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紫外線による日焼け肌に。オイルの正しい使い方を皮膚科医に聞く

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

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STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

ココナツオイル

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ココナッツオイルの効能が、いろいろ知られるようになってきました。100%天然のこのオイル、バカンスの香りがするだけではありません。フケを防ぐ、皮膚と髪を保湿する、毛の縮れを直す、アイメイクを溶かして落とすなど、使い道もさまざま。

それというのも、ココナッツオイルには保湿効果と抗菌効果が知られる「リノール酸」や「ラウリン酸」などの天然の脂質がたっぷり含まれているため。ココナッツの果肉から抽出したオイルを低温圧搾(コールドプレス)して作るので、もともと持っている有益な特性が保たれています。

でも、だんだん暖かくなってくると、ふと考えてしまいます。ココナッツオイルって、日焼けのケアにも使えるの?

そこで、浜辺で長い一日を過ごしてしまった後などに、自宅でもできる対処としてココナッツオイルはどうなのか。そしていちばん効果的に使う方法について、皮膚科の医師に聞きました。

日焼けケアに使えるの?

日焼け

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「日焼けの治療にココナッツオイルを使うとよいという研究結果は、あまり多くありません」と、カリフォルニアの皮膚科医デビッド・ロートシャーさん(オンライン・ニキビケアの会社、キュロロジー最高経営責任者も務めています)。

ただし、日焼け防止に失敗した後に、皮膚の回復を助けてくれそうな成分を含んでいるのは確かだそう。

ロートシャーさんによると、ココナッツオイルはとても優れた保湿剤なので(成分の脂肪酸のおかげで)、日焼けをするとおこる乾燥やかゆみを和らげる効果がある可能性があるようです。

さらに、分子生物学分野の専門誌『インターナショナル・ジャーナル・オブ・モレキュラー・サイエンシズ』誌で報告された2018年の研究によると、リノール酸とラウリン酸には抗炎症作用と抗菌作用があるため、弱くなった皮膚のバリア機能(皮膚を守る角質層の役割)を元に戻してくれる効果も期待できます。

皮膚バリア機能の回復を助けるかも?

「日焼けは、皮膚のダメージと炎症が重なった症状です」と、皮膚科/美容整形外科の医療機関ウエストレイク・ダーマトロジー(テキサス州オースティン)認定皮膚科医、ジェニファー・ゴードンさんは解説します。

ですから、今のところ確かな証拠は不足しているものの、ココナッツオイルが炎症と感染のリスクを減らしてくれ、皮膚バリア機能の自然な回復を本当に助けてくれるなら、日焼けの治療にもよいかもしれません。

でも、真っ赤になってしまった皮膚に、たっぷり塗りつけるのは避けます。現時点では、日焼けにいいというココナッツオイルの効能は、ほとんどが不確かな経験談によるものですから、慎重に進める方がよさそう。「日焼けの対処として最良というわけではありません。ただ、皮膚の状態をさらに悪化させることはないと考えています」と、ロートシャーさん。

本当にココナッツオイルを試してみたいなら、それだけで使うよりも、日焼けへの対処の一部に取り入れるようにと専門家はすすめます。

日焼けケアに取り入れるベストな方法は?

日焼け止め

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1. ココナッツオイルは、ケアの最初に使わない。

ココナッツオイルは、日焼けに対処するプロセスの後半で加えるのがベスト。使うのが早すぎると、日焼けをひどくしてしまう恐れがあります。

「早い段階でココナッツオイルを厚く塗りすぎた場合、熱を閉じ込めてしまって、日焼けによる刺激を激しくして、水ぶくれを作る可能性があります」と、ゴードンさん(石油系の保湿剤も、皮膚の上にバリアを作るため、同じことが言えます)。

2. 日焼けした部分を冷たく保つ

アメリカ皮膚科学会(AAD)がすすめる日焼けの治療法では、まず初めに、冷湿布と冷たいお風呂かシャワーを頻繁に使って、痛みを和らげます

3. 日焼けした部分を保湿する

「日焼けをしずめるには、アロエベラか大豆を含む保湿剤を選びます」(ロートシャーさん)。必ず皮膚がまだ湿っている間に塗ります(皮膚の内側に水分が閉じ込められて、乾燥がおさまるから)。

保湿

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4. 痛み止めの薬を飲む

日焼けにともなう痛みと腫れを和らげるために、ゴードンさんがすすめるのは、イブプロフェンのような市販の抗炎症薬

5. 水をたくさん飲む

ロートシャーさんによると、日焼けすると体液が皮膚の表面に集められるため、脱水状態を招いてしまうそう。ですから、皮膚の回復中は忘れずに水分をたくさん取ります。

6. そして最後に、ココナッツオイルを使います!

日焼けに使うココナッツオイルは、コールドプレスで有機栽培の証明がついたものを選ぶとよいかもしれません。「ほかのココナッツオイルは、有益な成分をこわしてしまう加工法が使われています」とロートシャーさんは説明します。

「ココナッツオイルを使うのは、必ず皮膚が冷えて、水ぶくれの段階がしずまってから」(ゴードンさん)。皮膚のバリア機能が回復する過程で、保湿と修復を助けてくれるでしょう。(でも、ココナッツオイルは毛穴を詰まらせると言われているため、顔に使うのは専門家もすすめていません)。

敏感肌の人は、日焼けに塗る前にパッチテストを。ココナッツオイルが接触性皮膚炎(つまり“かぶれ”、アレルギー反応です)の原因になる人もいますから、アレルギー反応が現れたら、すぐに使用を中止します。

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Krissy Brady/The Best Way to Use Coconut Oil for Sunburn Relief, According to Dermatologists
訳/STELLA MEDIX Ltd.

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