽しさを実感する機会になったのかもしれません」

食事は我慢しすぎずハッピーに。バランスを意識しています

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長谷川さんは、SNSやラジオ、テレビなど、さまざまな媒体で活躍。その姿を見るたびに感じるのは、ヘルシーでナチュラルな雰囲気。毎日の食事ではどのようなことを心がけているのでしょうか?

「大事にしているのは『バランス』ですね。一人暮らしですし、なるべく自炊をするようにしています。でも忙しいときもありますし、ストイックになりすぎないことが大切かなって。調理しやすいカット野菜を使ってササッと作ることも多いです。

カロリーに関してもバランスだと思っていて、カロリーの高いものも食べたいときは食べて、前後の食事で調整します。例えば、ジャンクフードも我慢しないで、その後の食事を野菜中心にするなどしてバランスをとっています。

1食ずつ楽しみながら、トータルでバランスを考えられたらいいと思うんです」

もちろん、栄養にも気を使っています。

「むくみやすい体質なので、カリウムを意識して摂ることが多いですね。バナナを食べたりアボカドを料理に使ったり。できることを、気軽に試しています。

自分の生活スタイルや環境に合うものを知り、我慢や無理をしすぎない形で続けること。それが長い目でみてハッピーでいるために大切だと思っています」

食品添加物はまだまだ知らないことだらけ。もっと知りたい!

今回開催された味の素株式会社主催「食と健康の未来フォーラム」のテーマは、食品添加物。こちらの安全性について専門家とともにディスカッションを深めました。

長谷川さんは普段から、加工食品を選ぶ際、ラベルをチェックしたりホームページで安全性を確認したり、積極的に調べていたそう。

「『無添加』という表示があると安心感がありますが、今回のフォーラムで、『“無添加”という表記には現在決まりがなく、何か1つでも入れなければ無添加として表示できてしまう(※例えば、保存料を使っていないが着色料は使っている、という場合でも“無添加”と表示することが可能)』という話には驚きました。これ以外にも、誤解をしていることがきっとたくさんあるんじゃないかと思います。食品添加物の表示は大事なことなので、もっと正しい情報が入りやすくなるといいですね」

今回のテーマである「食品添加物」については、「現在販売されている食品は、安全管理が徹底されており、人間が一生をかけて毎日食べてもまったく健康に影響がないレベルである」という説明もありました。

「このお話にも驚きました。ですが、今回の短いディスカッションの時間では、私の食品添加物に対する疑問や不安を完全に拭い去ることはできませんでした。まだまだ、私自身、勉強することが必要だと思います。

なので、まずは企業のSNSをフォローすることから始めてみようかなって。企業の取り組みや食品添加物について、もっと知ってみたいと思います」

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9月1日に行われた「食と健康の未来フォーラム」のパネリストの皆さん。左からモデレーターの下村健一氏(令和メディア研究所 主宰)、唐木英明氏(東京大学名誉教授 公益財団法人食の安全・安心財団理事長)、長谷川ミラさん(モデル)、りゅうちぇるさん(タレント)、斉藤俊二氏(株式会社セブン-イレブン・ジャパン QC・物流管理本部)、西井孝明氏(味の素株式会社 取締役 代表執行役社長)

「少し自己チュー」に生きる。プラスのバイブスでありたいから

最後に、長谷川さんが「気持ちよく生きる」うえで大切にされていることを伺いました。

「『少し“自己チュー”に生きる』ことです。

自分が求めていることを知り、自分をハッピーにすることがまず大切だと思っています。そうじゃないと、人にプラスのバイブスを与えられないから。自分にもう少し優しくするだけで、相手にも少し優しくなれます」

「自己チューというと受け入れられにくいかもしれませんが、『少し』がポイントです」と笑う長谷川さん。「これもやはり『バランス』ですよね。何事もやりすぎはよくないなと思っています」

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長谷川ミラ(はせがわ・みら)
1997年7月7日生まれ。南アフリカと日本のハーフ。2016年に『テラスハウス』ハワイ編に出演。現在はモデル活動と並行して、社会問題×ファッションに関するコミュニティ「mimo(ミーモ)」の運営や、SDGsについての情報発信を行う。

写真提供/味の素(株)主催「食と健康の未来フォーラム」

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