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ダイエットすると胸から痩せる理由は? 3万人の肥満治療をした医師がアンサー

賢くやせる方法 ー効率よくヘルシーにー

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ダイエット

ダイエットをすると最初に胸から痩せる——。この定説に当てはまる人は、間違ったダイエットをしている可能性大。

正しいダイエットをすれば、内臓脂肪から痩せる」とは、肥満外来の専門医・左藤桂子先生の言葉。

30年間で3万人の肥満治療をおこない、減量させた総重量は3トン(!)という左藤先生に、あらゆるダイエットの疑問に対して、正しい答えを教えてもらいました。4回の連載でお届けします。

ダイエット成功の秘訣は始める前にあり

体重計に乗る人

ダイエットの疑問をひも解く前に、そもそもあなたは何のためにダイエットをしたいですか? 着たい洋服があるから? それとも痩せた方がモテそうだから?

じつは、左藤先生が最初に患者さんに質問するのがこれ。「痩せたいんです!」と意気込んで来ても、何のために痩せたいか明確でない場合、途中で挫折することがほとんどだそう。

ダイエットは目的ではなくあくまで手段なので、“その先どうなりたいか”という最終目標をはっきりさせることがとても大事。婚活のためという人もいますが、それなら痩せなくても明るく振る舞うだけで十分かもしれません」(左藤先生)

痩せたいあなたに、一番悪影響を及ぼしている生活習慣は?

寝転んでポテトチップスを食べる女性

○○のためにダイエットしたい! という目的がはっきり定まっている人に対しては、次にその人の生活の中で何が一番ダイエットに悪影響を及ぼしているのかを探っていくそう。

「肥満の原因となっているのが食事なのか睡眠なのか、はたまたストレスなのかは人によってさまざま。どこを変えれば効果的かというのを生活スタイルからみていきます

よく、医療で何とかなると勘違いしている人がいますが、ダイエットは日常生活からすごく影響を受けるもの。日々の基本的な在り方がないがしろにされていることが問題です」(左藤先生)

とくに一番原因となりやすいのは、食に関すること。食事も運動ちゃんとやっているのに……という人ほど、正しい知識が不足しているといいます。

ダイエット中のランチはカロリーを気にして、サラダと春雨スープ。これでOK?

サラダ

ダイエット中だからと、ランチはサラダに春雨スープだけで済ますという人。サラダで食物繊維が摂れるし、春雨は低カロリーなうえ、スープで満腹感も得られて一見よさそうですが、大間違い

じつは、必須栄養素であるたんぱく質やビタミン、脂質が不足していて塩分は過多。これでは逆にカラダがより栄養を欲するようになり、過食につながってしまうのだとか。

胸から痩せるのはなぜ? 回避する方法は?

緑色のブラジャーをつけた女性

冒頭でご紹介した「胸から痩せてしまう」というのは、たんぱく質不足によるものだと先生はいいます。

「どうしても肉や魚などのたんぱく質はボリュームがあって太りそうなイメージがあるため、ダイエット中は避けてしまいがち。

でも、筋肉や細胞はもちろん、ホルモンや皮膚などを作るためにもたんぱく質は必須。不足すると筋肉や基礎代謝が落ちてしまいます。必要な栄養をきちんと摂っていれば胸から痩せることはないはずです」(左藤先生)

たんぱく質不足は女性ホルモンにも関わってくるため、乳腺の発達にも影響する可能性が。

左藤先生によると、皮下脂肪は“定期預金”で内臓脂肪は“普通預金”といわれるため、正しくダイエットすればまず最初に内臓脂肪から減少していくのだそう。

第2回は、食事に関するダイエットの都市伝説について詳しくご紹介していきます。

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左藤桂子先生

左藤桂子(さとう・けいこ)先生
さとうヘルスクリニック院長、佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所所長、30年で3万人の肥満治療をした肥満外来の専門医。多くの症例を診るなかで、糖尿病となる前に体重オーバーの時期があることに気づき、体重コントロールの重要性を指導。メタボリック症候群の概念を確立させた医師のひとりでもある。著書に『ダイエット外来の寝るだけダイエット』(経済界)など。佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所

取材・文/佐々木彩子、企画・構成/寺田佳織(マイロハス編集部)、image via shutterstock

佐々木彩子

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