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「おばさん」って誰のこと? 連載第1回「女が年をとるということ」

「おばさん」て誰のこと?

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田中ひかる

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「何歳からがおばさん? 私は大丈夫?」「どうせおばさんだから……」

それまではヒトゴトだったのに、いつからか重くのしかかるようになる「おばさん」という言葉は、女性にとって少しやっかいな存在です。

そんな「おばさん」をテーマにした連載が始まります。

小気味よくつづってくださるのは、歴史社会学者の田中ひかるさん。女性にまつわる著書を多く持つ田中さんならではの見解は、ときに辛辣でときに痛快。読み進めると、気持ちが軽やかになるのを感じるはずです。

第1回目は、変化を見せる「おばさん像」や「年齢観」について。

ハタチ過ぎたら「BBA」

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「年をとることがまったく気にならない」という人もいると思いますが、「できれば年をとりたくない」という人のほうが多いのではないでしょうか。年をとるということは、外見や体力の衰えを感じながら、少しずつ死へ近づいていくということですから、憂鬱に感じて当然です。

しかも女性の場合、年をとるにつれて“世間からの扱い”も変わってきます。恋愛市場や結婚市場であからさまに“対象外”扱いされたり、変に気を使われて年齢を聞かれなくなったり。日本は、女性のほうが圧倒的に年齢を意識させられる社会なのです。

女子高生にして「ハタチ過ぎたらBBA」と生き急ぎ、30代にして「卵子の老化」という言葉に焦りを感じ、ある日「おばさん」と呼ばれて凍りつく。もちろん、「おじさん」と呼ばれてへこむ男性もいますが、「おじさん」が単に「若くない男性」を意味するのに対し、「おばさん」は「対象外」「図々しい」「ダサい」など多くの“負”のイメージを抱えています。

「おばさん」像の変化

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とはいえ、中高年女性のイメージが、数十年前とは大きく変わってきていることもまた事実です。

かつて女性たちは、結婚して家庭に入ると、さほど見た目を気にしなくなりました。まわりの主婦たちがみな似たり寄ったりの格好だったからです。

「中年のおばさん」といえば、ほとんどが「ちびまる子ちゃん」のお母さんのような“オバサンパーマ”で、ノーアピールの服装をしていました。「ちびまる子母」は1960年代の静岡の専業主婦ですが、私が子どもだった1970年代東京の専業主婦たちも、同様でした。

日本の社会には長らく、結婚して家庭に入ったら必要以上に装う必要はないという暗黙の了解があったのです。子どもの参観日や、入学式、卒業式などの学校行事の際に、ここぞとばかりにおしゃれに力が入ってしまうのは、普段の反動だったのかもしれません。

揺らぐ「年齢観」

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今は女性の社会進出が進み、結婚後も外で働く女性が増え、中高年女性の髪型もファッションも多様化しました。さらに健康志向の高まりや、医学、美容技術の進歩によって老化のスピードが緩やかになり、「中年だけど“おばさん”とは呼びづらい」女性が増えてきました。「美魔女」を例に挙げるまでもなく、“年齢観”が揺らいでいるのです。

現代の日本社会に生きる私たちは、良くも悪くもアンチエイジングの術を持っており、ある程度「見た目年齢」をコントロールすることが可能です。だからこそ「どこまでやるか?」というあらたな悩みも生じます。いずれにしても、刻一刻と“年齢観”が変化するなか、年齢に囚われることは損でしかありません

おばさんと呼ばせない!

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profile

田中ひかる(たなか・ひかる)さん
歴史社会学者。1970年、東京都生まれ。女性に関するテーマを中心に、執筆・講演活動を行っている。近著『明治を生きた男装の女医―高橋瑞物語』(中央公論新社)ほか、『「オバサン」はなぜ嫌われるか』(集英社新書)、『生理用品の社会史』(角川ソフィア文庫)など著書多数。公式サイト

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