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ヨガのクラスで言う「ナマステ」。一体どういう意味?

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

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MYLOHAS編集部

合掌する女性

これまでにヨガのレッスンに参加したことがある人なら、毎回練習が終わると、インストラクターが胸の前か第三の目(両目の間)の前で合掌し、「ナマステ」と言うことを知っているはず。

最近では、ワークアウト用タンクトップに「ナマステ」という言葉がプリントされていたり、「ナマステ・イン・ベッド」といったようなインターネット・ミームを見かけたりすることもありますが、本来のサンスクリット語には、とても深い意味があるのです。

ナマステとはどういう意味?

手を合わせる人

image via shutterstock

ナマステは、「あなたに一礼します」あるいは「私の内なる神が、あなたの内なる神に敬意を表します」といった意味で解釈されていますが、実際は、さほど宗教的な意味合いはありません。

ナマステは、ヨガマットの上や外で平和と平等の精神を持って生きるというマントラなのです。

ここではヨガのインストラクターの方々に、ヨガの実践にとってナマステにはどんな意味があり、また生徒たちにそのポジティブなメッセージをどのように伝えているのかをシェアしてもらいました。

ヨガにおいてナマステとは何を意味していますか?

ヨガする人

image via shutterstock

あなたの魂への挨拶です

インドやサンスクリット語が話されている地域では、「ナマステ」は単純に日常の挨拶ですが、ヨガにおいては、心の底から相手に敬意を表す行為となります。

イタリアのローマでヨガ講師をしているフランチェスカ・デ・ルーカさんは、「ナマステ」と言うとき、人は自分の内なる神聖な魂とつながる、と語ります。

「その“聖なる場所”から、目の前にいる相手の内なる神に対して礼をするのです」

「この内なる神というのは、宗教的な何かを指すのではなく、私たちの内にある光、私たちの精神といった、自分自身のもっとも純粋で高みにある部分のことです」とデ・ルーカさんは説明してくれました。

ナマステ

私の魂はあなたの魂に敬意を表します。
私はあなたのいる場所、全宇宙の宿る場所に敬意を表します。
あなたの内なる光、愛、真実、美と平和を讃えます。
なぜならそれは私の内にも存在するから。
これらを共有することで、私たちは結びつき、同じになり、ひとつになります。

ニューヨーク市のヨガインストラクター、クリスタル・マクリアリーさんは、ナマステと言うことは、ヨガをより本格的にすると同時に、クラスやコミュニティに温かく迎えられている気持ちになる方法かもしれないと語ります。

「ナマステが間違った形で挨拶として使われていることもあります。ヨガ実践者が、ナマステと口では言いながら、ヨガの生まれた場所に敬意を払わず、文化を盗用した有害な環境をつくりだしている場合などで起こりがちです」とマクリアリーさん。

ヨガ・コミュニティと人々を結びつける

ヨガクラス

image via shutterstock

すべてのヨガのレッスンはシャバーサナ(屍のポーズ)で終わりますが、真のしめくくりはナマステです。

多くのインストラクターにとって、ナマステはビギナーか上級者かを問わず生徒全員とつながり、生徒に対する深い理解の姿勢を示すものとなります。

「ヨガ教室での私にとって、ナマステの実践は、生徒たちを迎え、ヨガを教え、さようならと伝えるときに、ベストを尽くして皆を受け入れるということ。生徒たちを十分に理解しようと心がけています」とマクリアリーさん。

そんなマクリアリーさんいわく、ナマステはインストラクターと生徒との結びつきを強くし、生徒たちも実践に参加していると実感できるとのこと。

「自分も輪のなかに入っていて、ニーズを大切に考えてもらえていると感じます。自分の体験や人間性が尊重され、そしてヨガスタジオのスタッフたちが実りある経験を提供しようと、自分のために尽力してくれていると思えるのです」。

ナマステは正しく使われた場合に、自分もインストラクターと同等に大切に扱われていると生徒たちが認識する方法として機能します

実践するすべての人を平等にする

レッスンの終わりにインストラクターがナマステと言うとき、通常は生徒も同じように繰り返します。

ヨガインストラクターでYoga Unwinedの設立者モーガン・ペリーさんは、レッスンの最中は、教師が部屋のなかの指導者だと言います。でも、レッスンの終わりに生徒がインストラクターに対してナマステと返したとき、その言葉によって全員が同じ立場になるのです。

「より親密な挨拶をすることは、さらに深く、神聖なつながりを見つけるきっかけとなります。真に相手を見ることには、より密接な関係を築く力があるからです」とマクリアリーさん。

「ナマステ」の大切な原理は、個人練習からビクラムヨガの大人数のグループレッスンまで、ヨガの種類を問わず平等の雰囲気をつくりだすことにあります

Austin Holistic Fitnessのオーナーで、アクロヨガのインストラクター兼ホリスティックヘルスコーチのジェレミー・ロビンソンさんは、ヨガのパートナーとの間に、友情と信頼を築くために「ナマステ」を使うことが大切だと信じています。

「アクロヨガの実践の最後にナマステと言うことは、“私はあなたをサポートしました、そしてあなたが私をサポートしてくれたことに感謝します”と言うことと同じなのです」とロビンソンさん。

またロビンソンさんいわく、アクロヨガをはじめ他のどのタイプのヨガでも、ナマステは信頼関係をつくるのに欠かせない強い自尊心をもたらすとのこと。

「感情的、肉体的、精神的に自分自身をいたわってください。そしてその自分に対する愛情を、友情やアクロでのパートナーシップに取り入れましょう」

レッスンの外でナマステの原則に従って生きるには

考える女性

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ナマステはヨギー同士お互いに心をオープンにする

「ナマステ」は人と人をつなぐ挨拶なので、レッスン終了後に交流をスタートさせるきっかけにもなります。場所によっては、すばらしい会話を始めるのにピッタリかもしれません。

「Yoga Unwinedでは、ヨガにソーシャルな要素を加えています。ナマステは挨拶や相手への感謝だと思う人がいるなら、まさに私たちの教室ではそうしたことが生徒同士の間で有機的に発生しています」とペリーさん。

「私たちの教室は、最後の30分がとても社交的なんです。みんなでワインテイスティングをしながら交流しているのですが、やがて生徒たちは教室が終わってからもおしゃべりしたりするようになりました」とペリーさん。

「ナマステ」の本当の意味を覚えていれば、このヨガの実践をほかの人たちとも共有しているという認識が持てます。最終的には、それが他人に心を開く助けとなるのです。

他者を尊重できるようになる

ヨガの仲間

image via shutterstock

他者の「内なる神」を認識することが、マットの外でナマステを実践に移すための最初のステップ

「他人と関わりあうときに、容姿や社会的地位で相手を判断すべきではありません。常に相手の良心や、内なる光、美しい魂を見るように心がけるべきです」とデ・ルーカさんは強調します。

この考え方は、その人がどこから来たかを問わず、相手の考えや物の見方に対して心をオープンにすることにも関係しています。

マクリアリーさんは、生徒が安心してすぐ気持ちを楽にできるように、必ず生徒ひとりひとりに挨拶をするように心がけているそう。

「そうするのには笑顔と喜びをもって生徒を迎えているという意味があるのと、あなたのことをきちんと見ていて、愛情を持っていますよと暗に伝えるための方法だからです」

日常生活でさらに「ナマステ」を実行することは、簡単な行為から始まります

「誰かが話しかけてきたときに、心からきちんと耳を傾けるなど、だれもがとても些細なことから始めることができます。悪い状況にすぐ反応するのではなく、一瞬立ち止まって、相手の言葉の向こう側にある気持ちとつながってください。ほんの一呼吸、時間をおきましょう」とデ・ルーカさん。

また、マクリアリーさんは、「ナマステ」とは、いかなる環境をも思いやりを持って豊かにすることにほかならないと言います。

「すべてのレッスンのコミュニティ、とりわけヨガ教室は、ナマステと言おうが言うまいが関係なく、相手を温かく迎え入れ、互いの人間性に存分に耳を傾けて理解することを実践するのを目的とした場所であるべきなのです」

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Mara Santilli/What Does Namaste Even Mean, Anyway?
訳/Maya A. Kishida

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