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ニキビあとをきれいに治し、危険なホクロを見極める/皮膚科医・赤須玲子先生

Doctors

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増田美加

赤須玲子先生

「この不調、どこに相談したらいいの?」「病院では、どう対処してくれるの?」と悩む一方で、いざ病院に行こうと思ったとき、「どこがいいのかわからない」「ネット検索してもどこまで信用していいのかわからない」。そんな思いに応える連載「MYLOHAS Doctors」。

VOL.3は、“大人のニキビあとやホクロ”を丁寧に診てくれる赤須玲子先生(赤須医院院長)を取材しました。

VOL.3 皮膚科/赤須医院 赤須玲子先生

  • 特に大切にしている診療(得意分野)は?

    「皮膚科一般をニキビ、湿疹、シミ、シワ、たるみ、老人性イボ、ホクロなど皮膚に関する症状はなんでも拝見します。

    あえて得意分野をあげるとすれば、ニキビあとなどをきれいに治す美容皮膚科診療ホクロとメラノーマ(ホクロのがん)でしょうか」と赤須玲子先生。

    1.ニキビあとなどの美容皮膚科診療

    たとえばニキビは、一般皮膚科の保険診療で、ある程度までは改善します。しかし、ニキビあとのシミや凹凸をきれいに治したり、再発しない肌をつくることは、保険が効かない、美容治療の範疇に入ります

    ひとりひとりと向き合い、その人のこれまでの生活習慣やスキンケア方法を見直しながら、適する治療方法を見つけていくことを、赤須先生は大事にしています。

    2.ホクロのがん(メラノーマ)の見極め

    過去に、北米でホクロのがん研究をしていた経験を生かして、日本でも増えている皮膚がんの見極め(スクリーニング)を行っています。

    ホクロのがんは、圧倒的に白人に多いがん。そのため日本在住の外国人も多く来院。ホクロのがん(メラノーマ)を早期発見し、完治できた患者さんが少なからずいます。

    30~40代の日本女性では、メラノーマは稀ですが、安易にホクロをレーザーで取りたがる人がいますが、それは危険

    レーザー治療は、あくまでも傷を残さないことに重点を置いた美容治療。

    メラノーマは、レーザーでは取れないばかりでなく、かえって、がん細胞を拡散してしまい、命の危険に至ることも。赤須先生は、危ないホクロかどうかを見極め、適切な治療方法を選択、提案してくれます

    「いずれも、診察、検査、治療、手術は、私自身が行うことをモットーにしています。すべての患者さんに対して、常に責任ある診療を心がけています」(赤須先生)

    赤須医院 待合室

  • 皮膚科医になろうと思ったきっかけや動機は?

    「きっかけは2つあります。

    ひとつは、3歳で火傷を負って皮膚科に長く通院した経験から、皮膚科を身近な科として感じたことです。

    3歳のとき、右足全体に火傷を負い、約半年間の皮膚科通院。当時の火傷の治療は、今とまったく異なり、毎日恐怖で拷問を受けるような気分。今では考えられないような荒療治。小学校になっても、白い瘢痕と赤いケロイドは残りました。「見せて、触らせて」というクラスメートの興味津々の反応が嫌でした。

    そんな経験から、皮膚科入局を決めました。

    ふたつめは、大学時代、皮膚科実習で教授のすばらしい診察に感動したことです。

    入院患者さんの外来診察があり、70代の男性が診療室に入ってきたとたん、教授は、私たち医学生に向かって「この患者さんは、たぶん胃がんだ。抗がん剤の○○を使っていると思う」と言いました。 病衣からのぞいていた手と首にあった、淡い紅斑が、抗がん剤の薬疹で、患者さんの顔つきと顔色から、がんの末期がうかがわれたということでした。

    皮膚は全身を映し出す鏡」。皮膚科のプロになれば、皮膚をひと目見ただけですべてがわかる“透視”のようなことができるのだと、感動。

    今も日々経験を重ね、一歩でもプロフェッショナルに近づきたいと思っています。

    患者さんの肌から、過去の習慣、紫外線をどれだけ浴びてきたか、ストレスの多い日々を送っていたか、誤ったスキンケアを長年継続しているか、を“透視”できるのです。

    本当に“皮膚”は、奥が深いと感じます。これからも、皮膚が発するメッセージを皮膚科医としてしっかり受け取り、診療に生かしていきたいと思っています。

  • どんな悩みや不安をもつ女性たちに受診してほしいと思いますか?

    ある化粧品会社に勤める女性は、ニキビをくり返していました。日常生活の不摂生(アルコールや煙草など)もほとんどなく、食事も睡眠も規則正しい生活だったといいます。

    複数の皮膚科を受診するものの、ニキビは一向によくならず、「この肌では美容業界ではやっていけない」と退社も考えたそう。

    しかし、赤須先生のクリニックに来院し、診察を受けたところ、「自分の肌に合わない保湿力の高い高価なクリームを使い続けていたこと」が原因ではと、保湿クリームを中止。

    水溶性の化粧品を中心に使い、ビタミンB2、B6の皮脂分泌を抑える内服薬を飲んだところ、2週間後にはほとんどのニキビが消え、本来のきれいな素肌が戻ったそうです。

    「この方のように、これまで複数のクリニックを受診したけれど、改善が見られなかったり、再発をくり返すような皮膚のトラブルを持っている方に来ていただきたいです。ご自分の肌に、今のスキンケアが正しいかどうかを判断してほしい方もご相談に来てください」(赤須先生)

  • 診療をするにあたって、大事にしていることは?

    ひとりひとりの患者さんに、最後まで責任を持って診療することを信条にしているという赤須先生。

    「患者さんに対して、150%の満足度で応えたいと思っていますので、顔の診察はすべての患者さんにまず洗顔をしていただきます

    病歴をうかがったあと、水分量の測定と肌スコープによる観察を行い、肌質の確認をします。また、シミやホクロの病変があれば、データとして記録します。 肌の診断結果と治療方針を説明し、ケミカルピーリングやレーザー、手術などの治療が必要な場合は、すべて私自身が行います

    また、手術で摘出した腫瘍は、すべてに病理組織検査を行い、診断の確定と取り残しがないか確認します(米国病理医の資格を持っています)」と赤須先生。

    赤須先生は、シミやニキビあとなど、複数回通院の必要がある患者さんの治療は、その都度、症状を写真に残して、治療の効果が確実に現れているかどうか、患者さんとともに評価しています。

    赤須医院 レーザー治療の様子

    レーザー治療の様子

  • 先生ご自身が日常生活で健康のために、気をつけていることは?

    「食事と睡眠と運動です」と赤須先生。

    1.食事

    規則正しい食事と時間を心がけています。人によって胃の許容範囲に違いがありますので、私の場合は1日2食がちょうどいいです。乳製品や大豆製品、卵を多く摂るようにしています。

    2.睡眠

    美容と健康にいちばん大事なのは睡眠。1日7時間以上はキープしていて、就寝22時、起床6時くらいが日常です。

    途中で起きることはないので、たぶん質のよい睡眠がとれていると思います。仕事が終わらないときでも夜更かしせず、早起きして頭がすっきりした状態で仕事をするようにしています。

    3.運動

    ジムに通いなどはしていませんが、朝2分程度行うストレッチは、毎日欠かさずやっています(こんなの運動になりませんが……)。また、通勤の行き帰り、自宅から職場まで徒歩20分程度は、歩くようにしています。自宅にあるエアロバイクも気が向いたとき、乗るようにしています。

  • 診療内容、料金目安、薬の処方方法は?

    • 皮膚科一般:通常の保険診療 1,000~2,000円程度
    • 美容診療:自費診療(シミ、シワ、たるみなどに対してのケミカルピーリング治療、各種レーザー治療、腫瘍切除、ヒアルロン酸&ボトックス注入)、皮膚がん検診 10,000〜30,000円程度
    • ケミカルピーリング&ビタミンC誘導体のイオン導入 顔 5,400円
    • レーザー治療、レーザートリートメント(多毛・毛穴の開き・たるみ) 32,400円
    • ホワイトニング(シミ・そばかす・ホクロ) 32,400円
    • Qスイッチレーザー(肝斑・シミ) 32,400円

    薬は、院内処方が主ですが、院内に置いてない薬は処方箋を発行。

    ニキビ、湿疹、シミ、シワ、たるみ、老人性イボ、ホクロ、皮膚がんを多く診療。一日の患者数は10〜20名 。

赤須医院

医療法人えいこう会 赤須医院

診療時間:月・火・水・金 10〜16時、木・第4土 12〜18時
休診日:土・日・祝日
住所:東京都港区六本木7-18-12 シーボンビル4階
電話03‐5771-2081

赤須玲子先生

赤須玲子(あかすれいこ) 先生

山梨県出身。東海大学医学部卒業、山梨大学皮膚科助手、トロント大学病理学教室研究員、山梨大学皮膚科非常勤講師を経て、1998年より赤須医院院長。 皮膚科専門医、医学博士、米国皮膚病理認定医、シーボン化粧品顧問、ピアスグループ顧問。

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インタビュー・執筆/増田美加(女性医療ジャーナリスト)

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