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過食・早食い・ながら食べ。「太る習慣」がガラリと変わる法則は?

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ナカセコエミコ

ダイエット

今、ここに集中するマインドフルネス。トップビジネスマンや健康に気づかう人は、始めている人も多い思考法のこと。食べ方にもマインドフルネスを取り入れることができるようです。

医学博士の石川善樹さんが監修した、ジャン・チョーズン・ベイズ著『人生が豊かになる食べ方の習慣』(日本実業出版社) には、「マインドフルに食べる」ための方法が紹介されています。

「マインドフルに食べる」とは?

マインドフルイーティング

著者は小児科医であり瞑想の指導者、オレゴン州にある禅宗寺院の代表でもあります。本著で紹介されているマインブフルネスに関する内容は、ここで開発・改良をされています。30年にわたって、マインドフルな食べ方を個人や医療従事者に指導してきた実績を持っています。

そもそも、マインドフルネスとは、「それぞれの瞬間に起きていることに、判断を加えることなく意識を集中させること」。本著には、マインドフルネスを取り入れることによって、食べることをもっと楽しく健全なものにするための23の練習がまとめられています。

この本で紹介する「マインドフルに食べる」とは、自身の内部(身体と脳と心)と、外部(自分を取り巻く環境)で起きていることに、意識的に注意を向けながら食べることです。

『人生が豊かになる食べ方の習慣』6〜7ページより引用

食べることは生きていく上で大事であり、楽しい行為のひとつです。しかし、過食や拒食、ダイエットの呪縛など、食べることと悩みがセットになっている人が多いことも事実です。

マインドフルに食べるために大事な考え方は、自分の内部や外部に集中して、批判や判断を一切しないこと。そうすることで、自分自身の中にある健康的に食べる能力を再発見できるのだと著者はいいます。

通常、人は一日2回から3回は、何かしら食べたり飲んだりしているものです。その時間を利用してマインドフルネスを体感することで、もっと心身が豊かになっていくといえそうです。

本当にそれを食べたいの?

食べたいの?

疲れていると猛烈に甘いもの辛いものを食べたくなるときがあります。そんな「食べたいという欲求」には、9つの身体の声が隠されているようです。

「食べたいという欲求」には、実は複数の感覚器官がかかわっています。目・鼻・口・胃・細胞・心・それに脳までが、私たちに「食べたい」と感じさせるシグナルを送ってきます。

『人生が豊かになる食べ方の習慣』28ページより引用

食べたいという欲求にかられたとしても、お腹が空いているわけではないということもよくあります。自分の中の何が飢えているのか、はっきりとはよくわからないものです。しかし、飢餓感の側面をよく調べていくと、9つのうち、どの部分に問題があるのかが、明確にわかってくるようです。

たとえば、自分がどんな食べ物を見たときに食べたいと感じるのか。または、どんな食べ物に目が引き寄せられるのか。まずは一週間、よく気をつけて見てみると、自分自身の「目の声」に気がつくのだといいます。

また、おいしそうな匂いにつられて、食べたくなってくるということもよくあります。何かを食べるとき飲むときには、ちょっと手を止めて、その香りを嗅いでみることもよいのだとか。鼻の奥にある匂いに反応する細胞は、原始脳にある感情や記憶を処理する中枢に近い場所にあって、信号が脳に直接伝わるのだといいます。それは食べ物だけではなく、すべての匂いや香りに通じることなのかもしれません。

どんな匂いに自分は反応しているのか、心の耳をすませてみることは自分自身の現状を知ることに通じるといえるでしょう。

食べる速度を落としてみよう

急がないで

人は自分自身の不完全さに対して、つい批判的になってしまうものです。著者は、私たちの内部には「内なる批評家」がいるのだといいます。

内なる批評家は、何かと自分を非難してきます。しかし、マインドフルな状態になると、内なる批評家は姿を消して、探索心や好奇心に変わってくるのだとか。そのためには、愛と思いやりを持つことがポイントになってきます。

たとえば、自分自身をお客様のように扱って、心を込めて食事の用意をします。テイクアウトの料理をボール紙のままではなく、お皿にきれいに並べるだけでもOK。最初の何口かを食べるときには、「自分の腸内に住むたくさんの微生物に食べ物を与えるのだ」と考えて、健康になりますようにと念じてみる。身体の中の微生物にも愛と思いやりを向けることは、自分自身に慈悲の心を向けることにもつながります。

研究により、食べる速度を落とす練習をすると、健康改善に有効であることが実証されています。

『人生が豊かになる食べ方の習慣』161ページより引用

マインドフルに食べる練習において、一番重要なのは、食べるスピードを落とすことであると著者はいいます。

食事は、お腹を満たすためだけのものではありません。ゆっくり食べると食べすぎることもなくなり、噛んで小さく砕くことで栄養素をより多く取り入れることも可能になります。

食べることを通じて、自分自身に感謝の心を込めていく。心身が満たされてマインドフルネスを体感することができそうです。

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