1. Home
  2. BODY
  3. 治りにくい鼻づまりや鼻水、風邪じゃないかも!? 「副鼻腔炎」の正体とは?

治りにくい鼻づまりや鼻水、風邪じゃないかも!? 「副鼻腔炎」の正体とは?

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

5,878

鼻をかむ女性

鼻づまり。鼻水。のどの痛み。誰もがおなじみの風邪の症状です。

でも、チキンスープを飲んだりビタミンCを摂ったり、風邪に効きそうなことをやっても効果がない……。そんなとき、じつは“副鼻腔炎(ふくびくうえん)”かもしれません。

※訳注:副鼻腔炎には急性と慢性があり、日本における慢性の副鼻腔炎の俗称は“ちくのう症”とも言われます。この記事では急性副鼻腔炎をさしています。

副鼻腔炎とは?

副鼻腔炎

image via shutterstock

「副鼻腔炎は、ほほ、両目の間、眉の上、そして両目の後ろにある“副鼻腔”という空洞がウイルスや細菌に感染して炎症を起こした状態です」と説明するのは、インターネットを使った遠隔医療を提供する会社「Ro」の共同臨床ディレクターで、医師のメリンダ・バーンズさん(元イエール大学医学大学院外科、耳鼻咽喉科助教授)。

「副鼻腔炎では、副鼻腔の内側粘膜が炎症を起こして腫れ、粘膜の中の腺が粘液をたくさん作ります。この副鼻腔の炎症のせいで、よくあるイヤな症状が現れるわけです」(バーンズさん)

副鼻腔は顔の片側に4個ずつあり、どれも感染する可能性があります」とバーンズさん。

どの副鼻腔が感染しているかで、症状が変わってきます。たとえば、ほほの副鼻腔が感染すると、ほほの上部に痛みを覚えるでしょう。

副鼻腔炎はうつる?

鼻をかむ女性

image via shutterstock

そうとも言えます。ウイルス性の副鼻腔炎なら、ウイルスを撒き散らしかねませんから。

でも、副鼻腔炎そのものは、うつりません。風邪が原因で起きる炎症から副鼻腔炎になりますが、風邪をひくたびになるわけではありません。

マサチューセッツ大学ローウェル校の臨床助教授でナース・プラクティショナー・プログラムのコーディネーターをつとめる家庭医学ナース・プラクティショナー(NP:アメリカの職種分類で、一定レベルの診断や治療などを行う上級看護師)のバレリー・キングさんは、次のように説明します。

副鼻腔炎は、ほとんどがウイルス性です。ですから、ウイルスはうつります。人が触るいろいろな物にウイルスがついています。でも、ウイルスに触って具合が悪くなっても、鼻づまりなどの風邪に似た症状が出るだけです。この風邪のような症状が長引くと、細菌感染に進展することがあります

副鼻腔炎かどうかの診断は?

鼻をつまむ女性

image via shutterstock

副鼻腔炎かどうかの判断は、訓練を受けた医師でも難しいもの。

「副鼻腔炎と気管支炎の症状は単純な検査だけでは診断できず、医師が症状をどのように判断するかにかかっていますから、わかりにくくて厄介な病気です」と、キングさん。

副鼻腔炎を治すには

鼻うがい

image via shutterstock

副鼻腔炎の治療法は、ウイルス性か細菌性かで違います。キングさんによると、大部分の副鼻腔炎はウイルス性です。

ウイルス性の副鼻腔炎に抗生物質は効きませんから、ワンさんがすすめる方法は、鼻の塩水スプレーやリンス(たとえば、“ネティポット”のような鼻洗浄器を使って鼻を洗浄します。必ず蒸留水を使いましょう)、点鼻ステロイド薬、鼻づまりの薬、市販鎮痛薬など。

細菌性の副鼻腔炎には抗生物質が必要ですし、さらにほかの薬が処方されることもあります。「鼻の内部がひどく腫れている場合は、抗生物質に加えて低用量の経口ステロイド薬が必要でしょう」(バーンズさん)

何週間も続く副鼻腔炎を繰り返す場合は、副鼻腔の感染再発を治療する手術を検討するために、耳鼻咽喉科医(耳・鼻・のどの外科医)を紹介されるかもしれません、とバーンズさんは言います。

次回は、「副鼻腔炎によくある症状」をご紹介します。

鼻炎対策にマストなアイテム

栄養士が風邪予防のために実践している、痛くない鼻うがい

栄養士の吉川圭美さんが風邪予防のために実践している、痛くない鼻うがいとは? MYLOHAS編集部がいつもお世話になっている健康賢者の方々に、「体調管...

https://www.mylohas.net/2019/01/181654health_yoshikawa_tamami.html

占いライターが5年飲み続ける、鼻炎対策と風邪予防のためのお茶は?

占い師、ライターの涼月くじらさんが、鼻炎対策と風邪予防、ダイエットもサポートする飲みものは? MYLOHAS編集部がいつもお世話になっている健康賢者...

https://www.mylohas.net/2019/01/181854health_ryogetu_kujira.html

Katherine Martinelli/Signs Your Awful Cold Has Actually Turned Into a Sinus Infection
訳/STELLA MEDIX Ltd.

STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. コーヒーの量やチョコを欲するときが増えたら、気をつけるべきこと

    2. ダイエットの味方!「食物繊維」を豊富に含む7つの食材

    3. ご存じですか? 危険な真菌感染カンジダ・オーリスの流行を

    4. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    5. ルールはたった2つ。医師考案の「夜はちみつ」で痩せる理由

    6. 医師に聞いた、体臭を防ぐ7か条。サビない人になる秘訣って?

    7. いつもの朝食が変わる!卵と野菜をしっかり摂れるアレンジレシピ10

    8. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    9. ストレスで太るのはなぜ? 食欲ホルモンの分泌を抑える8つの食品

    10. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    1. コーヒーの量やチョコを欲するときが増えたら、気をつけるべきこと

    2. ルールはたった2つ。医師考案の「夜はちみつ」で痩せる理由

    3. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    4. 医師に聞いた、体臭を防ぐ7か条。サビない人になる秘訣って?

    5. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    6. 「自然に痩せる体」を作るのは、あのビタミンだった!

    7. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    8. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    9. クリーニングのプロに聞いた、脇汗の黄ばみをきれいに落とす方法

    10. 「昨日の食べ過ぎ」を帳消しにする、おすすめのランチメニュー

    1. 有酸素運動と筋トレのいいとこどり! 道具不要なトレーニング4つ

    2. コーヒーの量やチョコを欲するときが増えたら、気をつけるべきこと

    3. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    4. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    5. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    6. ルールはたった2つ。医師考案の「夜はちみつ」で痩せる理由

    7. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    8. たっぷり寝たのに眠いのは? 女性に多い「睡眠障害」5つのタイプ

    9. 炭水化物は摂ってよし! ダイエットがきちんと続く1週間の食事パターン

    10. 鼻づまりを解消する、即効性のある3つの方法