1. Home
  2. EAT
  3. 医師が答えるデトックスダイエットのウソ・ホント。食べ過ぎは解消できるの?

医師が答えるデトックスダイエットのウソ・ホント。食べ過ぎは解消できるの?

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

8,767

STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

スムージー

“今年は新しい自分になる”という目標を掲げているあなたなら、すぐに大きな成果が出ると言われている「デトックスダイエット」や「クレンズ」などの方法に、関心を寄せているかもしれません。

1週間ジュースだけ、水・レモンジュース・カイエンペッパー・メープルシロップを混ぜ合わせた飲み物で10日間過ごすとか……さまざまな方法が巷にあふれています。

「エネルギーがみなぎり、ウエストは細く、もっと健康になる」なんて言われていますが、それってホントでしょうか?

そこで、デトックスをめぐる数々の迷信について、専門家に聞いてみました。

  1. デトックスダイエットは減量に効果があるの?
  2. フルーツジュースや野菜ジュースは栄養価が低いの?
  3. デトックスで休日の食べ過ぎを解消できる?
  4. デトックスはエネルギーアップに効果がある?
  5. デトックスダイエットは糖尿病などの慢性病の管理に役立つ?

Q1. デトックスダイエットは減量に効果があるの?

デトックス

image via shutterstock

ホント。なんでも摂取カロリーを減らせば、体重は減るでしょ?

ウソ。制限するとかえってよくない!

答え:ウソ

体重計の目盛りは下がるかもしれませんが、それは減らしたいものが減ったからではありません。

「普段の食事がハンバーガーやパスタの人が、ジュースやスムージーだけの液体ダイエットを始めたとします。体重は数キロ落ちるでしょう。ですが、減ったのは水分の重さくらい。加工食品や精製炭水化物を摂らなければ、自然に落ちるのです」と説明するのは、ニューヨーク市の医療機関、ニューヨーク・プレスビテリアン病院/ワイル・コーネル・メディシンの内分泌科医、レカー・B・クマールさん。

本来、落としたいのは水分ではなく、脂肪であるはず。制限のきついダイエットは、続けるのが大変ですから、そのうち体重もだんだん元に戻ってしまいます。

いわゆるヨーヨーダイエット(ダイエットで体重の増減を繰り返すこと)を続けると、身体に悪い影響が出てくるだけ。研究によると、代謝が低下して、心臓発作や脳卒中のリスクが高くなってしまうのだそうです。

Q2. フルーツジュースや野菜ジュースは栄養価が低いの?

野菜ジュース

image via shutterstock

ホント。糖分だらけ。

ウソ。そんなことない。栄養たっぷりです。

答え:ホント

予想とは逆の結果になったかもしれません。ジュースにする過程で、果物の多くの栄養素、とくに食物繊維が失われてしまい、糖の一種である果糖ばかりが残るのです。つまり、基本的に砂糖たっぷりの水を飲んでいるわけ。

「果糖は血液中の中性脂肪(脂肪の粒子)を増やし、心臓病のリスクが高くなります」とクマールさん。それに、液体にした果物や野菜ばかり摂っていると、ヘルシーな食材から得られる食物繊維ばかりではなく、たんぱく質、ビタミン・ミネラル類を摂るチャンスをみすみす逃すことに。

つまり、果物や野菜を含めて、素材は丸ごとで摂取することを心がけるとよいです。

Q3. デトックスで休日の食べ過ぎを解消できる?

食べる女性

image via shutterstock

ホント。元に戻してくれる。

ウソ。本当ならいいんだけど。

答え:ウソ

うますぎる話は、たいていウソなのです。

どんなブレンドのジュースでもシェイクでも、お酒の飲みすぎや甘いものの食べ過ぎを元に戻す役にはならないし、腎臓や肝臓などの働きを正常にしてもくれません

「デトックスダイエットは身体から不純物を流し出すと信じているかもしれませんが、身体から毒素や老廃物を取り除くのは、肝臓、肺、腎臓、皮膚、そして消化系の働きです」と、テキサス州のベイラー医科大学で臨床研究マネージャーを務める管理栄養士のモリー・ジーさん。

健康な人なら、身体に備わっている自然な解毒システムで十分に間に合います。

Q4. デトックスはエネルギーアップに効果がある?

ヨガをする女性

image via shutterstock

ホント。デトックスでリセットすると本当にいい。

ウソ。多分違う。

答え:ウソ

「ジュースクレンズ」を始めて3日目くらいの頭がフラフラするような感じを、効果がある証拠と思い込んでしまうかもしれません。でも実は、食事制限のクレンズで体調を悪くしてしまうことも

身体がちゃんと働くために必要なカロリーや栄養を摂るべき。エネルギー不足、めまい、気分の動揺、電解質や血糖のアンバランスといった重い合併症の恐れがあるのです」とジーさん。

そのうえ身体が正常に機能しないと、「心理的に負担がかかって、落ちこむことも。やけ食いにつながったり、悪い食習慣に戻ってしまったりしかねません」(クマールさん)。

Q5. デトックスダイエットは糖尿病などの慢性病の管理に役立つ?

糖尿病

image via shutterstock

ホント。そうかもしれない。

ウソ。絶対に違う!

答え:ウソ

慢性痛が消えるとか、自己免疫疾患が治るとか、高血圧が軽くなるといったダイエットプランを耳にしても、信じないこと。

ジュースダイエットを試した糖尿病の患者で、血糖値がどうしようもなく急増してしまった人もいます。これは危険です」と、ジーさんは警告。

デトックスダイエットはとても健康な人にさえおすすめできないのですから、慢性病をもつ人は確実に手を出さない方がよさそう

服用している薬の邪魔をするかもしれませんし、脱水症状やビタミン・ミネラル不足、筋肉量の減少などにつながるおそれもあります。

おすすめデトックスレシピ

食物繊維たっぷりで便秘解消! もっちりふわふわパンケーキ

史上最年少17歳の現役高校生スーパーフードマイスター、Lilyこと及川凜々子が、食物繊維たっぷりのもっちりふわふわパンケーキレシピを紹介。

https://www.mylohas.net/2018/10/176478wholewheatpancakes.html

便秘解消をサポート! いつものヨーグルト+αでできる簡単パフェの作り方

夜ご飯を食べすぎてしまったり、便秘気味だったりすると、ついつい朝ごはんを抜きがちですよね。そんなとき、一気にカラダをデトックスするために、いつものヨ...

https://www.mylohas.net/2018/11/178674chiagurt.html

Nicole Saporita, Good Housekeeping Institute/Do Detox Diets Work, or Are They a Complete Waste of Time?
訳/STELLA MEDIX Ltd.

    specialbunner

    Ranking

    1. カリスマトレーナーが教える「腕と腹筋の週末集中トレーニング」

    2. あっという間に、最高の柔軟性が手に入る! 「最新ストレッチ」とは?

    3. 風邪をひきたくない! 管理栄養士が実践しているおすすめの食べ方

    4. 口紅の下地としても優秀! しっとりふっくら唇をかなえるリップ

    5. 肩こり・首こり改善にはストレッチ! 最速で柔軟性をアップさせる方法とは

    6. 知っておくべき新ジェンダー。「ノンバイナリー」は何を意味する?

    7. 美容好きも注目! 福本敦子さんの「自分を慈しむ」暮らしのヒント3つ

    8. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    9. 机や棚の下にくっつけられる「後づけ引き出し」でスッキリ収納

    10. 掃除機スタンドなら、壁に穴を開けなくてOK。本体もノズルも「見せる収納」

    1. 風邪の引きはじめ、医師・栄養士がすすんで食べているものは?

    2. 肩こりで押すべきは上より下! SNSで話題の「10秒ストレッチ」って?

    3. あっという間に、最高の柔軟性が手に入る! 「最新ストレッチ」とは?

    4. 栄養士・医師が選ぶ「やせる食材10選」。優秀なフルーツはどれ?

    5. 熱や風邪で動けない! 寝こんだときに食べるとよいもの、悪いもの

    6. ダイエットのために覚えたい。間食に食べるべきナッツの種類と量の目安は?

    7. 効き目が違う! 下半身が断然引き締まるトレーニングチューブ運動5つ

    8. 専門家が伝授。すぐわかる! 股関節ゆがみチェック

    9. カリスマトレーナーが教える「腕と腹筋の週末集中トレーニング」

    10. 風邪をひきたくない! 管理栄養士が実践しているおすすめの食べ方

    1. 風邪の引きはじめ、医師・栄養士がすすんで食べているものは?

    2. 「更年期」を迎えると体や気持ちはどう変わる? 膣がにおうのは正常?

    3. 閉経後女性の乳がん予防に有効な食事とは?

    4. やせやすい体をつくる食事の3大ルール。午前中は何を食べるとベター?

    5. 風邪じゃないのに「のど」がつらい...甲状腺がんを疑うべき6大サイン

    6. 疲労回復の権威が教える「疲れ」のとり方。ほぐすべきは肩より脳!

    7. 1日1万歩は歩き過ぎ? ウォーキングの新常識とは?

    8. 体重を確実に減らすための最適解。おすすめの運動は?

    9. 熱や風邪で動けない! 寝こんだときに食べるとよいもの、悪いもの

    10. 発症率は男性の3倍! 女性が「甲状腺がん」を気をつけるべき理由