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世界の「こんまり®」の働き方改革。追い詰められたときの奥の手とは?

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田邉愛理

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「家を片づけると人生がときめくのと同じように、ワークスペースを片づけることでキャリアがときめく、整う、うまくいく」。そう語るのは、“こんまり ® メソッド”で世界規模の片づけブームを巻き起こしている近藤麻理恵さん。新刊の『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』(河出書房新社)では、「仕事もキャリアもごちゃごちゃな毎日」を、片づけで劇的に変える方法を教えてくれました。

「ときめくかどうか」で働き方を見直す

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2011年1月に刊行した『人生がときめく片づけの魔法』が、世界で1200万部を超える大ヒットとなった近藤さん。2015年春には米『TIME(タイム)』誌で「世界で最も影響力のある100人」に選出され、Netflixの冠番組『KONMARI~人生がときめく片づけの魔法~』が190か国で放映されるなど、片づけコンサルタントとして世界に名を馳せる存在になりました。

「ときめくかどうか」の基準で残すモノを決めるというのが、近藤さん独自の“こんまり ® メソッド”。おうちの片づけの専門家というイメージが強いだけに、「仕事も“ときめき”で整理できるの?」と違和感をおぼえる人もいるかもしれません。

しかし、「ときめくモノを選ぶ」という行為の根本は、片づけをしながら自分と向き合い、人生において何が大切かという価値観を見つけ出すこと

仕事で混乱しがちなデジタルデータの整理やスケジュール管理、先延ばしにしている決断、いたずらに時間を奪う会議や人脈のケアも、“こんまり®メソッド”を応用すれば正しく片づけることができます。自分の価値観が明確になることで、片づけ後のワークスタイルが変わり、人生そのものがよい方向に自然と変わっていくのです。

リバウンドを防ぐ「片づけ前のマインドセット」

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本書がこれまでの近藤さんの本と違うのは、ライス大学のビジネススクールの教授であり、組織心理学者のスコット・ソネンシェイン教授との共著となっていること。近藤さんのメソッドをソネンシェイン教授が科学的研究やデータで裏づけることで、より実践的な指南書となっています。

第2章「片づけでリバウンドしないために」で説かれるのは、物理的に「片づいたデスク」を保つ方法。近藤さんいわく、片づいたデスクをキープできる人と、リバウンドしてしまう人には違いがあるそう。それは、「片づけ前のマインドセット」です。

まずは片づけをする前に、「自分にとって、ときめく働き方はどんなものか?」「仕事をする上で、大切にしたい価値観は何なのか?」と問いかけてみましょう。

その上で、映像でイメージできるくらい、「理想のワークスタイル」を具体的に考えていきましょう。

(『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』48ページより引用)

「理想のワークスタイル」をイメージすることで、「こんな毎日を送りたい」という気持ちが自然に湧いてきて、片づけのモチベーションが維持しやすくなると近藤さん。

そのためには「環境」「行動」「感情」の3つの要素を軸に、自分の毎日が映像として思い浮かべられるくらい、詳細に思い描くことが必要だといいます。

「ハートのあたりがキュン」とする感覚が大事な理由

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まずは、自分がどんな場所で、どんなふうに仕事を始めたいのかを想像してみましょう。理想のインテリア、仕事のお供のドリンクやおやつ、やるべきことがサクサク進んだときのうれしい気持ち──。とにかく具体的に、そのときの「感情までイメージしてみる」ことが大事なのだそう。

なんとなく、ハートのあたりがキュンとしたり、胸のあたりがあたたかく広がるような感覚がありませんか?

こんな風に、頭で考えるだけでなく、実際に体の感覚までも使ってイメージをすることで、理想の状態をまるで経験しているような感覚を得ることができます。

(『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』50ページより引用)

仕事まわりの片づけというと、どうしても「効率化」や「生産性アップ」など、成果を導く方法で考えてしまいがちです。でも、そこに「ときめき」の感覚を持ってくるのが“こんまり®メソッド”のすごいところ。

「キュンとする」といった体感を大事にすることで、忙しいと忘れがちな本当の自分の望みや、理想の働き方のイメージがはっきりと見えてくるようです。

「ときめく時間」は強制的に作る

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「片づけをすれば人生がときめく」という“こんまり®メソッド”を、近藤さんはこれまで、自分自身のキャリアを通して実証してきました。しかし、米『TIME』誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたあとは、世界中から仕事の依頼が殺到し、心身ともに疲弊してしまった時期があったといいます。

片づけメソッドを広める絶好のチャンスと、できる限り仕事の依頼を引き受けていたのですが、ちょうど妊娠の時期と重なったこともあり、次第に心も体もボロボロに……。仕事が終わって夜になると、感情がコントロールできず、涙が止まらない日もありました。

(『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』162ページより引用)

「このままではいけない!」と、これを機に働き方を変えていったという近藤さん。忙しいときほど「自分がときめくこと」「やりたいことができる時間」を強制的にとることで、いいエネルギーで仕事に向き合えるようになったと綴っています。

忙しいとき、多くの人は自分のことを後回しにして、先に仕事や家族の予定を入れてしまいます。でも、まずは自分をよい状態にするための時間を先に取り、残った時間で仕事のスケジュールを組み立てるというのが近藤さんの提案です。

どんなときも自分を第一優先にするのは、自分の幸せに自分で責任を持つということでもあります。そのほうが結果的には、仕事も、大切にしたい人との関係もうまくいくのかもしれません。

2020年も残りあとわずか。本書のページをめくりながら、自分がどんなときに「ときめく」のか、これからどんなふうに働きたいのかに思いを巡らせて、1年を締めくくってみてはいかがでしょうか。

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※ 「こんまり」はKonMari Media, Incの登録商標です。

Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる

image via Shutterstock

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