疲れた時、元気になりたい! と食べたくなるのが肉。部位によってカロリーは違いますが、実は調理の仕方によってカロリーが増えたり減ったりするものもあるのです。
知っていると便利な肉の選び方、食べ方をご紹介します。
まずは部位別、生肉100gあたりのカロリーを比較
まずは、生肉の部位別のカロリーを少ない方から並べると……?
部位別に牛肉100gあたりのカロリーを、少ない順で並べてみました。
- ひれ:195kcal
- もも:209kcal
- 肩:257kcal
- 肩ロース:318kcal
- サーロイン:324kcal
- バラ:426kcal
「Diet Plus」より引用
ダイエット中だと脂が少なそうなヒレを選び、バラ肉は自然に避けてしまいます。これが焼くことによってカロリーにおもしろい変化が。
網焼きにするとカロリーはどう変わる?
「焼く」と言っても、脂を落としながらの網焼きや手軽なフライパン焼きなど、焼き方もいろいろ。
まずは網焼きにすると肉の変化はどうなるのでしょう?
<厚切り>
- ひれ:-15%
- もも:-5%
- 肩ロース:-23%
- サーロイン:-6%
- バラ:-16%
<薄切り>
- ひれ:-29%
- もも:-8%
- 肩:-9%
- 肩ロース:-20%
- サーロイン:-10%
- バラ:-25%
「Diet Plus」より引用
もも、肩、サーロインには目立った変化はないものの、ヒレ、ロース、バラには大きな変化が見られます。肉の厚みでもかなりの差が出るよう。
ヒレやバラは薄切りの方が厚切りよりもカロリー大幅カットに。一方、肩ロースは厚切りの方が薄切りよりもカロリーカットできています。
これを参考にしない手はありませんね。
フライパンで焼くとカロリーはどう変わる?
ではフライパン焼きしたい場合のカロリー変化はどうなのでしょう?
フライパンで牛肉を牛脂10gと一緒に焼いた場合
<厚切り>
- ひれ:-14%
- もも:-15%
- 肩ロース:-9%
- サーロイン:-1%
- バラ:-17%
フライパンで牛肉を牛脂5gと一緒に焼いた場合
<薄切り>
- もも:-6%
- 肩ロース:-5%
- サーロイン:+1%
- バラ:-16%
「Diet Plus」より引用
脂を使ってフライパンで焼くと、厚切りの方が薄切りよりもカロリーカットに。ただし、サーロインに至っては、薄切りだと逆に増えるという結果になりました。
焼けば油が出てカロリーが減るわけではないのですね。カロリーカットするならやはり網焼きがベストのようです。
牛肉を角切りにして唐揚げにした場合、ももと肩は脂を加えて焼くのと同じくらいカロリーがカットできます。(中略)
しかし、豚肉の角切り唐揚げの場合、ロース、肩ロース、バラ肉は11~16%程度カロリーカットできますが、ヒレやもも肉の部位によってはおよそ10%カロリーがアップしてしまいます。
網焼きなら、牛肉は薄切りで。フライパンで焼くのであれば厚切りならカロリーダウン率が高いということになります。
「Diet Plus」より引用
焼き方一つで変わる、目からウロコのカロリーカット率。しっかり覚えて、元気にスタミナをつけていきましょう。
知っておきたい肉のあれこれ
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