1. Home
  2. HEALTH
  3. 生理前は酔いやすい? 女性がお酒に注意したい3つの理由

生理前は酔いやすい? 女性がお酒に注意したい3つの理由

食べすぎ 飲みすぎ

2,836

田邉愛理

お酒を飲む人

そろそろ年末に向けて、飲み会の予定も増えてきた頃でしょうか。集まる日が決まったら、女性の場合、自分の体調――とくに生理周期も確認しておいたほうがよさそう。管理栄養士の河村桃子さんが、女性の飲酒の注意点を解説してくれました。

  1. 女性の飲酒率が増えている
  2. 男性よりアルコール性肝疾患を起こしやすい?
  3. 女性がお酒に酔いやすい理由
  4. 生理周期で「酔いやすさ」が変わる?
  5. お酒の一日あたりの適量は?

1.女性の飲酒率が増えている

赤ワインを飲む女性

ここ数年、男性の飲酒率に目立った増減がないのに対して、女性の飲酒率は増加傾向にあるといわれます。

管理栄養士の河村桃子さんが注目するのは、「生活習慣病のリスクを高める量のお酒を飲んでいる女性」が増えているという事実。厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では、平成22年の調査では7.5%でしたが、平成29年には8.6%まで上昇していました。

2.男性よりアルコール性肝疾患を起こしやすい?

ダメージを受けた肝臓

このデータを河村さんが問題視するのは、女性の体質によるところが大。

女性は男性に比べてお酒に弱い傾向にあり、アルコールを代謝する能力は男性の3/4程度しかない(「Diet Plus」より引用)」ともいわれています。その結果、アルコールによる障害、とくにアルコール性肝疾患を起こしやすいというのです。

女性は男性よりも少量の飲酒、または短期間の飲酒でアルコール性肝疾患を発症し、また男性よりも10年以上早く肝硬変へ移行するとの報告もあります。

(「Diet Plus」より引用)

アルコール性肝疾患とは、お酒の過剰な摂取が原因で起きる肝臓の病気の総称です。具体的にはアルコール性脂肪肝やアルコール性肝炎、アルコール性肝硬変などがあります。

アルコール性脂肪肝とは、フォアグラのように肝臓に脂肪が異常に蓄積された状態。これを放っておくと肝炎、肝硬変と、病状がどんどん進行してしまいます。

3.女性がお酒に酔いやすい理由

酔っ払う女性

男性と比べて10年以上も肝硬変への移行が早いケースがあるというのは、かなりショッキングな報告です。個人差があるとはいえ、女性の体はなぜ男性とくらべてアルコールに弱いのでしょうか。

その理由を、河村さんは次のように説明しています。

  • 男性に比べて肝臓が小さい
  • 体重が軽いため血中アルコール濃度が高くなりやすい
  • 女性ホルモン「エストロゲン」はアルコール分解を抑制する

(「Diet Plus」より一部引用)

アルコールを分解する肝臓の大きさは、体格に比例すると言われていると河村さん。体格の小さい女性は肝臓も小さいため、そもそもアルコールを分解できる量が少ないのです。

さらに、男性と比べて体重が軽いため血液量が少なく、血中アルコール濃度が高くなりやすいのも特徴。男性と同じペースで飲むと、女性の方が早く酔ってしまうのは当然です。

4.生理周期で「酔いやすさ」が変わる?

生理周期

そして意外なことに、女性ホルモンの働きも関係しています。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類がありますが、エストロゲンには肝臓でのアルコール代謝を抑制する作用があるのだそう。

アルコールの代謝を抑制するエストロゲンの量が増える排卵前と月経前は、酔いやすい傾向にありますので、自分の生理周期を把握しながらお酒を飲むことが大切です。

(「Diet Plus」より引用)

「美のホルモン」とも呼ばれるエストロゲンが高まる時期は、心身ともに快調でついお酒が進んでしまいます。しかし、そんなときこそ要注意! 悪酔いしやすくなっていることは、しっかり認識しておく必要がありそうです。

5.お酒の一日あたりの適量は?

赤ワインが入ったグラスを持つ人

それでは、「節度ある適度な飲酒」とはどれくらいの量を指すのでしょうか。

国民の健康に関する課題や目標を示した「健康日本21(第2次)」には、「1日平均純アルコールにして約20g程度、女性は20gよりも少ない量が望ましい(「Diet Plus」より引用)」と記載されています。

一般的なお酒の「純アルコール20g」の目安は次のとおり。女性の場合はこの量よりも少ない量が1日の適正量です。

  • ビール、発泡酒(5%)……中瓶1本(500ml)
  • 缶チューハイ(5%)……約1.5缶(500ml)
  • 日本酒(15%)……1合(180ml)
  • 焼酎(25%)……ロックグラス1杯強(100ml)
  • ワイン(12%)……グラス2杯弱(200ml)
  • ウィスキー(43%)……ダブル1杯(60ml)

(「Diet Plus」より引用)

お酒類のパーセンテージ(%)はアルコール度数を指しています。アルコール度数が高いワインはグラス2杯弱で目安をオーバー。フレンチのコースに合わせて飲んでいたら、あっという間に突破してしまいそうですね。

楽しい席で会話が弾み、いつの間にか飲酒の適量を超えてしまう……というのはよくあるケース。お酒を長く楽しむためにも、適量の目安をぜひ知っておきましょう。

>>特集「食べすぎ 飲みすぎ」の他の記事を読む

お酒をやめたい?

お酒をやめるとやせますか? 3か月の禁酒で5.4kgの成功例は

お酒を飲まずに過ごせば、3か月で5.4kgもやせられる? 実際に成功した人の例と、それでも飲酒をやめたくない人向けのアドバイスを紹介します。

https://www.mylohas.net/2019/12/202686sp_eat_too_much_pvn_alcohol.html

もしかしてアルコール依存症? 飲みすぎをやめたい人におくる5つの話

アルコール依存症、グレーゾーン飲酒、アル中、飲みすぎ……あなたも当てはまるかも? これらの危険性と、禁酒のやり方もご紹介。「飲みすぎ」のリスクを回避...

https://www.mylohas.net/2019/12/203435sp_eat_too_much_alcohol.html

管理栄養士・河村桃子さん

河村桃子(かわむら・ももこ)さん
管理栄養士として病院やクックチル(食材を調理加熱したあとに急速に低温冷却しチルドの状態で管理する調理法)のコンサルティング、栄養専門学校講師の業務に携わる。現在はフリーランスの管理栄養士として、「今日の食事で明日の自分は変わる」をモットーに、コラム執筆や特定保健指導、レシピ提案、食事講座など働く大人の食事サポートを行っている。ブログ

Diet Plus

image via shutterstock

    specialbanner

    Ranking

    1. 簡単手作りツナレシピ。ツナってこんなに美味しかったんだ...

    2. 週1回、16時間でOK。プチ断食をより効果的にする方法

    3. ずっと続くクリスマス・ストーリー。「私だけの特別な物語」をつくろう

    4. スッキリしたいのに、腸活がうまくいかないのはなぜ? 意外な盲点は

    5. 【クイズ】足がしびれた! 早く治すにはどうするのが正解?

    6. デスクワークによる腰痛を予防&ケア。「大臀筋」のストレッチ

    7. ルールはたった2つ。医師考案の「夜はちみつ」で痩せる理由

    8. カロリー制限より効果的。ヘルシーで気持ちのいい体を保つ5つのポイント

    9. 体ぽかぽか「野菜10種のミネストローネ」。食物繊維たっぷりでデトックスにも

    10. 2020年11月30日〜今週の運勢 【LUAの12星座占い】

    1. ずっと続くクリスマス・ストーリー。「私だけの特別な物語」をつくろう

    2. 毎日がもっと楽しくなる。脱・顔のかゆみで、心と肌に上向きスパイラル

    3. 体ぽかぽか「野菜10種のミネストローネ」。食物繊維たっぷりでデトックスにも

    4. 下半身強化HIITで代謝アップ&脂肪燃焼。すぐつまづいてしまう人にも

    5. カロリー制限より効果的。ヘルシーで気持ちのいい体を保つ5つのポイント

    6. 簡単手作りツナレシピ。ツナってこんなに美味しかったんだ...

    7. スッキリしたいのに、腸活がうまくいかないのはなぜ? 意外な盲点は

    8. 食後の血糖値を上げにくい「ロカボ」。摂っていい糖質は1食あたりどのくらい?

    9. 正体不明のモヤモヤ・イライラに惑わされない「4つのステップ」

    10. 「良質なタンパク質」って? タンパク質を効果的に摂るには

    1. ずっと続くクリスマス・ストーリー。「私だけの特別な物語」をつくろう

    2. 毎日がもっと楽しくなる。脱・顔のかゆみで、心と肌に上向きスパイラル

    3. ボウルから一滴もこぼさない液体の注ぎ方。キッチンをきれいに保つ裏技

    4. 最高のパートナーってどんな人? 人生を愛で満たす人間関係のルール

    5. 汚部屋と心はつながっている。心のガラクタを片づける秘訣とは

    6. ボーンブロスって? 免疫専門医が毎日飲んでいる「腸を強くするスープ」

    7. 食後の血糖値を上げにくい「ロカボ」。摂っていい糖質は1食あたりどのくらい?

    8. 「良質なタンパク質」って? タンパク質を効果的に摂るには

    9. 脂肪燃焼効果が続き、むくみにも効果的なHIIT。体がぽかぽかあったまる

    10. 腰まわりが全体的にすっきり!くびれをつくる「サイドプランク」

    Horoscope

    LUAの12星座占い

    毎週月曜日更新中!

    プレゼント応募やおすすめ情報をGET!メルマガ会員登録はこちら