1. Home
  2. BODY
  3. 頭痛外来の医師が伝えたい。 頭痛に悩んでいる人に意識してもらいたいこと

頭痛外来の医師が伝えたい。 頭痛に悩んでいる人に意識してもらいたいこと

頭痛のキホン

5,037

大場真代

logo05_640_shutterstock_572387341

慢性的な頭痛に悩んでいる人は、国内に約4000万人もいると言われていて、約4人に1人が頭痛に悩んでいるといわれています。ポピュラーな症状であるからこそ「いつものこと」と思っていると別の病気の引き金になることも。

辛い頭痛との上手な付き合い方について、東京女子医科大学病院脳神経センター頭痛外来客員教授の清水俊彦先生に伺いました。

「痛い→痛み止めを飲む」をくり返し、我慢を重ねていくと……

05_640_shutterstock_1362689429-1

最初は単なる「ただの頭痛」だったかもしれません。女性は、男性よりも痛みに強いため、我慢に我慢を重ねてしまいがちです。しかし、痛み止めを飲んでもなかなか治らず、病院を受診しても特に異常は見つかりません。

一安心と思っていると、また頭痛が襲い、痛み止めを飲んでその場しのぎを続けているうちに、頭痛以外のさまざまな症状が出始め、どんどん辛くなっていきます。

私のもとへ来られる患者さんの多くは、我慢に我慢を重ねた結果、脳が常に興奮状態にあり、その結果、脳が誤作動を起こして、耳鳴りやめまい、不眠、イライラ、不安といった、頭痛以外の症状に悩む、脳過敏状態の方が多くいらっしゃいます

片頭痛をもっている人の多くに子どものころから何かしらのサイン!?

640_shutterstock_1150216715

片頭痛を持つ方の多くが、実は子どものころから何らかのサインが出ていることが多くあります。寝相が悪い、寝言が多い、乗り物酔いをする、歯ぎしりをする、周りの子どもに比べて落ち着きがない、朝が苦手で寝起きが悪い、几帳面だった、またアレルギーや小児喘息にかかったことがある人の中にも、頭痛持ちが隠れている可能性があります。

これまで頭痛は、 頭部CTスキャンやMRIなどに異常がなければ「命に関わる病気ではないから」と軽視されている傾向にありました。しかし、vol.1でもお話したように、頭痛を放っておくと、慢性的に脳が興奮している状態に陥り、頭痛以外のさまざまな症状も発症させてしまうこともあります。

頭痛に悩んでいる人に意識してもらいたいこと

05_640_shutterstock_1337529227

現在、頭痛で悩んでいる人は、まず第一に頭痛が起きやすい生活習慣は避けることです。脳に過剰な刺激を与えないようにして、発作を未然に防ぐことが先決です。例えば、

  1. 痛みが起きそうな、月経前後や排卵日の前後は、遊ぶ予定を入れない
  2. 季節の変わり目や雨の日は無理をしない
  3. 目がチカチカする、異常な肩こりや生あくびなど、痛みの前兆や予兆症状が起きたらすぐに薬を服用する

などです。

それでも解決しない場合は、片頭痛の痛みを取るトリプタン系の薬や、脳の興奮を抑える抗てんかん薬などで、脳の興奮を抑える予防的治療を行うことになります。これは根本から頭痛を改善させていくもので、およそ8割の患者さんに効果があることがわかってきています

頭痛は不快で辛い症状はもちろんのこと、イライラしたり、融通がきかなくなるなど、性格まで変えてしまう嫌な症状です。

頭痛を甘く見て自己流に対処していると、より病状は深刻になります。がまんしたり放置したりせず、頭痛の原因を知って、生活習慣を見直すことから始めてみましょう!

清水俊彦先生
東京女子医科大学病院脳神経センター脳神経外科 頭痛外来 客員教授、獨協医科大学脳神経内科 臨床准教授(兼任)。日本脳神経外科学会認定医、日本頭痛学会監事や幹事を歴任、認定専門医。東京女子医科大学本院や同東医療センターの他に、汐留シティセントラルクリニック(東京都)、脳と心のクリニック(茨城県阿見町)、小山すぎの木クリニック(栃木県小山市)、獨協医科大学脳神経内科(栃木県)マミーズクリニック(東京都)、伊豆大島医療センターの頭痛外来を担当。学会活動をはじめテレビ、頭痛関連の著書も多数執筆。『頭痛女子のトリセツ』(マガジンハウス刊)『頭痛は消える。』(ダイヤモンド社)『マンガでわかる 頭痛・めまい・耳鳴りの治し方』(新紀元社刊)など。

もっと頭痛について知りたい!

慢性的な頭痛を放置するとどうなる?

長い間、 頭痛に苦しんだ結果、起こる疾患が 「頭痛の最終形」といわれる「脳過敏症候群」。新しい疾患として提唱し、国際的な論文も発表している東京女子医...

https://www.mylohas.net/2019/06/192917_sp_headache_new01.html

「頭が痛くなりそう」と思ったとき、気をつけたいこと3

頭痛を悪化させないためのポイントを、東京女子医科大学病院脳神経センター頭痛外来客員教授の清水俊彦先生に伺いました。

https://www.mylohas.net/2019/06/192922_sp_headache_new02.html

    specialbunner

    Ranking

    1. メンタルが強い人の6つの習慣。心の筋トレで強くなる!

    2. 高タンパク・低脂質がうれしいデザート9選。管理栄養士が推薦!

    3. 「感じのいい人」と「感じの悪い人」の違いは脳の使い方にあった!

    4. 【クイズ】頭痛を早く治すには?

    5. ひどい肩こり解消エクササイズ「肩甲骨プッシュアップ」

    6. ダイエット中の人に言ってはいけない! 7つの禁句とOKワードは?

    7. 高栄養&腸内環境を整える「甘酒」の作り方。炊飯器で放置するだけ!

    8. ひどい肩こり解消エクササイズ「サイドプランク」

    9. 1分で仕込めて効果も絶大。プロが教える簡単アイライン

    10. あなたはどの酒癖タイプ? 印象のいい酔い方と悪い酔い方

    1. メンタルが強い人の6つの習慣。心の筋トレで強くなる!

    2. メーガン妃が1日の食生活を公開。英王室でのNGフードとは?

    3. ノロウイルスに絶対うつりたくない人へ。家でできる正しい感染予防法

    4. 高タンパク・低脂質がうれしいデザート9選。管理栄養士が推薦!

    5. あなたはどの酒癖タイプ? 印象のいい酔い方と悪い酔い方

    6. 研究でわかった「やせるテクニック」7つ。ダイエット飲料は逆効果!?

    7. 週1日肉を食べずに12週間。参加者の意識がこんなに変わった!

    8. みそ汁を最強のダイエット食に変える方法。自律神経の名医が考案!

    9. 科学的根拠に基づいた「やせるためのコツ」。運動しなくっても構わない!

    10. ひどい肩こり解消エクササイズ「肩甲骨プッシュアップ」

    1. 心臓発作が起きている3つのサイン。左腕の痛みも要注意

    2. 焼酎は健康にいい・悪い? 肝臓専門医が教える正しい「お酒の飲み方」

    3. 女性の「心臓発作は恐ろしい」と医師。防ぐ方法は?

    4. メンタルが強い人の6つの習慣。心の筋トレで強くなる!

    5. 家カレーに革命! 簡単なのに最高においしくなるカレー5種類

    6. 誰もが筋トレをする時代に! 2020年に流行るフィットネスは?

    7. 年末年始はしっかり回復! 体だけでなく、神経からしっかり休む方法

    8. 一問一答で占う、2020年の運勢。あなたの金運は?

    9. あなたも「アルコール依存症予備軍」かも。自己診断の方法は?

    10. やせたい人向け朝ごはん8選。タンパク質と食物繊維をしっかり!