1. Home
  2. MIND
  3. 元アスリートが教える、心が折れたときに立ち直りを早くするヒント

元アスリートが教える、心が折れたときに立ち直りを早くするヒント

3,627

木谷梨子

ゆっくり丁寧に暮らしたい。でも、生活のペースを落とすこと自体に無理を感じる……。

あわただしい現代には、効率よくエネルギー回復を図る「レジリエンス」のスキルが欠かせないとしているのが、『心を休ませるために今日できる5つのこと マイクロ・レジリエンスで明日のエネルギーをチャージする』(ボニー・セント・ジョン、アレン・P・ヘインズ著)です。

一流アスリートの回復スキルを日常に活かす

悩むアスリート

著者のひとりであるボニー・セント・ジョンは、元パラリンピックスキー選手。トップアスリートたちがプレー中に実践している「マイクロ・レジリエンス」は、あらゆる職業や立場の人が活かせるものと考え、広めようとしています。

長くトップで活躍できる選手の多くは、過酷な試合中のわずかな隙間をぬって、ささやかな儀式のような動作をおこなっていると言います。

その動きには、たまってくるストレスやプレッシャーを途中でリセットし、エネルギーを急速充電する効果があるそう(17〜18ページより)。

この調整方法を応用すると、アスリートでなくても心が折れかけたときの立ち直りが早くなるのです。

なお、通常「レジリエンス」とはもとに戻るという意味の言葉ですが、著者たちが「普通よりよい形に戻す方法」として提案しているのもポイントです。

5つのフレームワーク

「マイクロ・レジリエンス」は、以下の5つから成り立っています。

  1. 脳の使い方を切り替える(リフォーカス)
  2. 原始的な恐怖をリセットする
  3. 思考のクセを見直す(リフレーム)
  4. 体をリフレッシュする
  5. 心を活性化(リニュー)する

(『心を休ませるために今日できる5つのこと』19ページより引用)

この5つそれぞれに対して、たくさんの工夫が紹介されている本書。いますぐ実行に移せるメソッドを挙げてみます。

「決断疲れ」を避けるために

頭を抱える女性

そもそも、心身ともにくたびれてしまう状況を整理することが必要。

たびたび複雑な意思決定をせまられると、知的な人でも「決断疲れ」を起こして、記憶力や判断能力が弱まってしまうと言われます。

よほどの単純作業でない限り、マルチタスクで物事を進めるのはひかえて、目の前の作業のみに集中しましょう(33ページ、47ページより)。

また、大事な決断を下すときは空腹や疲労を注意深く避け、朝早くか十分な休憩のあとに(48ページより)。

ネガティブな感情にラべリングをしてリセット

イラストが描かれたポストイット

強いプレッシャーにさらされると恐怖心で反応してしまい、あとから悔やまれる行動をとりがちに。そんなときは、ネガティブな感情にラベリングして自己修正することを本書はすすめています。

「私は怒っている」「私は追いつめられている」「私は悲観している」などと感じていることを言葉にする(ラベルをつける)と、自分を取り戻せるそう。

さらに、ネガティブな感情にポジティブな名前をつけ直して再度ラべリングできると、感情リセットの効果が高まるそう(78ページより)。

それは本当に悲観的になること?

会議で挙手する女性

本書を読むと、「厳しい状況下では答えを探そうとするより、問いを立てるほうがポジティブな力がわいてくる」とわかります。

事態を変えられないと思いこまず、どんな課題があるのか、どんな選択肢があるのか、できることは何かと自分に問いかけて、物事を楽観的にとらえ直すことが大切なのだそう(127ページより)。

じつは楽観してもいいときに、悲観主義に走っていることは多いものです。

リフレッシュ:水分補給をおこなう

パソコンをしながら水を飲む女性

著者たちは、慢性的な水分不足がもとで冷静さをなくしたり、パフォーマンスが低下したりしている可能性は高いと見ています(146ページより)。

水分補給は、ほかのフレームワーク全般に影響がおよぶほど大切なテーマなのです。

最も水分補給が必要なときに限って忘れてしまうのが問題なので、一日で一番大変な時間帯にこそ摂取するようスケジュール調整を、と本書ではアドバイスしています。

乾杯する女性3人

疲れきってしまってから完全にスイッチをオフにするのでは、ベストの調子まで復元するには時間がかかりすぎます。

その点、合間にエネルギーをチャージする「マイクロ・レジリエンス」なら、集中力を維持できるのが魅力。気になった手法を日常のなかで試し、レジリエンスを鍛えたくなってきました。

レジリエンスを鍛えるには

トラウマから回復するには? ベストセラーに学ぶ解決のヒント

トラウマからどうすれば回復できる? トラウマ・ケアの第一人者によるベストセラー本から、その解決策を探ります。

https://www.mylohas.net/2018/08/172693trauma.html

不安やストレスをはね返す、レジリエンス(回復力)の鍛え方

落ち込んだり、ストレスや不安を感じたとき、それらを跳ね返すのに「レジリエンス(精神的回復力)」が必要です。科学的に証明された鍛え方とは?

https://www.mylohas.net/2018/04/164854resilience.html

心を休ませるために今日できる5つのこと

image via shutterstock

    Ranking

    1. ぽっかぽかでぬっくぬく。とんでもない冷え性ライターが「幸せな眠り」につける寝具を見つけた

    2. 睡眠の質は朝食が左右する。「快眠朝食」の3つのポイント

    3. 「朝いちの白湯」ちょっと待って。水分を摂る前に、必ずしてほしいこと

    4. すくっと立てる、さっとしゃがめる。日常動作をスムーズにする「ハムストリングス」のトレーニング

    5. 超優秀フェイスマスク5選。早くも始まった乾燥を水分補給で食い止める

    6. 【更年期まとめ】これからの人にも真っ最中の人にも知ってほしい知識&対処法

    7. ヴィーガンメニューは「おいしい」が当たり前。注目のヴィーガンレストランを紹介

    8. 【セルフチェックつき】虫歯やにおい、歯周病は大丈夫? 口をすすぐだけでいろんなことがわかっちゃう

    9. ルールはたった2つ。医師考案の「夜はちみつ」で痩せる理由

    10. 高タンパク低脂質な鶏むね肉には「抗疲労効果」も。1週間、使い回し献立

    1. ぽっかぽかでぬっくぬく。とんでもない冷え性ライターが「幸せな眠り」につける寝具を見つけた

    2. 【更年期まとめ】これからの人にも真っ最中の人にも知ってほしい知識&対処法

    3. 睡眠の質は朝食が左右する。「快眠朝食」の3つのポイント

    4. すくっと立てる、さっとしゃがめる。日常動作をスムーズにする「ハムストリングス」のトレーニング

    5. 高タンパク低脂質な鶏むね肉には「抗疲労効果」も。1週間、使い回し献立

    6. 超優秀フェイスマスク5選。早くも始まった乾燥を水分補給で食い止める

    7. 【セルフチェックつき】虫歯やにおい、歯周病は大丈夫? 口をすすぐだけでいろんなことがわかっちゃう

    8. 秋。新しいコースを走ってみよう。「ランニングを再開したい人」向けメニュー

    9. 「ベアーズ式」テクニックで、掃除はもっと楽しくラクになる

    10. 「朝いちの白湯」ちょっと待って。水分を摂る前に、必ずしてほしいこと

    1. ぽっかぽかでぬっくぬく。とんでもない冷え性ライターが「幸せな眠り」につける寝具を見つけた

    2. 料理が苦手だった和田明日香さん。たどりついた家族の味「地味ごはん」を紹介

    3. 【更年期まとめ】これからの人にも真っ最中の人にも知ってほしい知識&対処法

    4. 高タンパク低脂質な鶏むね肉には「抗疲労効果」も。1週間、使い回し献立

    5. まずは10回からでOK。鍛えにくい下腹部にアプローチして「ぽっこりおなか」を撃退

    6. 起き上がる前に20秒。血行を促す「お目覚めストレッチ」

    7. 認知症予防は40代から。今日からできる5つの対策

    8. 【セルフチェックつき】虫歯やにおい、歯周病は大丈夫? 口をすすぐだけでいろんなことがわかっちゃう

    9. どんな人が「若年性乳がん」になりやすい? 乳がん検診から告知後までを総ざらい

    10. 使いやすさ、洗いやすさ...。絶対に手放せないお気に入りの調理道具2つ

    Horoscope

    LUAの12星座占い

    毎月1日と15日に更新!

    プレゼント応募やおすすめ情報をGET!メルマガ会員登録はこちら