ダイエットは気になるけれど、小麦の香りが漂うパンがやっぱり好き……。そんなパン好きダイエッターは、ぜひパンのかしこい食べ方を知っておきましょう。いくつかの高カロリーなパンを避けるだけでも、かなり摂取カロリーに違いが出てくるはずです。
カロリー控えめなパンは?
ひと口に「パン」といっても、そのカロリーは種類によって大きく異なります。カロリーの違いを生み出すのは、パンの材料と製法です。
カロリーが控えめなのは、小麦粉、酵母、塩、水のみを材料として作られた食事系のパン。生地にバターや卵が含まれていないさっぱりとした味わいのもので、フランスパンやカンパーニュ、ベーグルなどがあたります。
カロリーは「フランスパンで1切れ80kcal、ベーグルは1個200kcal(「Diet Plus」より引用)」です。
おにぎり1個が200kcalほどですので、ベーグル1個までならば主食がわりにしても大丈夫。基本となる材料に卵や、牛乳、砂糖が加わったのが、食パン(6枚切り1枚で180kcal)です。
さらに生地を練る際にバターが加わったものが、バターロールです(1個100kcal)。(「Diet Plus」より引用)
原材料もチェック
朝食にパンが欠かせない人は、できればカロリー控えめの“あっさり系”を。食パンやバターロールはおいしいけれど、砂糖やバターがプラスされることが多いので、カロリーが高め。2つ以上食べるのはちょっと危険です。
ふんわりしたおいしさを出すために、乳化剤、イーストフードなどの食品添加物や、トランス脂肪酸を含むマーガリンが使われていることも。原材料もしっかりチェックしたいところです。
できれば避けたい! 高カロリーのパン
次に、習慣的に食べるのは避けたい「高カロリーのパン」について考えてみましょう。
1.メロンパン
「丸めたバターロールの生地の上に、砂糖とバターいっぱいのクッキー生地をのせて、さらに砂糖をまぶして焼いたもの(「Diet Plus」より引用)」なので、どうしてもカロリーが高くなってしまいます。
「Diet Plus」の調べによると、メロンパンは1個で300kcal以上のものが多く、チョコチップ入りだと500kcal近いものもあるそう。おにぎり1個が200kcalであることを考えると、おやつ扱いできないボリュームですね。
2.クロワッサンやデニッシュ
サクサクと香ばしいクロワッサンやデニッシュは、優雅な朝食の定番というイメージがあります。しかし、この食感はたっぷり入ったバターの賜物。
「クロワッサンは1個200kcalほど(「Diet Plus」より引用)」なので、さらにバターを上塗りしたり、ジャムを添えたりすると、あっというまに高カロリー食になってしまいます。チョコクロワッサンや甘いデニッシュは、たまのご褒美にしておいたほうがよさそうです。
パンをかしこく食べるためには、材料や製法の違いを認識しておくことが大切。パンだけでお腹がいっぱいにならないように、卵やサラダなどそのほかのおかずと一緒に食べることも、カロリーを抑えてバランスよく食べるコツです。
ダイエットのコツをチェック
image via shutterstock