知識も経験も豊富で一見完璧に見える女性。しかしその中に、ふと垣間見える言葉遣いや身だしなみ、仕草、コミュニケーションで損している、「なんかもったいない!」と感じる女性が意外と多いこと、ご存じですか?

この連載では、そんな残念ポイントを自分なりにチェックでき、読者のみなさんが真の大人女性に近づくための手ほどきができればと思っています。

ファーストコンタクトで大事なのは、会話のチョイス

会話

仕事も恋愛も、はじめての人と仲よくなれるかどうかは、ファーストコンタクトが重要です。ここで出鼻をくじかれてしまうと、そのあと波に乗れずに、ふたりの関係が微妙な感じになってしまう……なんてこともあります。

ファーストコンタクトでいちばん大事なのが、会話のチョイス。そこで、今回と次号の2回に渡って、初対面での会話内容のチョイスを試してみたいと思います。

まず今回は仕事の「打ち合わせ編」です。はじめて仕事の打ち合わせで顔を合わせる外部の相手。会ってそうそう、いきなり仕事の要件から入るのは味気ないですし、商談もうまくいきません。

さて、あなたならどの会話のチョイスから入りますか? 日頃の自分を想定しながら、考えてみてください。

Q1.仕事で初対面の相手と、どんな会話をしますか?

下の回答の中から、あなたなら、どれを選びますか?

  1. 今日も、寒いですね?
  2. 会社は、どちらの場所にあるんですか?
  3. ◯◯さんは、どちらの出身ですか?

このあと、それぞれの回答について、僕なりのコメントをしたいと思います。

1. 「今日も寒いですね?」を選んだあなた

天気

天気ネタを選んだあなた! 無難な入り方だと思いますが、言われた側の中には、「この人つまらないなぁ」と思われるケースも。

また、「暑いですね?」「寒いですね?」と言われた側も、「そうですね」としか答えられないので、この後の会話の展開も生まれにくいです。なので不正解。

2. 会社はどちらの場所にあるんですか?を選んだあなた

会話の中で、まず相手の会社について触れてみたあなた! 正解です。

事前にアポを入れたり、まずは名刺を交換する流れが普通なので、相手の会社に触れるのは、まったく違和感がなく、会話が盛り上がることも期待できます。

相手も、自分の会社に興味をもってもらえると間違いなくうれしいはず。

ネットリサーチ

僕なら、事前にアポを入れている場合は、その会社の情報を事前にネットでリサーチして、事業内容を把握したり、社長がどんな人なのかを確認して会話のネタにします。

また、会社の場所を確認しておいて、「会社の近くにおいしいイタリアンがあるから、すぐに行けていいですね」とグルメネタを追加して相手の興味をひくようにしています。

3. 「◯◯さん出身はどちらですか?」を選んだあなた

会ってそうそう、「◯◯さん出身はどちらですか?」を選んだあなた!

出身地を聞いて、そこから共感ポイントを見つけていくという戦術は、僕もよくやります。しかし、ファーストコンタクトでチョイスするネタとしては、相手のパーソナルエリアに踏み込み過ぎかもしれません。

このネタは、会って2回目以降に出すといいかもです。だから、今回は不正解。

初対面の相手がどんなタイプかは、会ってみないとわからないですよね(苦笑)。

だからマジョリティが共感できる会話の内容がベストです。ただ、ファーストコンタクトで、相手のパーソナルスペースに踏み込み過ぎる内容はNG。

また、あまりに無難過ぎる内容だと、相手との距離をなかなか縮めることはできません。なのでビジネスシーンで使うベストの内容は、相手の会社についてだと思いますね。

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