「女子の人間関係って、なんかめんどくさい! 」そう感じたことはありませんか?
いわゆる「女」の嫌な部分や、「女」同士が生み出すイライラのメカニズムを知り、軽やかに生きる方法を、精神科医の水島広子先生の著書から、毎日ひとつずつご紹介します。
(すぐ感情的になる、裏表がある、群れたがる、張り合ってくる……こうした「女」の嫌な部分を、この連載ではカッコつきの「女」と書いています。これは女性そのものを意味するのではなく、一連の困った特徴のことを呼ぶと理解してください)
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「かわいい」とか、女子同士でほめ合いになることってありますよね。「はい」とは言いづらいし、かといって強く否定したり、「○○さんこそ」と社交辞令的にほめ返すのも感じが悪い気がします。どのように返すのが正解なのでしょうか。
「女」はほめることによって、「嫉妬もしない、相手のよいところを認める、性格のよい人」を演じることが多いです。
「ほめることができる自分」を見せたいだけの人もいますし、ほめることで相手がどんな人間か調べる、というところもあります。かわいい子に「かわいい」と言って傲慢さを調べたり、あまりかわいくない子に「かわいい」と言ってみて、「勘違い」度をチェックしたりするのです。
ここでも、この全体を「女」の目で見ない、ということが重要です。注目したいのは、相手が自分にそう言ってくれた、というコミュニケーション。
「そんなふうに言ってくれて本当にありがとう」とまずはお礼を言うとよいでしょう。さらにだめ押しとしては、その後に「○○ちゃんって本当に優しいね」と心から相手をほめておくとよいと思います。
つまり、この話の全体を「自分がかわいいかどうか」ではなく、「人をほめてあげる彼女は優しい」という話にしてしまえば、かなり自分を守れるでしょう。
『女子の人間関係』
なぜ、あの“女”(ひと)はあなたの感情を乱すのか? 比べたがる“女”、敵・味方を作りたがる“女”、「自分は自分、他人は他人」ができない“女”、そして自分のなかの“女”……女性同士の人間関係の悩みや、いわゆる「女」の嫌な部分から解放されて生きていくためには、自分と相手の中にある「女」についてよく知ることが大切。対人関係療法を専門とする著者ならではの視点で、女子の人間関係をスムーズにする方法をレクチャーします。
水島広子(みずしま・ひろこ)先生
精神科医。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、現在、対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表。2000年~2005年衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案の修正実現に尽力。『「ドロドロした嫉妬」がスーッと消える本』など著書多数。
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