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「未来のカデン」が実現! 後ろも簡単にヘアアレンジができる魔法の鏡

田邉愛理

女性のセルフヘアアレンジ

image via shutterstock

抜け感のあるヘアアレンジをしたいのに、「崩そう」とするとボサボサになってしまう――。その最大の原因は、自分の後ろ姿がしっかり見られないから。不器用を自認する多くの女性を悩ませてきたこの問題を、テクノロジーの力で解決する画期的なアイテムが誕生しました。

michor(ミチャー)」は、まるで友達の髪を結ってあげているときのように、自分の後ろ髪をリアルタイムで確認しながらヘアアレンジができるシステム。開発を手がけたのは、「Game Changer Catapult(ゲーム・チェンジャー・カタパルト)」のメンバーです。

“未来のカデン”の発射台

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「ゲーム・チェンジャー・カタパルト(以下、GCカタパルト)」は、パナソニック株式会社が“未来のカデン”を生み出すべく、2016年に立ち上げた新規事業創出のプラットフォーム。今回、「GCカタパルト」事務局の向奥裕基さん、福岡で「michor」の事業化に取り組む中島有季子さんと尾家瑶子さんにお話を伺うことができました。

「GCカタパルト」の“カタパルト”とは、飛行機の発射台のこと。モチベーションの高い人材=“ゲームチェンジャー”を世の中に発射していこうという意味が込められていると、運営部の向奥さんは話します。

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向奥裕基さん(以下、向奥さん)

これからは、世の中のビジネスモデルが根底から覆る。それに即応するには、本社やコア事業など中央からではなく、エッジ領域から変化を起こす必要があるという考えのもと、代表の深田昌則など4名が立ち上げたのが「GCカタパルト」です。

いまやパソコンや3Dプリンターを使えば、大企業だけでなく個人でもモノが作れる時代になりました。お客様に新しい体験やサービスを提供するためには、大量消費・大量生産を前提とした組織ではなく、もっと個人の思いや情熱、モチベーションをピックアップできる組織がいるのではないか。

でも、大企業でいきなりそれをやると社内での抵抗などが起きるかもしれない……。そこで、出島のように素早く動ける組織をということで「GCカタパルト」が生まれたんです。


今年で5年目を迎える「GCカタパルト」。当初は社内でも「何だこれは?」という目があったといいますが、誰かが手を上げるたびにモチベーションの輪が広がっていったそう。現在は1000名以上の社員が「GC」の活動に参加しているといいます。

ヒントは「身近な不便や困りごと」にある

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「GCカタパルト」のアイデアの源は、社員一人ひとりが日常で感じている不便や、身近な困りごと。それが結果的に広く社会課題の解決に繋がっていき、「SXSW(サウスバイサウスウェスト)」や「Slush Tokyo 2019」では、世界のイノヴェーターから注目浴びるまでに成長しています。

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向奥さん

これまで180以上の事業アイデアが生まれましたが、僕が印象的だったのは「DeliSofter(デリソフター)」。料理の見た目を変えずに、柔らかい介護食に変える家電です。

発案者は調理家電の工場で製造管理をしていた50代の女性社員。嚥下障害の母と同じ食事ができなくなり、食卓から笑顔が消えてしまったと。経営幹部にプレゼンしたところ、日本だけでも200万人も嚥下障害の方がいるという事実にみんなが驚いて、事業化につながったものです。


「GCカタパルト」では毎年4月~5月にアイデアのエントリーシートを募集し、モチベーションの高い人材へのアプローチを開始します。書類選考に通ると、いきなり経営幹部にプレゼン。そこで採択されたメンバーは、半年間にわたり起業家になるための育成プログラムを受けます。

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向奥さん

事業アイデアが形になると、「SXSW(サウスバイサウスウェスト)」や「Slush Tokyo 2019」にプロトタイプを作って出展し、外部の方の評価を受けて、それをもとにさらにブラッシュアップしていきます。「michor(ミチャー)」も、いままさにそうした形で動いているチームのひとつです。

一番身近な「見たくても見えないもの」

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michor(ミチャー)」の事業化を進める中島有季子さんと尾家瑶子さんは、ペットカメラや家庭用インターフォン、電話、ファクスなどの開発を手がける福岡の事業所に所属しています。

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中島有季子さん(以下、中島さん)

「見たくても見えないもの」って、離れている場所だけではない。もっと近い存在、自分自身の後ろ姿もそうだと。それが発想の原点です。

これまでも新規事業への取り組みはあったのですが、「GCカタパルト」ができるまでは、途中で中断してしまうことの繰り返しでした。でも、「GCカタパルト」のカリキュラムで顧客に聞くことの大切さを学んでからは、共感いただく人が増えていくことで、「やらなければ」という使命感が出てきて。今までの業務の仕組みでは、きっとできなかったと思います。


「ミチャー」というネーミングの由来は、「見ちゃあよ(見てあげるよ)」という意味の福岡の言葉と、「mirror(鏡)」の掛け合わせだそう。いまは実証実験に協力してくれる20店ほどのヘアサロンに「michor(ミチャー)」の試作機を導入したところ。これからが正念場で、フィードバックをもとに改善を繰り返していくと中島さんは話します。

「崩す」と「ボサボサ」は紙一重

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michor(ミチャー)」は、「ディスプレイミラー」と「カメラ」を部屋に設置することで、後ろ姿を表示してくれるという画期的なシステム。「見える、分かる、できる」をコンセプトに、女性の“なりたい”を叶える鏡を実現しました。

コンセプトの発案者のひとりである尾家瑶子さんは、ふだんからヘアアレンジをよくしているそう。「この2年『michor(ミチャー)』を使ってセルフアレンジをしていたら、すごく上達していまでは鏡がいらないくらい」と微笑みます。

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尾家瑶子さん

自分でできなかった人も、ヘアセットができるようになります!

いまのヘアアレンジは「崩す」という作業が一番難しいと思っていて。何も見ずに適当に引き出していると、ほぼボサボサになってしまうんです。でも「michor(ミチャー)」なら、後戻りせずに微調整できるので、失敗しなくなります


髪の毛ができあがったつもりで鏡を見て、ボサボサだったら、忙しい朝に「やり直そう」とはなかなか思えない。もうほどいていこう、ってなっちゃいますよね。「michor(ミチャー)」を使うことで、そういう残念な朝がなくなるといいなと思っています。福岡のデパートで行ったデモンストレーションに来てくれた友人も、「見えるとやれる気がする」と喜んでくれました。

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中島さん

ヘアサロンでも、襟足や髪のクセ、つむじの位置など、合わせ鏡では見てもらいにくい場所までお客様に説明できるので、ヘアセットやヘアアレンジの説明をしやすくなったと好評なんです。

michor(ミチャー)」によって、美容師さんとお客様のイメージのすり合わせが簡単になっただけでなく、的確なアドバイスができるようになったと。お客様も、施術の経過が見えるので「とても安心」というリアクションをいただいています。


人を魅力的にする、魔法の鏡

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現在はヘアサロンだけでなく、「接客業のバックヤードで身だしなみを整えるのに活用したい」、「試着室でお客様に後ろ姿をお見せしたい」など、さまざまな引き合いがきているという「michor(ミチャー)」。

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中島さん

michor(ミチャー)」には録画機能もついているので、ヘアサロンのスタイリストの方が、InstagramやYouTubeチャンネルにヘアアレンジの動画をアップしてくださったりもしています。ご自身でアレンジしている様子を紹介できるので、とても参考になるようです。

美容院に限らず、人を魅力的にするプロの方々に「michor(ミチャー)」をどんどん活用してもらえたらうれしいですね。


女性の“なりたい”を叶えてくれる「michor(ミチャー)」は、まさに魔法の鏡。「GCカタパルト」の挑戦するマインドから発射されるカデンたちが、未来の暮らしをもっと楽しく、自由にしてくれそうな予感がします。「GCカタパルト」の事例はこちら

GCカタパルト

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