やせた

巷でよく耳にする、断食ダイエット。気になるものの、自分で栄養管理するのは何だか大変そうです。もっと手軽にできる方法はないものでしょうか。

管理栄養士の麻生れいみさんが提唱する、ゆるい断食でやせるダイエット法。『5日だけゆる断食!インターバルダイエット』(SDP) から、そのメソッドをみていきましょう。

「豚しゃぶサラダ」が成功のカギ

サラダ

過去に20kgの減量をし、人生が変わったという著者。無理なダイエット法ではなく、食べて健康的にやせることに成功したというのです。

その方法は、豚しゃぶサラダにハマったことがきっかけ。ただただ「おいしいおいしい!」と豚しゃぶサラダをモリモリ食べていると、どんどん体重に変化が……。

『5日だけゆる断食!インターバルダイエット』2ページより引用

著者が、何気なく食べていた豚しゃぶサラダ。たくさん食べているのに、なぜかどんどんやせていくことに喜びを感じるようになったといいます。やがて、なぜやせるのかということに興味を持ち、最近流行りの糖質オフがカギになっていることに気づきます。

この出来事をきっかけに、管理栄養士の道に進むことになった著者。今では、約6000人に「ただやせるのではなく、美しくやせること」「ただ生きるのではなく、健康に生きることの喜び」を大切にしたダイエットを指導するようになります。

しかし、普通の生活をしていて、糖質オフや断食をうまく取り入れることは、一般人にはなかなかハードルが高いもの。ライフスタイルの一環としながら、長く続けられて、かつ美容と健康にいいダイエット法とはどのようなものでしょうか。

月に5日だけ総摂取エネルギーを減らす

カレンダー

月に一度だけ、間隔をあけて断食に似せたレシピを使うダイエット法を開発した著者。その名は、麻生式インターバルダイエットです。なんと、半年に一度でも、アンチエイジングの効果を期待できるそう。

基本は、5日間連続で総摂取エネルギーを半分にすることと、糖質、たんぱく質を減らし、脂肪は多めでOKということ。それさえ意識すれば、あとはどんな食べ方をしても大丈夫です。

『5日だけゆる断食! インターバルダイエット』8ページより引用

完全な断食ではなく、総摂取エネルギーを半分に抑えるというゆる断食。ちなみに、ゆる断食期間中は、極端に激しい運動は避けたほうがよいとのこと。運動が苦手な人にとってはうれしい話かもしれませんね。

食べ方のコツは、食材の置き換え

豆類

実際の食べ方には、何かポイントがあるのでしょうか。

ゆる断食を始めるなら、まずは食べ方のルールをおさえましょう。ポイントは、たんぱく質、主食の選び方と食物繊維の取り入れ方です。

『5日だけゆる断食! インターバルダイエット』10ページより引用

たんぱく質の摂り方のコツは、動物性ではなく植物性を増やすことが大事なようです。赤い肉や乳製品、卵などには、腸内環境を乱す飽和脂肪酸が含まれています。ゆる断食では、「まごわやさしい」といわれる豆腐・ごま・海藻・野菜・魚・きのこ・いもなどと、白い肉をチョイス。これで、植物性たんぱく質を多くとることができます。

そして、意外にも、主食は完全に抜かない方がよいのだといいます。たとえば、食パンをライ麦パンに、白米をもち麦ご飯に置き換えて糖質をカット。食物繊維を減らすのではなく、種類を替えることがコツであるといえるでしょう。

さらに、食物繊維をたっぷり摂ること。水溶性(大麦や海藻など)と不溶性(野菜やきのこや豆類など)の食物繊維を継続的にとることで、腸内環境を整えることができます。

スープや鍋なら取り入れやすい!

クラムチャウダー

おすすめのメニューは、スープやサラダ、鍋。スープは難しいものではなく、クラムチャウダーやトマトポタージュであったり。サラダも、大皿にたっぷりの野菜に、サーモンなどの魚やナッツ類を盛れば十分なごちそうになります。

ある日のメニュー例(トータル1149kcal)

朝 あさり缶でクラムチャウダー
昼 サーモンとアボカド
夜 かつおのたたきとれんこんのキムチサラダ

長い期間では大変でも、月に5日間なら気軽にチャレンジできそうです。インターバルダイエットのゆる断食で、体内リセットしてみてはいかがでしょうか。

そろそろダイエット始める?

5日だけゆる断食! インターバルダイエット]image via shutterstock

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