1. Home
  2. MIND
  3. 買い占め、買いだめはなぜ起こる? 焦らない心をつくる10のルール

買い占め、買いだめはなぜ起こる? 焦らない心をつくる10のルール

まだまだ家でもヘルシー #stayhome

1,192

ナカセコエミコ

トイレットペーパー

マスクの買い占め、トイレットペーパーの買いだめ行動。これらは、なぜ起こるのでしょうか。

情報の中に横行しているさまざまなデマ。思い込みの衝動を抑えて、困難のなかでも落ち着いた行動をすることが求められます。

しかし、どうすればそのように落ちついた行動が取れるようになるのか。ある本に、そのヒントが見つかりました。

10の思い込みを乗り越えよう

よい悪い

昨年、世界的ベストセラーとなったハンス・ロスリング『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(日経BP社)が今、あらためて注目されています。

著者のハンス・ロスリング教授は、医師であると同時に教育者としても有名な人物。そして、公衆衛生の第一人者でもあります。残念ながら2017年に他界しましたが、まさに本著が教授の遺作と言っても過言ではないでしょう。

教授は10の思い込みを乗り越えて、事実に基づいて正しく世界を見る方法を教えています。

10の思い込みとは、「分断本能」「ネガティブ本能」「直線本能」「恐怖本能」「過大視本能」「パターン化本能」「宿命本能」「単純化本能」「犯人捜し本能」「焦り本能」です。

そのうちの「分断本能」について、教授はこのように語っています。

ファクトフルネスとは……話の中の「分断」を示す言葉に気づくこと。それが、重なり合わない2つのグループを連想させることに気づくこと。

『FACTFULNESS』059ページより引用

会話や会議の流れの中で、相反する分断した2つの意見が見えてくるシーンがあります。しかし、多くの場合、実際には分断はなく中間部分に大半の人がいるようです。

「分断本能」を抑えるためには、分断を示す言葉に気づいて、目に見えない大半の人がどこにいるのかを探すことであるといいます。

そんな視点でニュースや会話を聞くと、分断されているかのように見える物事の中に、本当の真実が見えてきそうです。

「悪い」と「よくなっている」は常に両立している

SNSと女性

「世界はどんどん悪くなっている」といった話題が出ることがあります。それが正しい情報ではなく、悪い方向のフェイクニュースだった場合、うっかり踊らされてしまう。その原因として、「ネガティブ本能」が挙げられています。

ファクトフルネスとは……ネガティブなニュースに気づくこと。そして、ネガティブなニュースのほうが、圧倒的に耳に入りやすいと覚えておくこと。

『FACTFULNESS』094ページより引用

私たちの耳にはネガティブなニュースが入ってきやすく、物事がよくなったとしても、それを知る機会が少ないといいます。

だからといって、自分勝手な判断で事態を安易に楽観視すればいいというわけではなさそうです。たとえば、「悪いニュースを相殺すべく、よいニュースを積極的に見る」などといった方法は、真逆の勘違いを生んでしまうため、決してよい案ではないと教授は語っています。

「悪い」は現在の状態、「よくなっている」は変化の方向。頭の中に「悪い」と「よくなっている」という2つの考え方を、いつも同時に持つように心がけていくことが大事であるといえるでしょう。

「ネガティブ本能」を抑えるためには、「悪い」と「よくなっている」は常に両立しているという考え方を忘れないようにしたいものです。

自分の焦りに気づいて小さな一歩を重ねる

データを知る

今年は、デマが発端となった買い占めが問題になりました。自分自身のこんな行動を制していくためには、「焦り本能」を知ることが鍵になってくるようです。

ファクトフルネスとは……「いますぐに決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと。

『FACTFULNESS』307ページより引用

「焦り本能」とは、「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込みで、思考も行動も停止させられてしまうといいます。そんな「焦り本能」を抑えるためには、どうしたらよいのでしょう。

教授は、シンプルにこんなことを教えています。それは、自分の焦りに気づき、小さな一歩を重ねること。

「焦り本能」が顔を出すと、誰でも冷静に判断できなくなってしまいます。こんなときには情報を手に入れて、データにこだわることが大事なようです。

緊急で重要なことであればあるほど、データを見る。ただし、一見重要そうだけれど正確ではなかったり、正確であっても重要ではないデータには注意が必要です。

今、私たちに今できる一歩とは、混乱しているときにこそデマに惑わされることがないように、思い込みを乗り越えていくこと。正しいデータをもとに、物事を見て行動する知恵を磨いていきたいものです。

今こそ、知っておきたいこと

これからは「人を許せない」気持ちが増幅していく/脳科学者・中野信子さん

新型コロナウイルスが猛威を振るうなかで、脳科学者の中野信子さんは、今後「自分は絶対に正しい」、「他人の言動が許せない」という感情が引き起こす、激しい...

https://www.mylohas.net/2020/04/209713nobuko_nakano01.html?cx_click=pc_ranking

正義中毒の対象になるのは、集団のルールを乱す人/脳科学者・中野信子さん

脳科学者・中野信子さんが教える、「人を許せない」という正義中毒状態から自分を解放する方法。他人の言動を「許せない」と強い感情を持ち、正義感にかられて...

https://www.mylohas.net/2020/04/209777nobuko_nakano02.html

FACTFULNESS]image via shutterstock

    specialbanner

    Ranking

    1. ずっと続くクリスマス・ストーリー。「私だけの特別な物語」をつくろう

    2. 毎日がもっと楽しくなる。脱・顔のかゆみで、心と肌に上向きスパイラル

    3. 2020年11月23日〜今週の運勢 【LUAの12星座占い】

    4. 食後の血糖値を上げにくい「ロカボ」。摂っていい糖質は1食あたりどのくらい?

    5. 「良質なタンパク質」って? タンパク質を効果的に摂るには

    6. マスク着用で過敏になった肌にも。ディオールの「シカ成分」配合バーム

    7. ネガティブな気持ちも一緒に連れて生きよう/モデル・野沢和香[後編]

    8. 自律神経の乱れ、寝つきの悪さを1分で整える

    9. 自分を褒めることを習慣にしたら、人生が変わった/モデル・野沢和香[前編]

    10. ルールはたった2つ。医師考案の「夜はちみつ」で痩せる理由

    1. ずっと続くクリスマス・ストーリー。「私だけの特別な物語」をつくろう

    2. 毎日がもっと楽しくなる。脱・顔のかゆみで、心と肌に上向きスパイラル

    3. 腰まわりが全体的にすっきり!くびれをつくる「サイドプランク」

    4. 食後の血糖値を上げにくい「ロカボ」。摂っていい糖質は1食あたりどのくらい?

    5. 自分を褒めることを習慣にしたら、人生が変わった/モデル・野沢和香[前編]

    6. 自律神経の乱れ、寝つきの悪さを1分で整える

    7. 「良質なタンパク質」って? タンパク質を効果的に摂るには

    8. 更年期の不調に「個人差」があるのはなぜ? 日によって症状も程度も違うのは?

    9. 2020年11月23日〜今週の運勢 【LUAの12星座占い】

    10. ボーンブロスって? 免疫専門医が毎日飲んでいる「腸を強くするスープ」

    1. 毎日がもっと楽しくなる。脱・顔のかゆみで、心と肌に上向きスパイラル

    2. ずっと続くクリスマス・ストーリー。「私だけの特別な物語」をつくろう

    3. ボウルから一滴もこぼさない液体の注ぎ方。キッチンをきれいに保つ裏技

    4. 最高のパートナーってどんな人? 人生を愛で満たす人間関係のルール

    5. 美容好きも注目! 福本敦子さんの「自分を慈しむ」暮らしのヒント3つ

    6. 汚部屋と心はつながっている。心のガラクタを片づける秘訣とは

    7. ボーンブロスって? 免疫専門医が毎日飲んでいる「腸を強くするスープ」

    8. 脂肪燃焼効果が続き、むくみにも効果的なHIIT。体がぽかぽかあったまる

    9. こんなに「栗!」を感じるのは初めて。農家をサポートするベジターレの極みモンブラン

    10. 自分にとっての幸せを見つけるシンプルな4つの習慣/精神科医 Tomyさん【後編】

    Horoscope

    LUAの12星座占い

    毎週月曜日更新中!

    プレゼント応募やおすすめ情報をGET!メルマガ会員登録はこちら