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マスクをしていても感情や表情は伝わる? 【研究結果より】

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MYLOHAS編集部

マスクをする女性

Image: Shutterstock

──ライフハッカー[日本版]より転載

マスク着用は、コロナ感染予防のため世界中で定番になりました。

マスクをして口と鼻を覆っている時、その人の表情や感情は他人にわかってもらえるのでしょうか。それとも、マスクはコミュニケーションの妨げになるのでしょうか

マスクをしていても感情や表情は伝わる

マスク

image via shutterstock

顔の半分が見えない時、人のコミュニケーションはどう変わるのかをリサーチした人がいました。フンボルト大学ベルリンで顔の表情や感情の研究をしているUrsula Hessさんです。

Scientific Americanによると、彼女の研究からわかったのは、マスクをしていても相手の感情は理解できるということなんです。

相手の表情を理解する能力は、口と鼻がマスクで覆われていても衰えないのです。心からの笑顔は口元だけが動くのではなく、大頰骨筋や眼輪筋など顔の筋肉も縮みます。口角が上がり、目のまわりに笑いじわができます。

この研究では、相手の感情を理解するのに通常は目のまわりを見るだけで十分だったのです。スカーフやニカブやマスクをつけている場合についてこの点を調べました。

Scientific Americanより引用翻訳

そのほかにも、感情は体の動作や話し方でもわかることが判明しました。笑顔の時の声は「明るく」聞こえて、真剣な顔の場合には「暗く」聞こえるそうです。

逆に言えば、自分がマスクをしていても相手にこちらの感情や表情はかなり伝わっていそうです。

マスク着用とコミュニケーションについて考えた

マスクをして会話する人たち

image via shutterstock

自分の経験を振り返ってみました。国際空港勤務時代には、マスクをした多くの、特にアジアからのお客さんと接しましたが、マスクをしていても相手の感情が比較的わかることを思い出したのです。

特に感謝や喜びなどポジティブな感情はたしかによくわかりました。当時は気づきませんでしたが、それは顔の見えている部分の動きや声が感情を表現していたからなんですね。

コロナ禍前からマスクをすることが当たり前だった日本人なら、マスクを着けている他人の表情や感情が意外にわかることは実感しているかもしれません。

一方、アメリカ生活においてはアメリカ人のマスクに対する拒否感を長年感じていました。「マスク着用者=怪しい人」という不文律のようなものがありました。

それは今でもなくなったとは言えませんが、コロナ感染予防としてマスク着用が奨励されマスクを着ける人が増えるにつれ、少しずつマスクに対する抵抗感やマイナスイメージも薄れてきているようです。

マスクに対するネガティブな思い込みが一気に変わったらいいなと思います。

アメリカ人のマスクへの抵抗感を考えた時に、アメリカ人の見知らぬ人にもニコニコする、笑顔で接する傾向も無視できないでしょう。

アメリカ人が他人にも笑顔で接することは、言葉の通じない可能性がある移民が多い社会であることから、笑顔が円滑なコミュニケーションツールとして使われていることがありました(Mashing Up参照)。

マスクで「大きく開けた笑顔の口」が隠されてしまうことがアメリカ人のコミュニケーションに影響を与えて、マスクへの抵抗感や違和感につながっている可能性もあると思いました。

日本には「目は口ほどに物を言う」ということわざが、そして英語にも同じ意味の表現があります。それはどうやら誇張ではないようです。

ただし、Hessさんの研究によると口と鼻が覆われているがゆえにわかりにくい感情もあるとか。それは恐怖と驚きで、それらの感情を表すのに口が重要な役目を果たしているからだそうです。

マスクは団結のシンボルになりうる

マスクをつける人々

image via shutterstock

マスクをしていても社会的なコミュニケーションを向上できるかという質問に、Hessさんはこう答えています。

マスクを団結のシンボルとして捉えれば可能です。もし、マスクなど顔を隠す布をお互いの思いやりの表現として考えられれば、人々を繋げることができるでしょう。

それによって地域意識が生まれ、パンデミックのせいで失われたかもしれないウェルビーイングの感覚を少しは取り戻せるのではないでしょうか。

Scientific Americanより翻訳引用

Hessさんの研究結果は後日公表される予定だとのこと。マスク着用がどうコミュニケーションに影響を与えるのか詳細に興味がわきます。

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