おからパウダー

いま話題の「おからパウダー」を知っていますか? すりつぶした大豆を煮て搾り出したものがおからですが、それを乾燥させたものが「おからパウダー」です。

このおからパウダー、女性にうれしい栄養素が入っている上に、手軽に使える便利な食材とのこと。その魅力を、管理栄養士さんに教えてもらいました。

おからパウダーにたっぷり含まれる食物繊維

豆乳と大豆

管理栄養士の水谷俊江さんによると、おからパウダーの魅力のひとつは、食物繊維が豊富に含まれていることだそう。

食物繊維は腸内環境の改善に役立ち、便秘解消をサポートするのはもちろん、腹持ちがよくなり満腹感を持続して食べ過ぎを防ぐとも言われています。その他にもこんな働きがあるそう。

コレステロール値を下げる働き、糖尿病や高血圧など生活習慣病の予防、さらに肥満を予防する働きもあります。

(「DietPlus」より引用)

また、同じ大豆から作られている豆乳と1食分当たりの量を比べると、食物繊維の量はおよそ22倍、カロリーはわずかながらですが、おからパウダーの方が低いと言われています。

【おからパウダー10g(大さじ3杯)】
カロリー:42kcal 食物繊維:4.4g

【豆乳100g】
カロリー:46kcal 食物繊維:0.2g

(「DietPlus」より引用)

食物繊維は普段の食生活では不足しやすいので、これはうれしいですね。

パウダーでも大豆パワーはしっかり

大豆

また、おからパウダーは、大豆パワーも魅力のひとつ。大豆の搾りカスがおからパウダーと聞くと、栄養分もあまりないんじゃ……と考えがちですが、大豆たんぱく質はしっかりと残っています

大豆たんぱく質はアミノ酸バランスがよく、体に吸収されやすいものです。
(中略)

おからパウダーにもイソフラボンが含まれています。大豆に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンであるエストロゲンに似た構造から、更年期障害の症状の改善や、骨粗鬆症を予防する働きも期待できます。それに加えて、大豆製品は悪玉コレステロールを下げる働きもあります。

(「DietPlus」より引用)

女性にうれしい栄養がギュッと詰まったおからパウダーを食べないなんてもったいない! では、どのくらい食べるのがよいのでしょうか?

毎食、大さじ1杯のおからパウダーを加えよう

大さじ1杯のおからパウダー

厚生労働省の「食事摂取基準」によると、成人女性が一日あたりに摂取したい食物繊維は18g以上と言われています。しかし、これを毎日摂るのは簡単ではありません。

「平成28年度国民健康・栄養調査」によると、20~59歳女性の食物繊維摂取量の平均値は12.2g〜14.3gで3.7g〜5.8g不足しています。”

(「DietPlus」より引用)

この食物繊維不足を補ってくれるのが、おからパウダーです。毎食あたり大さじ1杯取り入れるだけで、この不足分を補うことが可能だそう。

保存方法や使い方は?

おからパウダー

おからパウダーは、加熱の必要がなく、常温保存でそのまま使えるのもうれしいポイントです。「スープやヨーグルトに振りかけたり、また小麦粉や片栗粉代わりに使ってもOK(「DietPlus」より引用)」とのこと。生のおからとしてももちろん使えるそうです。

いつものレシピに飽きてきたら、こんなヘルシーメニューはいかがでしょう?

おからパウダー4倍量の水や豆乳、牛乳で戻すとマッシュポテトのようになり、おからパウダーがポテトサラダ風に変身しますよ。

(「DietPlus」より引用)

手軽にはじめられ、うれしい栄養がたっぷりな食材、おからパウダー。さっそく取り入れてみませんか?

おからについてもっと知りたい

Diet Plus

image via shutterstock

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