1. Home
  2. BODY
  3. じつは若い人にも増えている。2型糖尿病ってどんな病気?

じつは若い人にも増えている。2型糖尿病ってどんな病気?

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

9,323

MYLOHAS編集部

血糖値検査

image via shutterstock

糖尿病の中でももっとも一般的なのが「2型糖尿病」。長い期間にわたって血糖値(血中ブドウ糖)が高い状態が続いてしまう病気です。

この2型糖尿病の原因や症状、治療、合併症のことなど、知っておきたいことすべてを医師に聞きました

いわゆる「2型糖尿病」とは、どんな病気なの?

血糖値検査

image via shutterstock

インスリンは、血糖を細胞に取り込み、エネルギー源として利用するために必要になるホルモンとして知られています(※1)

長期にわたり血糖値が高い状態が続いてしまう2型糖尿病。これがなぜ起こるのかというと、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを効果的に使えなかったり、血糖値を下げられるだけの十分なインスリンを作れなかったりすることが要因に。

インスリンへの需要とインスリンの供給が合っていないのです。多くの人はインスリンの効果が出づらいインスリン抵抗性の状態となっています。ところが、2型糖尿病となった人では、血糖値を下げるために必要なインスリンを必要なだけ作ることができません」と、マサチューセッツ総合病院、糖尿病センターディレクターの医学博士、デイビット・ネイザンさん(※2)

若い人にも増えている

血糖イラスト

毎年150万人が新たに糖尿病と診断されています。

2型糖尿病は、一般的に45歳以上で発症しますが、子どもの肥満率が上昇するにしたがって、若年層の発症も増加しています(※3)。また、長い時間をかけてゆっくりと血糖値が高くなった場合には、自覚症状がほとんどないこともあります。

症状がある場合は、のどの渇き、頻尿、目がかすむ、疲労感、体重減少などが見られますが、それらは糖尿病に限った症状ではありません。(※4)

アメリカ人の糖尿病患者は3,000万人以上。毎年150万人が新たに糖尿病と診断されています(※5)

2型糖尿病になると、体の中で何がおこる?

糖尿病病態

まず、食べ物が胃に入ってくると、糖に変わります(上図1)。

糖は血液の流れに入り、膵臓でインスリンが作られるよう促します(2)。

インスリンは血液の流れに入るのですが、血糖を細胞へと取り込ませることができません。そのため血糖が過剰になってしまうのです(3)。

1型糖尿病と2型糖尿病の違い

糖尿病

1型糖尿病と2型糖尿病の違いには、以下のものがあります。

1型糖尿病のみにみられること

  • 予防したり、治癒させたりすることができない
  • 体でインスリンを十分に作ることができない
  • 原因が不明だが、遺伝が関連している可能性がある
  • 生活のためにインスリンの注射が必要となる

2型糖尿病のみにみられること

  • 生活習慣の改善で予防できる
  • 体が十分なインスリンを作れなかったり、インスリンの効きにくいインスリン抵抗性になったりする
  • 原因には遺伝、加齢、運動不足、肥満などが関連する
  • 必要に応じて、インスリンの注射などが必要となる

共通すること

  • ほかの深刻な健康上の問題や合併症を引き起こす可能性がある
  • 健康的な生活や医学的な管理が必要になる
  • 症状として、のどの渇き、尿量の増加、目のかすみがある

2型糖尿病の合併症とは?

足

image via shutterstock

2型糖尿病になると、合併症のリスクが高まることが知られています。「血糖値が高くなり、それが組織に入ることで、インスリンに反応しなくなるのです」と、クリーブランドクリニックの内分泌科医で医学博士のリーン・オランシーさん(※6)

主な合併症の例は、次の通り

  • 心臓の障害
  • 腎臓の障害
  • 目の障害(失明を引き起こす、糖尿病性網膜症、白内障、緑内障を含む)
  • 皮膚の感染症
  • 糖尿病神経障害

神経障害は、足の知覚低下や痛みを引き起こします。さらに、尿路、消化器、生殖器、循環系の問題を引き起こします(※7)

さらに、「血糖値を正常値までコントロールしていれば、合併症を防いだり、発症を遅らせたりすることができるのです」とネイザンさん。

糖尿病の症状

2型糖尿病の合併症例。上から、目の障害、心臓の病気・脳卒中、高血圧、腎臓病、皮膚の感染症、神経障害。

原因と具体的な症状は、次回に。

※1 MedilinePlus ※2 Massachusetts General Hospital ※3 National Center for Biotechnology Information ※4 CDC ※5 CDC ※6 Cleveland Clinic ※7 NIH

糖尿病、予防するには?

糖尿病を予防する6つのヒント。リスクを上げる意外な習慣は?

すい臓が作るホルモンのインスリンがうまく働かず、高血糖な状態が続いてしまう「糖尿病」。病名に「糖」の字が入っていますが、砂糖の摂りすぎが原因とは限り...

https://www.mylohas.net/2018/11/179695diabetes.html

1型糖尿病の発生率が世界で最も高い国はアメリカである?

健康におけるトピックは、この世の中でさまざまな情報があります。中には、ウソかホントかわからないようなことも混在していて、素人の私たちには判断できませ...

https://www.mylohas.net/2018/11/health_25.html

Brittany Risher/Type 2 Diabetes: Every Important Fact to Know About Causes, Symptoms, and Treatments
訳/STELLA MEDIX Ltd.

    specialbunner

    Ranking

    1. インフルエンザ予防接種を受けるべきか迷っています。医師の答えは...

    2. 風邪の症状が辛くなったら、徹底的に〇〇することがいちばん!

    3. 美容好きも注目! 福本敦子さんの「自分を慈しむ」暮らしのヒント3つ

    4. あっという間に、最高の柔軟性が手に入る! 「最新ストレッチ」とは?

    5. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    6. 「グルテンやめたら調子がいい」は気のせい? グルテンフリー8つの誤解

    7. 管理栄養士が、ダイエット中におすすめする肉はどれ?

    8. シーズン到来! 知っておきたいインフルエンザの新常識【2019年版】

    9. 寝ている間に、やせやすい体へ導くバスオイルのコフレ【プレゼント】

    10. 爪がもろいとおしゃれも半減! 健康的な爪をつくる15の基本

    1. インフルエンザ予防接種を受けるべきか迷っています。医師の答えは...

    2. あっという間に、最高の柔軟性が手に入る! 「最新ストレッチ」とは?

    3. 飛行機、新幹線で選んではいけない席とは?

    4. カリスマトレーナーが教える「腕と腹筋の週末集中トレーニング」

    5. 風邪をひきたくない! 管理栄養士が実践しているおすすめの食べ方

    6. ダイエットのために覚えたい。間食に食べるべきナッツの種類と量の目安は?

    7. 風邪の症状が辛くなったら、徹底的に〇〇することがいちばん!

    8. 肩こり・首こり改善にはストレッチ! 最速で柔軟性をアップさせる方法とは

    9. 美容好きも注目! 福本敦子さんの「自分を慈しむ」暮らしのヒント3つ

    10. 専門家が伝授。すぐわかる! 股関節ゆがみチェック

    1. インフルエンザ予防接種を受けるべきか迷っています。医師の答えは...

    2. 風邪の引きはじめ、医師・栄養士がすすんで食べているものは?

    3. 「更年期」を迎えると体や気持ちはどう変わる? 膣がにおうのは正常?

    4. やせやすい体をつくる食事の3大ルール。午前中は何を食べるとベター?

    5. 風邪じゃないのに「のど」がつらい...甲状腺がんを疑うべき6大サイン

    6. 疲労回復の権威が教える「疲れ」のとり方。ほぐすべきは肩より脳!

    7. 1日1万歩は歩き過ぎ? ウォーキングの新常識とは?

    8. 熱や風邪で動けない! 寝こんだときに食べるとよいもの、悪いもの

    9. あっという間に、最高の柔軟性が手に入る! 「最新ストレッチ」とは?

    10. 発症率は男性の3倍! 女性が「甲状腺がん」を気をつけるべき理由