1. Home
  2. BODY
  3. オバマ夫妻も取りくんだ不妊治療、IVF(体外受精)について知りたい

オバマ夫妻も取りくんだ不妊治療、IVF(体外受精)について知りたい

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

1,065

MYLOHAS編集部

不妊とIVF(体外受精)は、思っているよりもずっと、ありふれたことなのかもしれません。

ミシェルオバマ

20年前、IVFを受けていたことを告白

ミシェル・オバマ元大統領夫人が2018年の11月に、TV情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」で、ふたりの娘、マリアさんとサーシャさんを産む前に流産で苦しんだと明かしました。ふたりともIVF(体外受精)で生まれたのです。

不妊の問題に取り組んだ経験があるのはミシェルさんだけではありません。アメリカ保健社会福祉省(HHS)女性健康局によると、15〜44歳の女性のおよそ10%(約610万人)が妊娠するために、または(流産せずに)妊娠を保つために苦労しています

この数字は意外ではないかもしれませんが、30代に始まったミシェルさんの苦闘の話を聞けば、不妊があらゆる年齢の女性に影響を及ぼしていること、また高額な不妊治療を受けているのは30代後半から40代初めの女性だけではないという事実がわかります。

AP通信によると、「私たちは子どもを作ろうとしましたが、うまく行きませんでした」と、現在54歳のミシェルさんは、回顧録『Becoming』で書いています。

「妊娠検査が陽性と出たときは、あらゆる心配を忘れて喜びでいっぱいでしたが、数週間後に流産し、身体には不快な症状が現れて、気分は落ち込んでしまいました」

ミシェルさんは「グッド・モーニング・アメリカ」に出演中、不妊の感情的な影響について語っています。

「普通は話題になどしませんから、流産がどれくらいよくあることなのか知らず、自分がダメな人間のように感じました。私たちはどこか悪いのだと思い、ただ痛みを抱え込んでいたのです」

回顧録のなかで、ミシェルさんは夫のバラク・オバマ元大統領と一緒にIVFを受けることに決めたと説明しています。

「優しく、思いやりのある夫」は州議会に出るなかで、妊娠するためにミシェルさんは頑張ったといいます。ミシェルさんはひとりで“卵巣刺激注射”を自己投与しました。

IVFとは?

lvf

image via shutterstock

「簡単に言ってIVFとは、卵巣を刺激する薬を注射して、女性の毎月の生殖サイクルで多くの卵子が作られるようにする方法です」と有名な不妊クリニック、「ボストンIVF」の不妊治療専門医でハーバード大学医学部の専任講師を務めるニーナ・レセットコワさん(経営学修士)は説明します。

そして、「採卵」と呼ばれるプロセスで複数の卵子を採取したら、ラボで精子と受精させて「胚」を作ります

その後、生育の見込みが高い胚をラボの培養器で培養してから、子宮に再移植し、同じ生殖サイクル内で妊娠する確率を上げるわけです。

「数多くの卵子を採取して胚を作るため、胚の質低下という問題が克服できます。妊娠に至る力がいちばん強い胚を選択するのです」(レセットコワさん)

IVFが確実に利用できるようになったのは20年ほど前からですが、レセットコワさんによると、新しい技術とラボの標準化によりさらに効果的になったため、近年はとみに広まっています。

若い女性にIVFは必要ない、は迷信

女性の横顔

image via shutterstock

レセットコワさんによると、ボストンIVFで治療を受ける女性の平均年齢は37〜38歳ですが、「若い女性にIVFは必要ない」というのは迷信です。

ティーンエイジャーから閉経後の女性、さらにはもっと年配の人までが生殖医療サービスを訪れていると、レセットコワさんは指摘。ミシェルさんがIVF治療を始めたのは30代初めだったようですから、若い方と考えられるよう。

「35歳より下の女性には、妊娠にむけて1年間トライしてからIVFの評価を受けるように、35歳より上の女性には6カ月間トライしてから評価を受けるようにすすめています。そうしてIVFの成功確率を高めるのです」(レセットコワさん)

女性の不妊の原因は?

お腹を抑える女性

image via shutterstock

レセットコワさんの説明によると、若い女性でさえ、妊娠して満期まで維持するのが難しくなる原因はたくさんあるそう。

多嚢胞(のうほう)性卵巣症候群(PCOS)のような問題による生理不順、卵管の病気、複雑な医学的問題、何度も腹部の手術を受けた経験などが含まれます。

「最近では、テイ・サックス病などの遺伝性疾患が子どもに伝わる危険があるカップルを助けるためにも利用されています」とコロンビア大学妊娠センター主任で医師/博士のゼブ・ウィリアムズさん。

診察を受ける男性

image via shutterstock

精子の方が問題なケースも

「異性カップルで男性パートナーの精子数が少ない場合に見られる男性不妊は、一般的にIVF治療が必要で、このような患者は若いうちに治療を受ける傾向があります」と、レセットコワさん。若いうちにIVFを受ける人のなかには、LGBTの人もいます。

でも、全般的に、IVFで成功する確率がいちばん高いのは若い女性。「もっともよい結果が期待できるのは、35歳より下のグループです」(レセットコワさん)

ウィリアムズさんによると、それは、女性が年をとるにつれて、卵子に染色体の問題が起こりやすくなり、健康的な妊娠が邪魔されるためです。

不妊治療のこと、もっと知りたい

不妊治療の方法とかかる費用は? 妊娠力を下げてしまう3つの要因

不妊治療ではどんなことをするのか、料金はどのくらいかかるのかなど、あらゆる疑問を、フェニックスメディカルクリニック院長の賀来宗明先生にお答えいただき...

https://www.mylohas.net/2018/11/179477fertility_treatment.html

卵子の老化は30代からスタートし、30代後半には加速する! あなたの卵巣力は?

女性の健康維持や美容に大切な女性ホルモンは、卵巣から分泌されています。卵巣力(卵巣機能)が低下していると、健康にも美容にも支障をきたします。女性の健...

https://www.mylohas.net/2017/08/063996bodystrategy05.html

Leah Groth/Michelle Obama's Infertility Struggles Unveil a Common Myth About IVF
訳/STELLA MEDIX Ltd.

    Ranking

    1. 酔い止め要らず。健康医学の名医が教える「乗り物酔いの治し方」

    2. 吹き出物だと思っていたら...まさかの「皮膚がん」! 見分け方は?

    3. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    4. 朝起きたときが一番疲れてる...。医師が教える「朝バテ」解消法4つ

    5. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    6. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    7. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    8. やせないときに試したい。ダイエット成功の秘訣3つ

    9. 長友佑都さんの人生を変えた食事法とは? 夫婦で不調知らずに

    10. ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

    1. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    2. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    3. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    4. 吹き出物だと思っていたら...まさかの「皮膚がん」! 見分け方は?

    5. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    6. 糖質やカロリーよりも気になる「お菓子とドリンク」の避けるべき成分

    7. 健康のために避けたい調味料と保存食品は? 食のプロに聞きました

    8. ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

    9. 朝起きたときが一番疲れてる...。医師が教える「朝バテ」解消法4つ

    10. スクワットを制すれば、美尻と美脚が手に入る! 基本の7動作

    1. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    2. 熱中症のサインは? 症状を見逃さないで! 予防と対策5つ

    3. 食の専門家が絶対に食べない9つの食品。マーガリン、全粒粉パンも...

    4. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    5. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    6. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    7. ただの腰痛と間違えやすい、気をつけたい6つの病気

    8. 目覚めたら手に大ヤケド! 火事でも日焼けでもない、まさかの原因は?

    9. 眠れない夜にサヨナラ。すぐに眠れる、とっておきの16の方法

    10. 健康のために避けたい調味料と保存食品は? 食のプロに聞きました