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意外に多い!? 生理中の下痢。突然のアクシデントを解消する方法

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「今はやめて」と思うときほど、なぜか襲ってくる突発性の下痢。混雑した電車の中や、緊張する仕事の前ほどおなかの調子が悪くなる気がしませんか?

ライオンの調査によると、こうした「外出時の下痢」に悩む人は多く、女性特有の症状もあるのだそう。よくある下痢の傾向と対策とは?

平均は「月3回」。下痢に悩む人は多かった

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2018年、ライオンが10代後半から50代の男女約1.6万人にアンケート調査をしたところ、下痢になる平均的な頻度は「月に3.1回」。ほぼ10日に1度と考えるとかなりの頻度です。

しかも意識調査では、全体の59.6%が「自宅外での下痢に困っている」と回答。外出先での急な下痢やおなかの痛みに、過半数の人が困っていたことが判明しました。

原因の第1位は「冷え」、第2位は?

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下痢の原因はというと、全体的には「冷え」「食べ物」「ストレス」の割合が多いという結果に。女性限定でみると、回答数のトップは「冷え」、第2位は「生理」でした。

このうち「冷え」に関しては、服装や防寒具などに気を配り、とくに腹部を温かくしておくことで対処できそう。

いっぽう「生理」に関しては、すぐに対策が思い浮かびません。そもそもなぜ、生理で下痢になるのでしょう? その仕組みがわからない限り、解決は難しそうです。

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対象者:月経(生理)時に下痢が起こりやすい20-40代女性、n=119、調査時期:2014年6月 方法:WEB調査

ライオンの2014年の調査でも「生理時の下痢」に悩む女性は多く、それでいて「何も対処していない」と答えた人が7割だったそう。

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出典:Lidea|どうにかしたい下痢!生理時に「お腹がゆるくなる」原因と対処法より

その理由の半数は、「対処はしたいが方法がわからず、できていない」というもの。

慢性的に起きる生理時の下痢に困りながらも、対処法がわからないために放置しているという現状が見えてきました。

ストレスによる下痢はなぜ起こる?

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こうした傾向を踏まえてお話を伺ったのは、大腸ガンの専門家である後藤利夫先生(新宿大腸クリニック院長)です。

後藤利夫先生
1988年東大医学部卒業。1992年東大病院助手。現在、新宿大腸クリニック院長。実父の大腸ガンを機に大腸ガンの早期発見・治療の重要性を痛感し、全国各地の医療機関で内視鏡検査を実践、後進の指導にあたるかたわら、著作・講演等の啓蒙活動も熱心に行っている。独自の無痛大腸内視鏡検査は好評で、遠方から足を運ぶ患者も少なくない。また「大腸ガン撲滅」のために始めた便秘、乳酸菌の執筆も多い。

後藤先生によると、腸は脳との結びつきが強く、他の臓器よりもストレスの影響を受けやすいのだそう。

朝の通勤時に下痢になる人が多いのも、仕事の緊張感やストレスが身体症状として出ているからだと考えられます。

「自律神経には交感神経と副交感神経があり、腸は副交感神経の刺激で動いています。

しかし精神的ストレスや生活の乱れ、睡眠不足などで自律神経が乱れると、あるときは腸管が止まって便秘になり、あるときは過敏に動いて下痢になる。便秘と下痢が交互にくる、過敏性腸症候群(IBS)と呼ばれる状態になることもあります」(後藤先生)

「腸脳相関」が起こす悪循環

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ただし、こうした腸の不調は、必ずしも自律神経の乱れだけが原因ではありません。脳が腸に影響を与えるだけではなく、逆に腸が脳に指令を出して、症状を悪化させている場合があると後藤先生は指摘します。

「人間のあらゆる臓器は脳の支配を受けていますが、大腸だけは別。腸神経系という独立した神経系を持っていて、脳に指示をすることもあるのです。これを腸脳相関といいます。

下痢や便秘になると、気分がすごく落ち込みませんか? それは、下痢や便秘の不快感が腸脳相関によって脳に指令を出し、ストレスを増幅させるから。この悪循環により、IBSのような精神的な疾患につながると考えられます」(後藤先生)

ホルモンバランスの変化で下痢になる

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いっぽう女性に特有の「生理中の下痢」には、ホルモンバランスの変化が大きく関わっていると後藤先生。

「排卵に伴い分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は、子宮の収縮をおさえる作用がありますが、腸管の収縮運動(便などを移動させる動き)もおさえます。そのため、生理前は便秘になりやすくなります。

ところが生理が始まると分泌されるプロスタグランジンは、子宮とともに腸管も誇張させます。その結果、便秘は治りますが、逆に腹痛を伴う下痢が起きやすくなるのです」(後藤先生)

生理やストレスによる下痢から腸を守るコツ

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食べ過ぎや飲み過ぎと異なり、自分ではなかなか対処できない生理やストレスによる下痢。

悪化させないためには、普段から次の6つのポイントに注意して腸の健康を保ち、排便リズムを守ることが大切だと後藤先生は話します。

腸を守る6つのポイント

  1. 規則正しい生活を心がけ、ストレスを避けて副交感神経の働きを正常に保つ。
  2. 副交感神経が優位になり腸管が動くのは夜。リラックスして早寝することで、よい便が作られる。
  3. 夜のうちに便が直腸近くまで移動していると、朝食が胃の中に入ることで胃結腸反射が起き、便が直腸に入って便意が起こる。このタイミングを逃さないよう、朝食はしっかり摂り、トイレタイムを確保すること。
  4. 運動不足だと腸の動きが悪くなるため、ウォーキングや軽い運動を習慣に。
  5. 腸の吸収・分解能力を超える食べ過ぎや飲み過ぎ、腸管を刺激する辛いものは下痢の原因になる。
  6. 冷え対策は重要。おなかを冷やすと分解酵素の働きが悪くなり、下痢を引き起こす。


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文/MYLOHAS編集部

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