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ヘルシーフードに期待しすぎ? 健康効果を管理栄養士がジャッジ

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

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Maya A. Kishida(翻訳)

野菜ジュース

2018年には、セロリジュース、ケト・ダイエット、CBD(カンナビジオール)オイル入りのフードやドリンクなどがアメリカを席巻しました。そして2019年、人々はさらに流行に貪欲になりそうです。

目新しいフードを食べたり、健康的な食生活の追求を別の角度から追求してみること自体は悪いことではありませんが、流行に惑わされて本質を見失ったり、過度に期待してしまうこともあります。

そこで今回はアメリカで流行しているフードのよしあしを、トップ認定管理栄養士たちにジャッジしてもらいました。さっそくみていきましょう。

  1. セロリジュース
  2. オートミルク(オーツ麦の植物性ミルク)
  3. CBD(カンナビジオール)オイル入りドリンク
  4. デザート・フムス
  5. エルダーベリー・シロップ
  6. 精油(エッセンシャルオイル)の入った食品や飲み物
  7. ストレスに対抗するドリンク、スナック、プロテイン・パウダー
  8. プロバイオティクスのグラノーラやスムージー

1.セロリジュース

セロリ

ジュースはもう飲まないと考えた矢先に、魔法のドリンクのごとく登場したのがセロリジュース。ミランダ・カーやリア・ミシェルなどのセレブの後押しもあって、セロリジュースは身体から毒素を排出するのを助け、血圧を安定させるともてはやされました

マグネシウムも豊富に含まれているため、セロリジュースを支持する人たちはエネルギーがアップして、筋肉の回復を助けるとも言っています。はたして超人ハルクのような緑色をしたセロリジュースは、さすが人気なだけのことはあるのか、それとも無から真実を絞りだそうとしているだけなのか、どちらでしょう?

セロリジュースが長期的にみて健康によい、という科学的な証拠はほぼありません。しかし、毎日の習慣にしたら気分がよくなったと言う人は多いですね」と話すのは、ライフスタイルのメディア運営会社、Nutritious Life設立者で認定管理栄養士のケリ・グラスマンさん。

グラスマンさんは、ジュースにするのではなく、セロリをスムージーに入れることをすすめています。「私はスムージーが好きなのですが、理由のひとつは、繊維質が含まれているから。それにお昼までお腹がじゅうぶんに満たされるからです。ジュースだと、すぐに消化されて糖分が血流に早く入ってしまうし、お腹もすぐに空いてしまいますね」

2. オートミルク(オーツ麦の植物性ミルク)

オートミルク

アーモンドミルクのブームは終了。乳成分を含まないミルクとして最近流行っているのが、オートミルクです。

乳糖不耐症であるかどうかにかかわらず、これまで以上に乳成分を含まない製品を求める人が増えています。でも、製品ラベルにだまされないで。ほとんどのブランドがミルクには本物のオーツ麦を使用していますが、味をよくするために、砂糖や添加物を大量に加えているのです。

「もしオートミルクが、牛乳よりもあなたの食生活に合っているのならいいと思います。コーヒーにちょっと加える程度なら問題ありません。ただし食事のたびに、ごくごく飲むべきではありません。食事中に飲むのは水がベストです」とグラスマンさん。

成分リストがシンプルなブランドを選び、砂糖が入っているかをチェックするよう、グラスマンさんはすすめています。「チョコレートやバニラなどフレーバー付きのものは避け、砂糖が添加されていないものにしましょう。できればオーガニックのものを買ってみて」

3. CBD(カンナビジオール)オイル入りドリンク

cbdオイル

CBDオイルはヘンプ(麻)から派生した油で、2018年に話題になり、スキンケア製品からダークチョコレートのバーにいたるまで、今や様々なものに使われるようになりました。2019年には、炭酸水やラテのようなドリンク系にも、さらに流行の波が押し寄せることが予見されます。

「ラテなどに含まれるCBDの効果のほどははっきりとわかりませんが、私の経験からすると、CBDオイルを習慣的に取り入れたいなら、ココナッツオイルなどの油に懸濁するものや実際に口にできる商品を選ぶのが、いちばん効果的な方法です」とグラスマンさん。

ラージマン=ロスさんもその点には同意しています。「飲むことと食べることに違いがあるのかはよくわかりませんが、明らかに食べるよりも、飲むほうがすばやく(CBDを)摂取できます。製品に脂肪が含まれている場合、CBDの効果が長く持続することも知っています」

4. デザート・フムス

フムス

体重を減らそうとしている、あるいはもっと健康的な食事をしたいなどの理由はさておき、デザート・フムスと聞くと、繊維質、タンパク質、糖が完璧にマリアージュするようで、いかにも身体によさそうです。

でも残念ながら、多くのブランドの、このいわゆるヘルシーなおやつの商品にはわずか1gのたんぱく質しか含まれていません。ひよこ豆を食べるときに期待する数値とは大違い。おまけに大さじ2杯につき砂糖が5gも含まれています。

チョコレートデザートのトッピングやスイーツと同じように味わうべきものです。ひよこ豆が原料だからといって、ひとパック全部食べてもいいわけではないからです。ひよこ豆のブラウニーと同じであると思いましょう」とグラスマンさん。

「ほかのデザートのように砂糖を加えてしまえば、ひよこ豆が入っているからといって万能の製品にはなりません。まさしく名前の通り、デザートのフムスというわけですね」

5. エルダーベリー・シロップ

エルダーベリーシロップ

エルダーベリー自体は昔からありますが、特に寒い季節など、風邪やインフルエンザ対策にエルダーベリーを活用する方法が最近話題になっています。この甘い流行はまだまだ続きそう。エルダーベリー・シロップを使った食べ物なども登場するでしょう。

「エルダーベリー・シロップを摂取することで得られる効果を示した研究もありますし、最近では多くの人が自家製シロップをつくっています。ただし、葉や花を含む生のエルダーベリーの扱いには注意が必要です。理由は、シアン化物を生成する化学物質が含まれているから。市販のシロップを購入するほうがよいでしょう」とラージマン=ロスさん。

ラージマン=ロスさんは、最近風邪でダウンしていたときにシロップを飲んでみたそう。「確かに風邪の治りが早かったような気がしました。エルダーベリーは、アントシアニンとビタミンCの含有量が非常に高いのです」

6. 精油(エッセンシャルオイル)の入った食品や飲み物

エッシェンシャルオイル

ディフューザーがないと精油の効果は得られにくいものです。ラベンダー、ティーツリー、ペパーミントなどの精油は不安をやわらげたり、にきびやおなかの調子を改善したりするのによいことがわかっています。ただし最近では(海外の場合)、こうした香りのオイルが、食品や飲み物に使われることがあります。

ところが、精油を摂取するのは、香りをかぐのと同じことではない、とグラスマンさんは説明します。「摂取することに関して、科学的に確実にわかっていることはありません。ディフューザーを使ったときに気分がよくなる点については、私は気に入っているのですがね」

7. ストレスに対抗するドリンク、スナック、プロテイン・パウダー

プロテインパウダー

2017年の世論調査によると、およそ10人中8人のアメリカ人が日常生活でストレスを感じているそう。そこで登場するのが、アダプトゲンという成分をもつハーブ類

アダプトゲンはストレスに適応し、気分を向上させるのを助けるという働きがあります。アダプトゲンを摂取しても害はないとされる一方で、期待するほど何にでも効果があるわけでもありません。

研究によれば、不安を軽減するために用いられるハーブのアシュワガンダは、不眠症やそのほかの睡眠障害によいとされ、マカの根は天然の媚薬として用いられるとのこと。それでも、その効能がすべて正しいとするのに十分な科学的裏付けはありません

「身体がストレスに適応するのを助けると宣伝されているアダプトゲンは、あなたの健康をワンランク向上させる“おまけ”のようなもの。ただし、市販のスナックに添加されているものに関しては、ややいかさまに近いですね」とグラスマンさん。

8. プロバイオティクスのグラノーラやスムージー

グラノーラ

過敏性腸症候群、小腸内細菌増殖症などの消化に関する問題を抱える人はたくさんいます。そこで注目されているのがプロバイオティクスです。

ただし、ギリシャヨーグルトやザワークラウトのような、プロバイオティクスを摂るのによい自然食品のことを指しているのではありません。グラノーラ・バー(シリアル・バー)、プロテイン・パウダー、市販のスムージーやジュースにもプロバイオティクスが入れられるようになりました。

「2019年は消費者がさらに先を見て、プロバイオティクスが入っている商品を探し求めるようになるでしょう。その商品に何億もの生きたプロバイオティクスが確実に入っているなら、発酵乳製品と同じような効果があるはずです」とラージマン=ロスさんは話します。

「しかしグラノーラ・バーなどそのほかの市販品には、砂糖や塩分をはじめ、プロバイオティクスと一緒に必ずしも摂取したいとは思えない成分が含まれている可能性があることも、消費者は忘れてはいけません」

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Tiffany Ayuda/12 Health Food Trends You'll See Everywhere in 2019, According to Dietitians
訳/Maya A. Kishida

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