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薬の副作用チェックしてますか? 体重が増えやすい種類とは

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

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STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

薬

薬の説明書、きちんと目を通していますか?

読むのは大変だし、デメリットよりメリットの方が多いだろうと、ついスルーしがち。しかし、副作用を知るのはやはり重要だというのが専門家の考え方。一般的に起こる副作用というと、それは体重の増加です。

「体重増加を招きやすい薬があるのですが、使ったときにも、体重増加を避けられないわけではありません。使っている薬がわかっているならば、体重増加につながらないよう対策は可能です」と、カリフォルニア・サンタモニカにあるホールセンター統合産婦人科医、プルデンス・ホール医師。

ワシントンDCの認定家庭医、シリピ・アガーワル医師も同様な考え方。「(医療従事者は)処方箋を書く前に患者の正確な体重を測定して、薬を使ってから2週間後に再び体重を確認すること。多くの患者は気付かないうちに体重が増えて、6週間もたたないうちに、5kgかそれ以上体重増加してしまいます」と。

しかし、体重増加し始めたとしても、いつもしている行動を変える前に、必ず主治医に相談すること。「薬剤、特に精神科の薬剤は、処方した精神科医への相談もなく止めるべきではありません」と、ワイルコーネル医科大学医学助教で、Prevention医学監修ボードのメンバーであるレハ・クマール医師。

ここでは体重増加につながりやすい最も一般的な薬を紹介。副作用を避けるための対策も示します。

ステロイド

薬

アガーワル医師によると、「この種の薬剤は、皮膚疾患から血液疾患、関節炎に処方されますが、治療をできるだけ短時間にとどめることが大切。この薬剤は、不眠症、食欲増進、むくみにつながりやすいのです」と言います。これらは肥満に一直線につながることに。

ホール医師は、「自分の経験では、プレドニゾン(一般的に処方されているステロイド)を長期間服用している患者の約75%で体重増加がみられる」と付け加えます。

多くの人は、(他の吸入ステロイド、座薬、または局所ステロイドはもちろん)ステロイドの点鼻スプレー使用も関係しているのではと疑っています。ステロイドの飲み薬ほど直接関係するわけではありませんが、全身に効果を及ぼす薬であるからです。「使用量が多い場合ならば体重は増加することがありますが、経口ステロイドよりはその影響は大きくはありません」とクマール医師は説明します。

対策は?

「主治医に対して、最も短期間で効果的な用量の処方を依頼すること」とアガーワル医師。ステロイドを使用している間は、(例えば、就寝前の数時間は、スマホやテレビなどを避けて)よりよい睡眠を取れるようにすると、ステロイド誘発性不眠症を回避することが可能に。不眠症になると食欲が進んでしまうのです。

抗うつ薬

抗うつ剤

アガーワル医師によると、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)は最も体重増加を促しやすい薬剤。なぜかというと、SSRIはセロトニンを再取り込みする脳内の受容体をブロックすることにより機能。神経細胞間でメッセージをやりとりし、「心地よさ」につながる化学物質を有効活用します。気分にプラスの効果をもたらし、食欲にも影響するのです。

「私たちが発見したのは、この薬物の影響で、炭水化物を欲するようになるということ」とアガーワル医師。炭水化物はカロリーが高く、当然のことながら体重増加につながるのです。

対策は?

最も体重増加しにくいとわかっている抗うつ薬の使用について主治医に相談します。

抗精神病薬

抗精神病薬

『Neuropsychiatric Disease and Treatment』誌に掲載された2017年の研究によると、ほぼすべての種類の抗精神病薬は体重増加につながります。オランザピン、クロザピン、リスペリドンなど、統合失調症や精神病などを治療するための薬です。

患者は投薬を開始してから、最初の数週間で急激に体重増加し始めます。体重の増加は長期間、場合によっては数年、続くことも。研究者は、抗うつ薬と同様に、この薬が特定の化学受容体に作用する仕組みのために、患者の食欲コントロールや新陳代謝を乱してしまうと考えています。

対策は?

研究者によると、抗精神病薬を1か月間使った後、体重が5%増えているとわかった場合、長期的にその薬が肥満の原因になると予測できます。この場合、主治医と協力して薬を切り替えるのが最善策。

避妊薬

薬

いくつかの避妊薬は、体重増加の原因にあることが示されています。特に、注射による避妊薬。「プロゲステロンと呼ばれるホルモンを投与すると、食欲を増進させる効果が現れるのです」とアガーワル医師は説明します。他の形態の避妊薬も体重増加につながる作用があります。これはむくみのためであることがよくあります。

対策は?

「避妊に関しては多くのオプションがあります。多くの場合、ホルモンを含まない低用量のエストロゲン・ピル、またはIUD(子宮内避妊用具)が体重に影響を与えないので有効」と、アガーワル医師。新しい方法を試して、次の診療日(1サイクル)までに体重増加しはじめていると気づいたら、かかりつけの婦人科医に別のオプションに相談するようすすめます。

ベータ遮断薬、アンジオテンシン受容体遮断薬

雫

アガーワル医師によると、血圧と片頭痛予防のための薬を使うと、2~3kgの体重増加につながってしまうことが知られています。実際、『Cell Reports』誌に掲載された2016年の研究によると、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)が新陳代謝を遅らせて、肥満の一因となる恐れがあることが分かったのです。

対策は?

アガーワル医師は、「通常、最初の高血圧治療は利尿薬となります。したがって、いずれかの薬を処方された場合、利尿薬が効かなかったでしょう。高血圧にこの処方薬を使っている場合、症状を治療するために他のオプションは多くないので、体重増加を食い止めるために一般的な生活習慣の改善をすることが大事。野菜中心の低炭水化物の食事をして、運動と睡眠を十分にとること」と、ホール医師。こうした生活にしていくと、こうした薬を原因とした体重増加に対抗することができます。

抗ヒスタミン薬

ティッシュ

アレルギーを治療するために抗ヒスタミン薬を毎日使用するなら(季節性であれ、ペット由来であれ)再考する理由に。研究によると、こうした市販薬を長期に使ったり、処方されたアレルギー薬を使ったりすると、特に女性の場合、体重増加につながりやすいとわかっているのです。

「なぜ体重増加につながるのか原因が正確にわかっていませんが、体重増加が起こります。体内のヒスタミンの放出をブロックすることで、空腹感を覚えやすくなるためだと考えています」とアガーワル医師。

対策は?

最初に、季節性アレルゲンに過度に触れてしまうことを避けるためにできることは行うこと。例えば、散歩後にペットのブラッシングや拭き取りをすること、窓を開けないこと、野外活動の後は服を洗うことなど。

もちろん常に避けられるわけではないので、アガーワル医師は、意味があるならば、症状をピンポイントに治療していくこともすすめます。「点鼻スプレーさえやればいいのに、多くの人が飲み薬を服用してしまっています。局所的に効く薬でいいのに、なぜ全身薬を投与してしまうのか」とアガーワル医師。治療法を大きく変える前に、必ずアレルギー専門医と相談を。

片頭痛予防薬

頭痛

「片頭痛予防のためにさまざまな薬が投与されており、多くが体重増加の原因になります」と、アガーワル医師(三環系抗うつ薬、抗てんかん薬、降圧薬が最大の原因となる薬)。

対策は?

アガーワル医師によると、毎日、薬が必要なほど片頭痛が重い場合は、必要に応じて他の薬を服用できるかどうか、主治医に相談すること。「大切なのは、これを行う場合、片頭痛を引き起こす原因を見つけて、完全に避けること。例えば、赤ワインがひどい片頭痛を起こすとわかっている場合は、赤ワインを飲まないようにする。もちろん、生活習慣を変えるのは難しいかもしれませんが、問題の根本的な原因を治療する利点があります」と、ホール医師。

糖尿病薬

血糖

糖尿病をコントロールするために使われる薬には副作用として体重増加があります。これはいたって正常。特に既に体重の問題を抱えているならば。インスリンを使った後(治療が機能していることを意味します)、グルコースが細胞に入りやすくなります。必要以上のカロリーを摂取すれば、体は過剰なグルコースを脂肪に変換するように。

対策は?

効果的な糖尿病治療計画の最初のステップは、クリーブランドクリニック方式に従って、カロリー摂取量を調整し、運動の習慣を刷新すること。しかし、それでも体重を抑えられないようであれば、別の種類のインスリンや糖尿病の薬を試すことについて医師に相談を。たとえば、メトホルミン(経口薬)は、体重を健康的に保つために、単独またはインスリンと一緒に使えます。

2019年11月10日に、Prevention医学監修ボードのメンバー、レハ・クマール医師(委員会認定医師、医学助教)によりこの記事は医学的に監修を受けました。

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