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低脂肪、低糖質、高タンパクという特徴から、ヘルシー食材として大人気の「鶏むね肉」。スタイルキープに効果的な食材であるだけでなく、じつは肌や髪、目の健康美にも役立つ食材であることをご存知でしょうか。今回は管理栄養士の水谷俊江さんが、改めてそのメリットとおいしい食べ方を紹介してくれました。

定番「サラダチキン」はここがスゴイ

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鶏むね肉の魅力が広く知られるようになったきっかけといえば、鶏むね肉を蒸して味つけした「サラダチキン」。コンビニなどで手軽に手に入り、袋から出してすぐに食べられる便利さから大ヒットしました。

水谷さんによると、サラダチキンの魅力は次の3つ。

・高たんぱく質(1パックで1食分のたんぱく質)
・低脂肪、低糖質、低カロリー
・手軽に手に入り、調理いらず

(「Diet Plus」より引用)

多くのサラダチキンは1パック(約100g)あたり約100kcal。コンビニのおにぎり半分と同じくらいのカロリーですが、約22gのタンパク質を摂取することができるそう。さらに、鶏むね肉の糖質量は0g、脂質は1g未満。皮付きの鶏もも肉と比べると、脂質量はたった1/10なのです。

そして、水谷さんが鶏むね肉をすすめるもう1つの理由が、「美のビタミン」「目のビタミン」と呼ばれるビタミンAが豊富なこと。肌や髪、目のうるおいや輝きを保つエイジングケアとしても、ぜひ取り入れたい栄養素です。

おいしく仕上げるポイントも。鶏むね肉のおすすめレシ

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鶏むね肉は比較的リーズナブルで、毎日の食卓に取り入れやすいのも嬉しいところ。肉自体の味わいが淡泊なので飽きやすいのが難点ですが、具材や味つけを変えれば解決できます。水谷さんおすすめの簡単レシピがこちらです。

1.「鶏といろどり野菜の白ワイン蒸し」

鶏むね肉にフライパンで焼き色をつけてから、白ワインを加えて野菜と一緒に10分蒸すだけ。ローズマリーの爽やかな香りがいいアクセントです。

2.「大根と鶏むね肉のとろ旨煮」

かつおだしで鶏むね肉と大根を煮込み、やさしい味わいのひと品に。ご飯にかけて丼にして、わさびを少し添えて食べるのもおいしいとのこと。

「むね肉の淡白であっさりした味は、煮物や蒸し物がとても合う」と水谷さん。むね肉がパサパサしないように片栗粉をまぶしてから煮たり、加熱しすぎないようにしたりすることもおいしさのポイントだといいます。サラダチキンと合わせて、ぜひ毎日の食事に活用してみてください。

鶏むね肉を使いこなそう

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水谷俊江(みずたに としえ)さん
管理栄養士。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムも執筆。南米、北米で10年間生活したなかで、改めて日本の食文化の偉大さを実感。ひとりひとりに合った形で、太る習慣を無理なく改善できる方法を提供中。

Diet Plus

image via Shutterstock

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