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睡眠に関する研究が進むにつれて、「寝ないと太る」という説が知られるようになってきました。この不思議な現象が起きるのは、睡眠中に多くが分泌される2つのホルモンが原因。知っておきたい睡眠と体の関係について、「Diet Plus」からご紹介します。

「寝ないと太る」本当の理由

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人間にとって睡眠が不可欠なのは、体や脳を休めるためだけではありません。じつは体型維持やエイジングケアにも重要な役割を果たしているとのこと。そこには2つのホルモンの働きが関係しています。

ひとつは、脂肪細胞から分泌される「レプチン」。レプチンは満腹中枢に作用して、食べすぎやドカ食いを防いでくれるホルモンです。

そしてもうひとつは「成長ホルモン」。成長ホルモンは筋肉を作り、脂肪分解作用をはじめとする新陳代謝を活発にしてくれるホルモンです。

レプチンと成長ホルモンは、どちらも睡眠中に多くが分泌されます。つまり、ホルモンがしっかり分泌されるような“正しい睡眠”をとらないと、これらの恩恵を受けることができないのです。

“正しい睡眠”のための4つのポイント

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それでは、“正しい睡眠”をとるためにはどうしたらよいのでしょうか。ポイントは次の4つです。

1.入眠後の3時間を大切に

成長ホルモンは眠りについてから、およそ3時間以内に分泌されると言われており、特に眠ってから深い眠りに入る約90分間が最も多いそうです。

(「Diet Plus」より引用)

成長ホルモンの分泌を促進するためには、眠りについてから3時間の睡眠の質を高めることが重要です。途中で起きたりしないように、眠るための準備をしっかり整えてからベッドに入りましょう。

2.シャワーで済ませず湯船につかる

睡眠は体温と大きく関連していて、人間は体温が下がったときに眠気が起こると言われています。寝る前に湯船につかって体温を少し上げておくと、就寝時のタイミングでちょうどよく体温が下がり、ぐっすりと眠りにつけるでしょう。

(「Diet Plus」より引用)

寝つきの悪さを自覚している人は、ぜひシャワーで済ませずお風呂に入ってみてください。ぬるめのお湯に、就寝の1時間~1時間半前ぐらいに入ると、ちょうど良いタイミングで眠気が訪れるようです。

3.寝る前にスマホやテレビを見過ぎない

電子機器からはブルーライトと呼ばれる青い光が発せられているため、ブルーライトによって脳が覚醒すると言われています。これらは、快眠を妨げて不眠を引き起こす原因となるため、就寝前は脳を休ませ、穏やかに過ごすことがオススメです。

(「Diet Plus」より引用)

眠る前のひとときに適しているのは、スマホよりも本や雑誌。スマホはベッドから少し離れた場所に置いておくのもいいかもしれません。

4.朝日を浴びて体内時計をリセットする

目覚めたらまず最初に、太陽の光を浴び体内時計をリセットさせましょう。体内時計は一般的に25時間と言われており、1日の24時間とは1時間のズレがあります。このため、毎日朝日を浴びてズレをリセットさせてあげないと、睡眠の妨げになってしまう可能性があるのです。

(「Diet Plus」より引用)

“正しい睡眠”をとるための準備は、朝起きたときから始まっています。目覚めたらまず窓のカーテンを開けて、太陽の光を浴びながら深呼吸してみてください。

心地よい体を手に入れるには、毎日の“正しい睡眠”から。4つのポイントをぜひ取り入れてみてくださいね。

ぐっすり眠れていますか?

Diet Plus

image via Shutterstock

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