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風邪をうつされない方法を医学博士が伝授。マスクで感染は防げる?

The New York Times

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マスク

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マスクをすると、空気を通じて感染する病気を予防するのにどのぐらい効果があるのでしょうか。

医学博士のリチャード・クラスコさんが疑問に答えます。

マスクで完全には予防できない

医療マスク

ペンシルベニア州アレンタウンにて、インフルエンザの流行のためにリーハイバレー病院救急室の外に設置されたテントで医師の診察を受けるインフルエンザ患者。(CREDIT: Joshua Bright for The New York Times)

最良の科学的根拠によれば、自分が病気のときにマスクを使うと他人への感染を防げることがわかっています。そして、健康なときにマスクをしていると、まわりにいる病気の人から感染する可能性も下がると考えられています。しかし、マスクの予防効果は100パーセントではありません

マスク、または医者がサージカルマスクと呼ぶものは、19世紀の終わりから手術で使われるようになりました。1918年にインフルエンザが大流行したとき感染予防のために使われ、一般に広まりました。

それから1世紀後、現代の分子技術のおかげで、サージカルマスクがインフルエンザ予防に役立つことがわかっています。

2013年には、インフルエンザ患者のまわりの空気中にあるウイルス粒子の数を数える調査が行なわれました。サージカルマスクを使うと、患者が大きなウイルス飛沫を吐く量は25分の1に減ったのです。しかし、マスクは、小さい粒のウイルス飛沫に対してはそれほど効果がありませんでした。細かいウイルス飛沫は空気中に長く漂うことができ、そのため感染力が強いので、減少度は2.8分の1でした。

サージカルマスク

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サージカルマスクは、心配性の健康な人にもかなりの予防効果があります。この調査は引用されることの多いのですが、446人の看護師が対象になっており、インフルエンザに対してマスクを使った人には「respirators(レスピレーター、人工呼吸器)」と同じレベル、またはほぼ同じレベルの予防効果があったことが判明しました。レスピレーターとは、病院で使われるハイテクのマスクのような医療機器です。

オーストラリアで行なわれた研究では、シンプルなサージカルマスクの効果をあらためて支持する結果になっています。サージカルマスクを使うと、一般家庭の環境において病気になる可能性が60〜80パーセント減らせると推定されました。

しかし、残念なことには、このような予防レベルが得られるまでずっとマスクを使い続ける人はほとんどいません。CDC(アメリカ疾病管理予防センター)は、医療環境以外でもマスクを使うことについてはあいまいな立場をとり続けています。同センターのサイトには、「コミュニティ(医療現場以外の環境)でインフルエンザウイルス予防のために、合併症のリスクが高い人たちも含めて症状がない人がマスクを使うべきであるという勧告は現時点ではしていません」とあります。

もしもマスクを持っていなければ……

咳

もしマスクを持っていないなら、またはマスクをしたくないなら、病気の人から最低6フィート(約180センチ)離れていると感染の可能性は下がります。咳やくしゃみをしていなくても、患者のまわりの空気には霧状になった細かい粒子があふれているので、患者との距離は、離れていれば離れているほどいいのです。

もちろん、ひんぱんに手を洗うことも健康維持には必須です。汚れた手で目や鼻や口を触ることからも感染が起こりますから。

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©2018 The New York Times[原文:Ask Well: Do Face Masks Really Keep You Healthy?/執筆:Richard Klasco, M.D.(医学博士)](翻訳:ぬえよしこ)

MYLOHAS編集部

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