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全身を包む“膜”をほぐす! コンディショニングで、身体をよりよい状態へ

整うカラダ

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浦上藍子

フォームローラーを使う女性

ここ数年で急激に認知度が高まった「筋膜リリース」や「コンディショニング」というワード。とにかく身体にいいことは間違いないっぽい! けれど、はてさて筋膜をリリースするとは、これいかに? 筋膜リリースとマッサージはどう違う? コンディショニングって、つまり何をすること? 船橋整形外科病院アスレティックトレーニング部トレーナーの増岡大介さんに伺いました。

身体と心をととのえる、コンディショニング

ストレッチをする女性

「コンディショニングとは、簡単に言えば、身体をよりよい状態にすることストレッチやマッサージはもちろん、ヨガ、ピラティス、ランニングと、その方法はさまざま。食生活の改善やマインドフルネスの瞑想などもコンディショニングと考えられます」と増岡さん。

つまり、アスリート限定のスペシャルケアではなく、毎日をすこやかに過ごしたいすべての人に必要なのがコンディショニング。自分の身体に合わせたコンディショニングを行うことで、疲れにくくなったり、不調を未然に防げたり、むくみが解消されて小顔になったりと、うれしい効果が実感できる、といいます。

「筋膜リリースもコンディショニングのひとつ。アメリカ発のメソッドで、日本に紹介されたのは10年ほど前です。『筋膜リリースのケアをすると、翌日の身体の動きが違う』というトップアスリートからの声もあり、スポーツの世界ではすっかり定着しました」

日常動作のクセで、筋膜が癒着

脚を組む女性

身体の意識が高いアスリートからも、効果の高いコンディショニング法として支持されている筋膜リリース。でも、そもそも筋膜とは、一体……?

筋膜は、私たちの全身を包んでいるボディスーツのようなものです。鶏もも肉を調理するとき、皮と身の間に白っぽい膜がありますよね。あれをイメージしてもらうとわかりやすいですね。筋肉はすべて薄い膜である筋膜に包まれていて、さらに筋肉のグループごとにも筋膜で包まれ、それが全身に張り巡らされているんです」

筋膜は身体の表層から深層までを立体的に包み込んでいるため、組織を支える「第二の骨格」とも言われているそう。

重要な役割を果たしている筋膜ですが、非常に薄くてやわらかい組織なので、癒着したり、萎縮したりしやすいのがウィークポイント。

「多くの人は、身体の使い方にクセがあります。バッグを片側の肩にばかりかける、足を組む、長時間のパソコン作業……。こうした姿勢のクセは身体のゆがみを引き起こし、筋膜を癒着させる一因ともなります。筋膜が癒着すると、筋肉がなめらかに動かなくなって、コリ、痛み、動きにくさなどを感じるように。また筋膜は全身を覆っているので、たとえば足首の筋膜が癒着したことで、肩が上がりづらくなる、といったように、思いもよらないところに不調があらわれることもあります」

毎日のケアに活躍するフォームローラー

フォームローラーを使う女性

癒着・萎縮を起こしてしまった筋膜は、からまりをほぐして“リリース”してあげることが必要。筋膜をやわらかくし、なめらかに動くようにすることで、筋肉や関節がスムーズに動くようにするのです。

筋膜だけにアプローチするのは、理学療法士やトレーナーなど専門的な知識とテクニックを持つ人でなければ難しいもの。そこで、注目が高まっているのが、フォームローラーです。

「たとえば筋膜リリースのマッサージを受けたとしても、効果は一時的。できれば毎日、難しければ一日おきでもいいので、継続してケアする習慣を持ってほしいですね。そのために有効なのがフォームローラー。私は一家に一台の必需品だと思っています」

ローラーに身体をあずけてコロコロと動かすだけで、適度な圧が加わって筋膜がほぐされていきます。

「さまざまなタイプ、形状のフォームローラーが出ていますから、目的にあったものを選びましょう。心地よいと感じるくらいの圧が適切です」


筋膜リリースの習慣で、日常生活がトレーニングに

フォームローラーを使う女性

現在、増岡さんは、下は小学生から上は85歳まで、幅広い年代の人むけてフォームローラーを取り入れた指導をしているといいます。

「しっかりと全身をととのえれば、普段の生活がトレーニングになるんです。身体の片側ばかり使うようなクセがあると、ゆがみの原因となります。それをしっかりほぐしてあげれば、全身をきれいに使えるようになる。そうすれば、たとえば駅での階段の上り下りが足のトレーニングになるし、洗濯物を干すのだって上半身のトレーニングになります」

特別な運動をしなくても、日常生活で筋肉を鍛え、痛みやコリ、むくみの予防ができるとなれば、忙しい人でも身体を整えることができそうです。

「できれば、一度フォームローラーの指導をしているトレーナーに見てもらうといいですね。適度な体重のかけ方、重点的にほぐしたい部位がわかり、より効果的に使えると思います」

後編では、お悩み別のフォームローラーの使い方をレクチャーします。

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image via Shutterstock

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