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購入者の70%が女性。セックスのタブーを打ち破るコンドーム

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MYLOHAS編集部

──cafeglobeより転載

ジーナ・パークさん

2018年11月29日・30日に行われたMASHING UPでは、『「10代のセックス=タブー」誰もが買えるコンドームと生理カップで韓国の性文化に革命を起こす』というテーマで、韓国のソーシャルベンチャー「EVEコンドーム」のファウンダーであるジーナ・パークさんが、トークセッションを行いました。従来の男性を対象としたイメージが主流となってきたコンドーム産業に、女性向けという新しい選択肢を提供します。

女性が手に取りやすいコンドームを提案

スピーチの冒頭、ジーナさんは、セックスという言葉について、「韓国では恥ずかしいこと、あるいはヒミツにすべきことというふうに捉えられています」と現状を紹介しました。

そして、それが、コンドームを男性を対象とした商品であるといった思い込みや挑発的なイメージでの宣伝がされやすい商品として定着させてしまった理由であると語ります。

MASHING UPに登壇するジーナ・パークさん

女性がコンビニでコンドームを購入すれば「安っぽい女だ」という烙印が押されてしまう。そこでEVEコンドームは、かわいらしいデザインで手に取りやすい商品を追求しました。

また、体への影響も考慮して、オーガニックを意味するHealthy、動物実験で命を奪わないNatural、ジェンダーや年齢を差別しないEqualという3つのことを大切にした商品開発を行っています。コンドーム産業では、購入者の80〜90%が男性とされてきましたが、女性向けのEVEコンドームの購入者は、70%が女性といいます。

ヘルスケア商品としてのコンドームを目指す

韓国では、10代の避妊率は40%程度と、半分以上の人が避妊を行っていないのが現状です。ジーナさんの活動がコンドームを手に取りやすいものとし、避妊率を高めるかもしれません。

ジーナ・パークさん

事業を着手するにあたり、「コンドームをヘルスケアの商品にしたかった」という思いを打ち明けました。女性がコンビニでコンドームを購入しようとすればじろじろと好奇の目で見られ、何か間違ったことをしているように思ってしまう。

日本や韓国でこういった現状がある点をふまえて、「コンドームを買う・使うということは、責任ある性行為を行うこと」と主張し、だからこそ「コンドームメーカーのターゲットである成人男性以外の人たちにも、広まるものでなければいけない」と訴えました。

EVEコンドーム

ラウンジに展示されたEVEコンドームの商品

生理カップは体との対話を助けてくれる

EVEコンドームでは、生理カップも商品の一つとして取り扱っています。製造を開始した理由について聞かれたジーナさんは、「セックスのみならず、性器に関わることは健康で健全であるべき」と当時を振り返って語りました。

当時の韓国では、生理用品の原料に発がん性物質が使われていることが発覚し、社会問題となったそうです。さらに、韓国で販売されている生理用品は、ナプキンとタンポンだけに限られていました。ジーナさんは新しい選択肢を提供するために、生理カップの販売を開始。

ジーナ・パークさん

「女性の生理を助けたいと思った」とジーナさんはいいます。「自分の膣の形や大きさを知る人はいません。ですが、生理カップを利用することは、自分の膣の形がわかることでもあります。人生で初めて自分自身の体の形を知り、自分の経血を見る体験になるのです。それは健康状態がわかり、仕組みがわかるありがたいことなのです」

今まで慣れ親しんできた文化を変えることは容易ではありません。そしてその現状に変化を与えるためには「コンドームはヘルスケアの商品であることを定着させていくということ」だとジーナさんは主張します。性的行動は誰もが行うものだからこそ、メッセージを発信し、隠し続けることをやめなくてはいけないと、呼びかけました。

ジーナ・パーク Gina PARK

韓国発の女性に向けたウェルネスサポートを目的としたヘルスケアブランド、EVEの創立者。EVEの信念としてこれまでの商品・サービスとは異なり、ナチュナルでよりオーガニックの商品は多くの人々のセックス、月経、避妊についての考え方を変えると信じています。

cafeglobe

撮影/酒 航太、間部百合、俵和彦

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