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脳トレよりも「1日1杯のスープ」を。脳に栄養を与え、頭の回転を良くするには

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田邉愛理

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記憶力や集中力低下の原因のひとつは、長年にわたり脳に悪影響を及ぼす物質「アミロイドβ(脳のゴミ)」──そう語るのは、脳神経内科医の内野勝行(うちの・かつゆき)先生(金町駅前脳神経内科院長)。

『記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯脳のおそうじスープ』(アスコム)から、「脳のゴミ」の蓄積を防ぎ、頭の回転が鈍くなるのを最小限に防ぐ方法をご紹介します。

「脳トレ」の科学的根拠は不十分?

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テレビで大人気の「脳トレ」やクイズ番組。本気で解こうとしてもサッパリわからず、「脳が衰えてきているのかも。脳トレしなきゃ」と焦った経験がある人は少なくないと思います。

脳トレが支持されるのは、脳トレのもつ知能や認知機能の向上効果への強い期待感の現れです。しかし脳神経内科医である著者は、脳トレへの過度な期待、とくに認知症を防ぐというイメージに対して疑問を投げかけています。

たとえば、スコットランド・アバディーン王立病院のロジャー・スタッフ氏およびアバディーン大学の共同研究では、クロスワードや数独(パズルの一種)のような脳トレによる、知力低下(つまり認知機能の低下)を防ぐ効果はない、という研究データを発表しています。

また、スタンフォード大学長寿研究センターとドイツのマックス・プランク研究所人間発達研究部門から、脳トレゲームの効果は科学的根拠が不十分である、という声明が発表されたことがニュースになったこともありました。

(『記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯脳のおそうじスープ』23ページより引用)

脳の認知機能を維持するためには、脳トレよりも手先を使い脳も使う、楽器の演奏やキルトのデザイン、庭いじりなど感情に働きかける活動が適していると著者。何よりも大切なのは、「脳の栄養不足」を防ぎ、「脳のゴミ」をスムーズに排出する食事だと語ります。

脳の機能と免疫力を低下させる「脳のゴミ」

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認知症を引き起こす病である「アルツハイマー病」を防ぐために、著者がもっとも注目するのが「アミロイドβ(ベータ)」というタンパク質です。

アミロイドβとは、脳神経細胞を死滅させる毒性の高いタンパク質の一種です。正式には、アミロイドβペプチドと呼ばれています。このアミロイドβが脳に溜まるとアミロイド線維という硬い糸くずのようなものになり、それが脳神経細胞のまわりに沈着して溜まっていきます。そしてその量が増えると、脳の機能が低下していくというわけです。免疫力を低下させる原因になるのも、アミロイドβの恐ろしいところです。

(『記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯脳のおそうじスープ』34~35ページより引用)

著者いわく、加齢とともに蓄積されていくアミロイドβはまさに「脳のゴミ」。そして、ゴミが溜まるのを防ぐためには、薬に頼るのでも脳トレでもなく、脳に栄養を与えることがもっとも重要だといいます。アミロイドβの発生を防ぎ、体内からスムーズに排出するためには、「脳をおそうじ」できる栄養素を毎日摂る必要があるからです。

熱湯を注ぐだけ。「脳のおそうじスープ」を冷凍保存

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そこで著者が提案するのが、「脳のゴミ」の排出に効果的なαリノレン酸、抗酸化作用のあるリコピン・セサミン・アスタキサンチン、脳神経の材料になるレシチン、脳の血流をサラサラにするDHA・EPA、脳機能を活性化するγオリザノールなど、脳をサポートする成分が豊富に含まれたスープの活用です。

材料はトマト、蒸し大豆、くるみ、桜えび、すりごま、ツナ缶、塩、中濃ソース、こめ油の9種類。材料を混ぜて揉み、冷凍保存しておくまでが下準備。あとは「スープの素」を割って熱湯を注ぎ、こめ油を少々垂らせば完成です。

簡単に作れるインスタントスープですが、「脳のおそうじ」に効く栄養素がたっぷり。これだけの成分を料理から摂ることを考えるとクラクラしますが、1日1杯のスープで良いなら続けられそうですね。

記憶力や集中力をアップしてパフォーマンスを高めたい人はもちろん、認知症はまだまだ遠い未来の話と思っている人も「脳のおそうじ」は意識して損はなさそうです。

朝食や小腹が空いたときにもぴったりの、香ばしく満足感のあるスープ。本書には詳しい作り方や簡単なアレンジメニューのバリエーションも紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。

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記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯脳のおそうじスープ

image via Shutterstock

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