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暑い夏に焼菓子を作るのは、少しおっくうに感じるかもしれません。でも、レモンの風味が爽やかでひんやり感も楽しめる「レモンムースタルト」なら、重い腰が上がるかも?

マイロハスの連載「野菜をひと皿」でおなじみの料理家・松本日奈さんがおすすめのレシピを教えてくれました。

レモンムースタルト

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<材料(15cmケーキ型1台分)>
【タルト生地】
無塩バター…120g
卵…1個
薄力粉…70g
きび糖…60g
アーモンドプードル…50g
レモン(ノーワックス)…1/2個⇒(皮と搾り汁大さじ4を使用)
レモンの搾り汁…大さじ1
【レモンムース】
きび糖…60g
卵…1個
生クリーム…100ml
粉ゼラチン…6g
水…大さじ2
レモンの搾り汁…大さじ3

<準備>
・バターと卵は室温に戻しておく。
・レモンの皮はみじん切りにしておく。レモンの搾り汁はタルト生地用に大さじ1、ムース用に大さじ3をとっておく。
・ゼラチンは分量の水でふやかしておく。
・薄力粉とアーモンドプードルをふるっておく。
・湯煎用に水をあたためておく。

<作り方>
(1)タルト生地を作る。ボウルにバターを入れ、泡立て器ですり混ぜる。やわらかいマヨネーズ状になったら、きび糖を加えて混ぜ、溶いた卵を少しずつ加えて全体をよく混ぜる。
(2)薄力粉とアーモンドプードルも加えて混ぜ、レモン汁を加えて混ぜる。型に流し入れて180℃のオーブンで約25分、焼き色がつくまで焼く。焼き上がったら冷ましておく。
(3)レモンムースを作る。ボウルに卵、きび糖を入れ混ぜ、レモン汁を加える。湯煎をして混ぜながらあたためる。水でふやかしたゼラチンを加え、よく混ぜながら溶かす。少しずつとろみがついてくるので、湯煎からおろして粗熱をとる。
(4)別のボウルに生クリームを七分立てにし、(3)とレモンの皮の半分を入れて混ぜる。氷水にあてながら混ぜているとぽったりした濃度がついてくるので、タルト生地の上にドーム状になるようにのせる。冷蔵庫で冷やして、残り半量のレモンの皮を散らす。

しっとりしていて満足感があって、フレッシュさもある欲張りなお菓子です。レモンはぜひ国産のノーワックスのものを使ってください。よく冷やすとカットしやすくなります

暑くて、どうしても冷たいものばかり口にしてしまいがちですが、レモンムースタルトは温かな飲み物との相性も抜群。心と体を休めるティータイムをゆっくりとお過ごしください。

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松本日奈
料理家。オリーブオイルをはじめとした南仏の調味料ブランド「ラ プティット エピスリー」目黒本店の料理教室などでシンプルで飽きの来ない料理を教えている。インスタグラム

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