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日本が世界に誇るスーパーフード、「納豆」。女性が気になるさまざまな症状に納豆パワーはどのように働き、どう食べると効果的なのか? 10回連載にて、「ナットウキナーゼ」を発見した納豆博士・須見洋行先生に伺いました。Vol.8は、頭の働きについて。

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納豆には、神経伝達物質「アセチルコリン」を脳内で合成するために必要な「レシチン」をはじめ、神経伝達物質そのものである「アスパラギン酸」、「グルタミン酸」などのアミノ酸や脳の活性物質としての不飽和脂肪酸などが豊富に含まれています。

なかでも「レシチン」には記憶力を高める効果があることが立証されているので、毎日食べることで、頭の「働き」がよくなります。また、「ナットウキナーゼ」による血液循環促進効果も。

高「レシチン」で消化のよい納豆は、試験やプレゼンの前だけでなく、日頃から食事に取り入れることで、仕事や普段の生活にも生かされるかもしれません。

先生

須見洋行(すみ・ひろゆき)先生
1945年、奈良県生まれ。1974年徳島大学医学部大学院修了、九州大学理学部化学(生化学)、シカゴ・マイケルリース研究所文部省在外研究員を経て、1982年宮崎医科大学生理学助教授、1997年より倉敷芸術科学大学機能物質科学科(現、生命科学科)教授。2017年から同大学名誉教授。血栓溶解にはたらく「ナットウキナーゼ」の発見者で、納豆の血液凝固線溶研究の第一人者。

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