オムレツ、ブロッコリー、レモネード

知らず知らずのうちに溜まっていくストレス。上手に付き合うためにも、毎日の食事がストレス解消に役立ったらいいと思いませんか? 管理栄養士直伝のヒントを紹介します。

ストレスを感じると体はどうなる?

顔に手を当てる女性

人はストレスを感じると、交感神経が高まりアドレナリンやノルアドレナリンというホルモンが分泌されます。

これらのホルモンは、血管の収縮や血圧上昇、消化管の活動を抑制させます。更にグルココルチコイドというホルモンが脳下垂体から分泌され、たんぱく質を分解したり、血液中の血糖値を上昇させるのです。そのため、ストレスを受けるとエネルギーやたんぱく質の必要量が増加すると言われています。

(「DietPlus」より引用)

だからこそ、食事はストレス解消にとても重要な役割を持つと言えそうです。忙しい中でも3食しっかり食べて、ストレスに対抗できる栄養を取り入れましょう。

ストレスと闘う3つの栄養素

1.ビタミンE

ビタミンEが多い食品

抗酸化作用や免疫機能回復作用があると言われているビタミンEは、ストレスで免疫力が低下したときこそ意識して摂取したい栄養素です。

ビタミンEはナッツ類(無塩のもの)に多く含まれています。しかし脂溶性ビタミンのため、多く摂りすぎないように適量を心がけましょう。

(「DietPlus」より引用)

2.ビタミンC

ビタミンCが多い食品

風邪のときや美肌のために摂取したくなるビタミンCですが、ストレス対抗ホルモンを作り出す材料になる栄養素でもあります。

ビタミンCはホルモン生成に関与しているので、ストレス状態では多く消費されます。(中略)特にパプリカやブロッコリー、柿やいちごに豊富です。

(「DietPlus」より引用)

ストレスを感じると大量に消費されてしまうそうなので、積極的に摂りましょう。

3.カルシウム

カルシウムが多い食品

ストレスを感じると、実はカルシウムが不足しがちになるのだとか。

カルシウムは神経や筋肉の興奮を抑制、調整する働きがあります。ストレスはカルシウムなどのミネラル類の排出を促進するので、ストレス状態には不足傾向となります。不足すると骨などから補給して、体内では一定量に保とうと働くため、骨粗鬆症などの病気に繋がる可能性があります。

(「DietPlus」より引用)

牛乳などの乳製品、小魚、干しエビ、ごまなどに多く含まれるカルシウム。カルシウムの吸収を助けるビタミンD(魚介類、卵類、きのこ類に豊富)と一緒に摂取することをおすすめします。

ストレスはどうしても避けられないからこそ、毎日の食事から意識して解消していきましょう。

ストレスと上手に付き合っていきましょう

Diet Plus

image via shutterstock

Ranking

RELATED ARTICLES