1. Home
  2. MIND
  3. 本当の聞き上手って? よりよい人間関係に欠かせない「共感力」

本当の聞き上手って? よりよい人間関係に欠かせない「共感力」

13,815

田邉愛理

会話する人

「頭がいい」というと、どんな人を思い浮かべますか?

以前はIQが高い人というイメージがありましたが、いま注目されるのは「心の知能指数」こと“EI(EQ)”。EIが高いことが、人とよりよい関係を築く上で必須の条件として重要視されているのです。

書籍『ハーバード・ビジネスレビュー[EIシリーズ]共感力』から、コミュニケーションの新たな指標となる「共感力」についてご紹介します。

「3つの共感」によってコミュニケーションが変わる

握手する脳と心臓

“EI(Emotional Intelligence Quotient)”を翻訳すると「感情的な知性」。標準的には、自分そして他者の感情をよく把握し、それによって自分の感情をコントロールする能力と理解されています。EIでなくEQと略されることもあり、日本ではこちらのほうがよく知られているかもしれません。

いまやEIは、ハーバードをはじめとするビジネススクールがこぞって授業に取り入れるほど、認識が高まっているそう。いったいなぜ、これほどEIが注目されるのでしょうか?

EIの提唱者であるダニエル・ゴールマンは、EIについてこう述べています。

EIでは3つの種類の共感が重要です。認知的共感、すなわち他者の視点を理解する能力。感情的共感、すなわち他者が感じていることをくみ取る能力。そして共感的関心、すなわち相手が自分に何を求めているかを察知する能力です。

(『ハーバード・ビジネスレビュー[EIシリーズ]共感力』121ページより引用)

働き方や価値観が多様化したいま、従来の論理的知性だけでは多くの人をまとめ、動かすことが難しくなりました。そこで脚光を浴びるようになったのがEI。

「共感」によってお互いを理解しあうことで、コミュニケーションがもっと有意義なものになり、不正や不公平、腐敗や癒着の解消にまでつながる可能性があるといいます。

本当の聞き上手とは?

耳を傾ける女性

本書は世界最高のマネジメント誌といわれる『ハーバード・ビジネス・レビュー』から、EIに関する論文や記事を「共感力」というテーマでまとめたもの。さまざまな学識を持つスペシャリストが執筆しています。

第3章「優れた聞き手は、どう振る舞うか」で取り上げられるのは、「共感力」を駆使した傾聴スキルです。

リーダーシップ開発のコンサルティングを行うジャック・ゼンガーとジョセフ・フォークマンは、長年の経験から「多くの人は、自分が思うほど聞き上手ではない」といいます。

よい傾聴は、相手が話している間に黙っていればよいというものではけっしてない。それどころか、皆が最高の聞き手だと思うのは、発見や洞察を引き出すような質問を定期的に投げかける人だ。

(『ハーバード・ビジネスレビュー[EIシリーズ]共感力』32ページより引用)

「傾聴」と聞くと、相手が話している間は相槌を打ちながらしっかりと聞き、話し終わったところで自分が話すことを想像する人も多いことでしょう。

よく推奨されるのは、「つまり、おっしゃっているのは◯◯◯◯ということですよね」などと、話し手の言ったことを表現を変えて繰り返すというスキルです。でもそれは間違い

トランポリンを飛ぶ男性

ゼンガーとフォークマンは、このほかにも3つの観点から「傾聴力」とは何かを分析しています。

いわく、優れた傾聴とは「トランポリン」のようなもので、話し手にエネルギー、勢い、高さ、広がりをもたらすとのこと。「トランポリン」のイメージをもって話すだけでも、何気ない会話が実りの多い対話へと変化しそうです。

ビジネスシーンだけでなく、コミュニケーションの基本となる知見が満載の本書。ぜひ手に取ってみてください。

ハーバード・ビジネスレビュー[EIシリーズ]共感力

image via shutterstock

    specialbunner

    Ranking

    1. 20代もうらやむ見事な腹筋! 46歳女性がやってる筋トレメニューは?

    2. 「会話がつまらない」と思われる人がしてしまいがちな雑談のNG例

    3. めんどくさい人と金輪際関わらないようにできる、うまい方法10

    4. 抜け毛、白髪などエイジングの悩みに。美容のプロおすすめのヘアケア

    5. ぶつけた記憶がないのに「ひざが腫れる」のはなぜ? 医師の答えは...

    6. ぐっすり寝たければ下半身を鍛えよう。運動専門家が語る「6つの快眠術」

    7. 「ひざの腫れ」に隠された5つの原因。痛くて歩けないのは虫のせいかも

    8. セックス博士に聞きました!「女性は一晩で何回イケますか?」

    9. 科学が実証。女性特有の不調を整える3つの方法

    10. トレーナーお墨つきの即効性! おなかのたるみがスッキリする、脂肪を落とすエクササイズ8

    1. 「会話がつまらない」と思われる人がしてしまいがちな雑談のNG例

    2. 生理で出るレバー状の血の塊の正体は? 放っておいて大丈夫?

    3. 生理用ナプキンができるまで、女性はどうやって経血処置をしていたの?

    4. まわりにこんな人いませんか? あなたを困らせる「有害な人」の心理と特徴

    5. 20代もうらやむ見事な腹筋! 46歳女性がやってる筋トレメニューは?

    6. 「月経カップ」、知っていますか? ナプキンとどちらが使いやすく安全?

    7. ぶつけた記憶がないのに「ひざが腫れる」のはなぜ? 医師の答えは...

    8. マラソンでしか味わえない衝撃がある。長谷川理恵さんの新たなチャレンジ

    9. めんどくさい人と金輪際関わらないようにできる、うまい方法10

    10. 【クイズ】納豆+◯◯。健康効果アップの組み合わせはどれ?

    1. 無視してはいけない5つの虫さされ......場合によっては病院で診てもらいましょう

    2. 疲れが抜けないなら積極的に摂るべき「ビタミンB12」が多い食材

    3. 「背中が痛い!」それ、実は重大な問題かも。医師の診察を受けるべきサイン

    4. 全身に小さなリング状の発疹、「環状肉芽腫」ってどんな病気?

    5. スクワットは毎日すべき? 丸みのある美尻をつくる理想の回数は

    6. 胃痛や腹痛を早く治す方法とは? マッサージやペパーミントが味方に

    7. その気持ち悪さ、8つの意外な原因のせいじゃない?

    8. 「会話がつまらない」と思われる人がしてしまいがちな雑談のNG例

    9. 月曜断食中の美容ライターが感じた、減量以外のうれしい変化と困ったこと

    10. 気になる締めつけ感は? 美尻が叶うと話題のガードルを穿いてみた