1. Home
  2. MIND
  3. 昔も今も根強い人気!「オバサンパーマ」が好まれる理由とは?

昔も今も根強い人気!「オバサンパーマ」が好まれる理由とは?

「おばさん」て誰のこと?

53,508

田中ひかる

20200727-top

「おばさん」をキーワードに、揺らぐ年齢観や女性の価値観の変化を、歴史社会学者の田中ひかるさんがつづる連載第2回目は、今でも人気の“オバサンパーマ”について。

なぜわざわざ“オバサンパーマ”なのか

20200727-1

前回書いたように、かつて女性たちは結婚して家庭に入り、子どもを産めば一丁上がりとばかりに、“オバサンパーマ”の「おばさん」になりました。

なぜわざわざ“オバサンパーマ”をかけて「おばさん」らしくしていたのかと謎に思うかもしれませんが、当時はとりあえずパーマをかけることが大人の女性の身だしなみだったのです。そして、現在のようにパーマのバリエーションが多くはありませんでした。

ちなみに“オバサンパーマ”の正式名称は「オールパーパス」。つまり「多目的」「万能」。髪全体をロッドで平巻きにすると「オールパーパス」ができあがります。応用が利くため、美容学校ではカットマネキン(練習用の頭部のみのマネキン)を使って繰り返し練習させられるそうです。

名前のとおり「万能」

20200727-2

現在でも、わざわざ“オバサンパーマ”をかける人がいるのか気になり、「オバサンパーマ」でネット検索したところ、意外にも根強い人気を保っていることがわかりました。

個人差もありますが、髪は年齢とともに少なくなります。細くなり、コシもなくなるため、パーマがかかりづらい。その点、“オバサンパーマ”はキツいパーマであるため、どんな髪にもかかり、手入れが簡単なわりに長持ちするのです。そしてもちろんボリュームも出ます。名前のとおり「万能」で、高齢女性に優しい髪型と言えます。

そういえば、“オバサンパーマ”を紫やブルーに染めた上品な高齢女性をときどき見かけますよね。かつての“おばさんパーマ”は、上品な「おばあさんパーマ」に進化したようです。

薄毛のダブルスタンダード

20200727-3

最近では、毛量を解決する手段として、パーマではなくウィッグを選ぶ女性も増えています。

「かつら」というと男性用を思い浮かべる人が多いと思いますが、日本では女性用が先に商品化されました。薄毛人口は男性のほうが多いのですが、切実にウィッグを求めたのは、女性たちだったのです。そして現在も、かつら(ウィッグ)のトップメーカーであるアデランス、アートネイチャーともに、女性用ウィッグの売上げのほうが大きいのです。

「ハゲは成人男性の問題」と見なされている社会にあって、女性の薄毛はよりデリケートな問題です。だからこそ、女性用ウィッグは静かに進化を遂げてきたのでしょう。性能が良くなれば良くなるほど、存在感が薄れる。それがウィッグなのです。

薄毛になっても、男性は自然に任せたり、思い切って丸刈りにしたりする人が少なくありませんが、女性はほとんどが何らかの対策を講じます。これは、女性の容貌に対する視線の方が、男性のそれよりも厳しいためでしょう。ルッキズム(容貌差別)にも、性のダブルスタンダード(二重基準)があるのです。

ヘアケアに悩んだらこちらをチェック

髪を、太く・強く・ツヤツヤに生まれ変わらせるための食事法

薄毛・抜け毛、髪のダメージ、乾燥やツヤのなさを本気でケアしたいなら、食事から変えてみては? 管理栄養士がアドバイスします。さて、何を食べて何を控えれ...

https://stg.mylohas.net/2020/01/206612diet_hair.html

パサパサ傷んだ髪に! 「ツヤ、うる、さら」を叶えるマストアイテム

編集部が自腹で買ってるヘアケア・頭皮ケアとは? 速乾性・うるつやを叶えるシャンプー&トリートメントと、天然成分100%のマルチヘアオイルを紹介します...

https://stg.mylohas.net/2020/06/214433editors_cosme.html

田中ひかる

田中ひかる(たなか・ひかる)さん
歴史社会学者。1970年、東京都生まれ。女性に関するテーマを中心に、執筆・講演活動を行っている。近著『明治を生きた男装の女医―高橋瑞物語』(中央公論新社)ほか、『「オバサン」はなぜ嫌われるか』(集英社新書)、『生理用品の社会史』(角川ソフィア文庫)など著書多数。公式サイト

Photo by Getty Images 、images via shutterstock

    Ranking

    1. 結局、続けられる「体にいいこと」って? 編集部はごはんに混ぜるだけのコレでした

    2. 一度クサくしてしまった服を、劇的に復活させる方法。洗濯王子が教えます!

    3. 【クイズ】足がしびれた! 早く治すにはどうするのが正解?

    4. ミネラル入り麦茶は何がすごい? 駅伝の強豪校がとり入れるワケ

    5. 刺身と焼き魚、胃にやさしいのはどっち?

    6. 我慢しなくていい...。泣きたいときに泣いた方がいい理由

    7. ダイエットの勘違い。ぽっこりお腹は体重を減らしても解消されません!

    8. 2022年6月末ローンチ予定! MYLOHASが生まれ変わります

    9. 足裏を鍛えるといいことずくめ。1日10分の簡単エクササイズ

    10. 【診断テスト】あなたは何歳? 精神年齢をチェック

    1. 結局、続けられる「体にいいこと」って? 編集部はごはんに混ぜるだけのコレでした

    2. 一度クサくしてしまった服を、劇的に復活させる方法。洗濯王子が教えます!

    3. 【クイズ】足がしびれた! 早く治すにはどうするのが正解?

    4. 刺身と焼き魚、胃にやさしいのはどっち?

    5. 我慢しなくていい...。泣きたいときに泣いた方がいい理由

    6. ダイエットの勘違い。ぽっこりお腹は体重を減らしても解消されません!

    7. 週1回、16時間でOK。プチ断食をより効果的にする方法

    8. 足裏を鍛えるといいことずくめ。1日10分の簡単エクササイズ

    9. 【診断テスト】あなたは何歳? 精神年齢をチェック

    10. ミネラル入り麦茶は何がすごい? 駅伝の強豪校がとり入れるワケ

    1. 結局、続けられる「体にいいこと」って? 編集部はごはんに混ぜるだけのコレでした

    2. 一度クサくしてしまった服を、劇的に復活させる方法。洗濯王子が教えます!

    3. 【クイズ】足がしびれた! 早く治すにはどうするのが正解?

    4. 刺身と焼き魚、胃にやさしいのはどっち?

    5. 我慢しなくていい...。泣きたいときに泣いた方がいい理由

    6. ダイエットの勘違い。ぽっこりお腹は体重を減らしても解消されません!

    7. 週1回、16時間でOK。プチ断食をより効果的にする方法

    8. 足裏を鍛えるといいことずくめ。1日10分の簡単エクササイズ

    9. 【診断テスト】あなたは何歳? 精神年齢をチェック

    10. 2022年6月末ローンチ予定! MYLOHASが生まれ変わります

    Horoscope

    LUAの12星座占い

    毎月1日と15日に更新!

    プレゼント応募やおすすめ情報をGET!メルマガ会員登録はこちら