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ナプキンの選び方ってどうしてる? いま基準に加えたい視点とは?

私と生理

浦上藍子

オーガニックコットン

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生理用ナプキンを購入するとき、どんな基準で選んでいますか? 吸収力? 薄さ? 価格? それともパッケージデザイン?

オーガニックコットンナプキンのパイオニアブランド「ナトラケア」の創業者、スージー・ヒューソンさんは、「体への影響はもちろん、ナプキンが環境に与える負荷も見逃せない」と語ります。

生理用品選びの基準に加えたい視点について、そして生理とのつきあい方について、スージーさんにうかがいました。

ナトラケアは、「怒り」からスタートした

ナプキン

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私の、オーガニックコットンナプキンへの挑戦は、30年前にさかのぼります。女性が毎月身につけるものであるにも関わらず、原材料には合成石油由来のプラスチック素材が使われ、コットンの部分は塩素で漂白され、さらにその綿花の栽培には大量の農薬が使われていることを知り、怒りを禁じえなかったのです。

生理中にデリケートゾーンがかぶれたり、かゆみを覚えたりした経験を持つ人は少なくないでしょう。その原因のひとつとして考えられるのが、肌に長時間、合成素材のシートが密着することです。

長時間、経血を吸収し続けてくれるナプキンは確かに便利ですが、本来、ナプキンにそれほどの吸収力は必要ないはず。長くとも4時間おきくらいにはナプキンを交換し、経血の様子をチェックすることが、体の調子を知ることにもつながります。

私が最もこだわったのは、原材料です。合成素材や高分子ポリマーを使った吸収剤は一切使わず、従来のナプキンに慣れた女性にも安心して使ってもらえる使用感をめざしました。

そしてできあがったのが、「ナトラケア」です。密度の高いパルプの層を重ね、肌に触れる面はオーガーニックコットンに。デリケートな素肌へのやさしさはもちろん、環境への負荷をなくすことにも注力しました。

持続可能性という視点を、生理用品選びにも

ナプキン

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現在、年間で廃棄される生理用ナプキンはいったいどのくらいか、ご存じですか? その数は、実に45億個にものぼります。プラスチック素材が地球環境にもたらす影響については、多くの方が関心を抱いているでしょう。生理用品も例外ではありません。

地球環境を次世代へとつなげていくためにも、生理用品にも「持続可能」な製品であるかをチェックする視点を持ってもらいたいと思います。

近年、環境問題への関心の高まりをビジネスの勝機ととらえ、オーガニック市場に参入する企業も増えています。ただ、残念なことに、「オーガニックっぽく」見せているだけのまやかしの製品も少なくありません。

環境に配慮していると見せかけるために、“グリーンウォッシング”された商品にまどわされないためには、自分が選ぶ商品の原料に関心を持つことが必要。信頼できる認証マークを把握することも、助けになります。

「普通の生理」なんて、ない

ナトラケアの商品

ナトラケアの商品

イギリスのあるテレビ番組のインタビューで、「普通の生理ってどういうものですか?」と質問を受けたことがあります。普通の生理? そんなものはありません。経血量ひとつとっても、個人差があります。だるさを感じることもあるし、眠くてたまらないこともある。人それぞれに感じ方は違うもので、「これが普通」というスタンダードなんてないですよね。

世界80カ国にオーガニックナプキンを展開するなかで感じるのは、生理が多くの女性にとって「なんとかしたいもの」になっている、ということ。そして、できるだけ周囲に悟られたくないもの、隠すべきものに。

でも、生理って、私たち女性にとって自然なものです。そして、自分自身をモニターし、変化に気づくために大切なもの。自分自身の生理を自分で見つめ、チェックしていくことが大事だと思います。

そして、「普通の生理」なんてないからこそ、友人や同僚、コミュニティのなかで、生理についてオープンに話してほしいと思います。生理のとき、体と心がどんな状態になりやすいか。お互いの生理についてシェアしておけば、生理中ももっと快適に、軽やかに過ごせるはずです。

生理は、女性の弱点ではなく、ギフト。あらがってねじ伏せるのではなく、ぜひ自分を知るバロメーターとして活用してください。生理の周期を記録し、自分の心や体の状態と照らし合わせる習慣もおすすめです。

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スージープロフィール

スージー・ヒューソンさん
ナトラケア創業者。環境保護の活動家であり、フィットネスインストラクター、デザイナーとしての顔も持つ。1989年に世界で初めてオーガニックコットンナプキンを世に送り出す。以来30年に渡り、女性の体と環境にやさしいナチュラル素材の生理用品の開発、普及に力を注ぐ。

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