1. Home
  2. BODY
  3. 子宮頸がんの定期検診が欠かせないのは? 疲労やむくみも要注意

子宮頸がんの定期検診が欠かせないのは? 疲労やむくみも要注意

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

2,355

細胞

image via shutterstock

子宮頸がんは、いくつかの理由から「サイレントキラー」として知られています。たとえば、ステージが進むまで何の症状も表に出てこないから。このため早期発見が難しくなり、治療も困難になるのです。

子宮頸がんは、ゆっくりと進行するがん。ですから、これまで病気が進むまで症状のない人もいたのです」と、ノースウエスタン大学医学部で産科婦人科の臨床教授を務める医師、ローレン・シュトライヒャーさん(ノースウエスタン性・更年期医学センターのメディカルディレクター)は話します。

子宮頸がんの症状は、特別でもありません。「症状が特徴的ではないですから、ほかの病気である可能性もあります。ですから、何か症状が見られたからといって、子宮頸がんというわけではありません。症状を確認してもらったところ、何も深刻な問題ではないというのはよくあることです」と、シュトライヒャーさんは説明します。

「パップテスト」と呼ばれる細胞診検査を毎年受けることで、早期発見は可能です。「がんの成長はゆっくりですから、毎年検査をして、婦人科を受診することで、子宮頸がんの異常から身を守ることになるのです」とシュトライヒャーさん。※日本の場合は厚生労働省が「2年に1回」の検診をすすめています。

でも、毎年の検査の間に何か症状が出たら、迷わず症状を確認してもらいます(子宮頸がんのサインは、ほかの一般的な良性の病気とも共通しています。過度に恐れるのは禁物です)。

前回は、見分けにくい子宮頸がんのサイン5つを紹介しました。今回も引き続きみていきましょう。

見分けにくい子宮頸がんのサイン(前編)1〜5は、こちらの記事で。

  1. 脚のむくみ、痛み
  2. 極度の疲労感
  3. HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染している
  4. HIVまたはエイズにかかっている
  5. 子宮頸がん検診で異常がみつかった

1. 脚のむくみ、痛み

足を揉む人

脚の痛みやむくみは、子宮頸がんのサインです。でも、がんのステージが進んではじめてみられるということも多いです」と、医師のクリスティン・ホーナーさん。ホーナーさんは、アメリカ外科学会の専門医(FACS)で、『Radiant Health, Ageless Beauty』の著者でもあります。

子宮頸がんは、寛骨(かんこつ)の間にあるリンパ節にひろがることがあります。がん細胞はリンパ液の流れを滞らせるため、リンパ液がたまって脚がむくんでしまうのです。このむくみをリンパ浮腫といいます」

2. 極度の疲労感

疲れた女性

疲労は多くの病気にともないますから、それだけでは子宮頸がんの症状であるとはいえません。

でも、今までお伝えしてきたような症状がみられるうえに、極度の疲労感を感じるときは、ためらうことなく医師に相談しましょう。

3. HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染している

ウイルス

症状というか、子宮頸がんのリスク要因について。全米がん協会によると、子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染している女性によくみられるそうです。

HPVは性感染症で、感染するとE6とE7という2種類のたんぱく質が生成されます。このたんぱく質によってがん抑制遺伝子のはたらきが阻害され、子宮頸管の内側の細胞が増殖して、がんにつながる突然変異の遺伝子が発生します。

現在のところ、HPVを治療する有効な手立てはありません(アメリカでは、11~12歳の男子・女子にHPVワクチンを接種することがすすめられています)。

ところが、テキサス大学の研究によって、将来の治療に役立つかもしれないことが明らかになりました。医師のクリスティン・ホーナーさんによれば、それはものすごい発見だそう。

HPVに対して現在行われている治療は、局所の症状をおさえることを対象としています。治療によって症状がおさまっても、全身の感染が治ったわけではありません。再発がよくみられるのは、そのためです」とホーナーさん。

日本のキノコ由来の抽出物、AHCCは自然に免疫力を高めるはたらきがあるとされています。最新の研究においてAHCCの臨床研究をしたところ、自己の免疫を高めてウイルスを除去する効果が現れ、人によっては3〜6か月で感染をなくすはたらきを持つことが明らかになりました」

4. HIVまたはエイズにかかっている

HIVウイルス

子宮頸がんのもうひとつのリスク要因は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)。HIVに感染した女性は、免疫システムのはたらきが弱くなるため、子宮頸がんにかかりやすくなります。

「免疫不全の状態だと、病気になりやすいのです」と、産婦人科認定医のゲイザーさん。HIVに感染している女性は、子宮頸がんに5倍かかりやすくなります

5. 子宮頸がん検診で異常がみつかった

検査

子宮頸がん検診の結果に異常があっても、子宮頸がんになってしまった、とすぐにこわがることはありません。担当医は検査結果を精査して、どのような異常がみつかったのか明らかにします。

子宮頸部でみつかった細胞の異常がすべてがんであるとはかぎりません。結果を確実なものとするため、さらに検査が必要となることもあります。

病気は予防と早期発見が大切

子宮頸がんの予防と早期発見のための正しい方法

自分の体をきちんと知ろう! をテーマの連載「カラダ戦略術」。前回は「受けるべき5大がん検診」について、お届けしました。今回は、「子宮頸がんの正しい予...

https://www.mylohas.net/2018/06/170025.html

乳がんの“しこり”は石のように「硬い」。自己触診がほんとに大切

「乳がん」になる人は、この40年で約7倍にも増加。いまでは10人に1人が乳がんになるといわれています。けれども、「がんについての誤った思い込み」が日...

https://www.mylohas.net/2018/11/178618breast_cancer.html

Sara Shulman/Warning Signs of Cervical Cancer You Should Never Ignore
訳/STELLA MEDIX Ltd.

STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 意外な効果も。科学的に証明されたラベンダーオイル8つの効能

    2. 血圧を下げる低カロリーな果物はどれ? 栄養士おすすめの食べ方

    3. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    4. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    5. 冬でもないのに咳・くしゃみ。「はしか」はなぜ流行る?

    6. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    7. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    8. 二日酔いによく効く5つの対処法と、やってはいけない4つのこと

    9. 精神科医が勧める、誰かのためじゃなく「自分のために生きる方法」

    10. 頑固な内臓脂肪を減らす9つの方法

    1. オリーブ油よりも◯◯油。コレステロールを減らせる5つの食品

    2. トレーナーに聞いた! 結果が出る筋トレとは?

    3. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    4. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    5. 血圧を下げる低カロリーな果物はどれ? 栄養士おすすめの食べ方

    6. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    7. 頑固な内臓脂肪を減らす9つの方法

    8. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    9. ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

    10. 【5月の満月】固定観念から解き放たれ、視界が開けるタイミング

    1. コーヒーの量やチョコを欲するときが増えたら、気をつけるべきこと

    2. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    3. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    4. ルールはたった2つ。医師考案の「夜はちみつ」で痩せる理由

    5. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    6. 野菜より先に口にするといいものは? 太らないための「食べる順番」

    7. 頑固な内臓脂肪を減らす9つの方法

    8. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    9. あー、鼻水がとまらない! そんなときはこの手をつかって

    10. 季節変わりにやってくる顔のかゆみトラブル、皮膚科医に聞いた原因と対策法は?