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約80%の人が感染するHPV。知っておきたいこと5つ、一番のポイントは?

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

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MYLOHAS編集部

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「ヒトパピローマウイルス」、略して「HPV」。おそらく耳にしたことがあるでしょう。

HPVとは、150種以上のウイルス全体の名前です。なかには子宮頸がんや頭頸部がん(顔から首までの範囲にできるがん)につながるタイプもあります。でも、多分気づいていない、見逃せない事実があるのです。

それは「あなたの身体にも、一度はウイルスが入った可能性が高い」ということ。

HPV感染は断然いちばん多い性感染症です。私たちのおよそ80%が一生のうちに感染します」と、ニューヨークの医療機関、マウント・サイナイ・ヘルス・システムで頭頸部がん手術部門の共同主任を務める口腔外科医/医師のブレット・マイルズさん。

いちばん多い性感染症、HPV感染

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実際、アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、アメリカで現在HPVに感染している人は約8000万人と、およそ4人に1人の割合。これほど多い理由は、HPVがキスやオーラルセックス、性交など、皮膚と皮膚の接触でうつるためです。

では、どうしてHPVに感染しているとわかるのでしょう? そして、もし感染していたらどうすればいいのでしょうか? 次に、HPV感染の症状、検査、ワクチン接種について知っておきたいすべてをご紹介します。

01. HPVに感染すると性器にイボができることがあります

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性器のおできと言うと、多分すぐに思い浮かぶのはヘルペス感染の痛い水ぶくれかもしれません。でも、HPV感染でも「イボ」ができます。

アメリカ疾病対策センターによると、肌色や白色のできものがひとつまたは複数あらわれてきます。小さいものや大きいもの、盛り上がったもの、扁平なものなどさまざま。カリフラワーみたいに見えるものまであるそう。痛みはしませんが、不快であるのは間違いありません。

「HPVに感染した部分の“扁平上皮細胞”が異常に成長して、イボになります」と、マウント・サイナイ・ヘルス・システムの婦人科腫瘍医、モニカ・プラサド=へイエスさん。本当の話、手や足にあらわれる、わずらわしいイボもHPVが原因のことがあります

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ですから、今までにそんなことがあった人は、HPVと接触した人もいるでしょう。

HPVは「ローリスク型」と「ハイリスク型」の2つに分けられます

性器イボの大半は、ローリスク型」と、プラサド=へイエスさん。つまり、重大な問題を引き起こさないタイプです。

アメリカがん研究所(NCI)によると、性器イボの90%近くは、わずか2種類のHPV(HPV 6とHPV 11)が原因。厄介なイボはひとりでになくなったりします。ですが、処方薬のクリームを使ってもいいですし、凍らせて切除する方法もあります。

02. HPVに感染していても多分わかりません

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初めてHPVに感染したときはたいてい、免疫系がウイルスを処理してくれるので、何の症状も出ません。ほとんどの場合、2年以内に身体が自然に感染から抜け出します。「感染から抜け出せなくても、おそらく症状は出ないでしょう」とマイルズさん。

プラサド=へイエスさんによると、発熱や寒けなどの反応を引き起こす細菌感染とは違うのです。ウイルス感染は、身体の一部分だけにとどまり、もっと大きなシステム全体におよぶような症状にはつながりません。

では、どこがまずいのかというと、ほとんどの人が、もっと重大な問題が発生するまでHPVに感染していると気づかないところなのです。

03. ハイリスク型HPVはがんにつながることも

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ごく一部ですが、感染がずっと続いたためにHPV関連のがんになる人がいます」と、マイルズさん。子宮頸がん、性器のがん、頭頸部がんなどです。

「でも、およそ150種のなかで、がんにつながる慢性の感染に関連するHPVタイプはごく少数」(マイルズさん)。

CDCによると、毎年およそ2万3000人の女性と1万6000人の男性がHPV関連のがんと診断されます。ところが、HPVに感染しているのははるかに多い8000万人なのです。

HPVはどうやってがんになるのかというと、アメリカがん研究所(NCI)によると、ウイルスは皮膚をおおっている細胞だけでなく、体内の細胞(生殖管や喉)にも入り込みます。そうして、ウイルスが増えすぎるのを防ぐ細胞の力を破壊します。

通常、そのように能力を失った細胞は免疫システムが取り除きますが、時々それができない場合もあるのです。すると前がん性の変異につながり、最終的に完全ながんになります

04. だからHPV検査はとても重要

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「HPVはめったに症状が出ないので、定期的に婦人科医の診察を受けて、パップテスト(子宮頸部の細胞を取って調べる検査)を続けるのがとても大切」とプラサド=へイエスさんはアドバイス。この検査で、子宮頸部の異常な細胞や前がん性の細胞が見つけられます。

「パップテストでハイリスク型HPVに感染しているとわかったら、おそらく次に、異常な細胞や前がん性の細胞についてさらに詳しく調べるためにコルポスコピー(腟拡大鏡、子宮頸部の細胞を採取して行う検査)を受けるでしょう」(プラサド=へイエスさん)。

その結果によって、細胞のモニタリング(6カ月〜1年ごとにパップテストを行いながら経過を見る)だけですむか、細胞が前がん性であれば、とりのぞくことになります。

頭頸部のがんはもっとずっとまれ。男性に多くみられます。マイルズさんによると「見つけだすための検査がないので、ハイリスク型HPVに感染しているかどうかは本当にわかりません」ということ。

最善の策は、コンドームを使った安全なセックス。「パートナーが感染しているとわかっている場合は、喉に異常な腫れがないか、また扁桃腺や舌の後部になかなか消えない痛みがないか、気をつけます」(マイルズさん)。

05. HPVにはワクチンがあります

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HPVがほかの性感染症と違うところ、一番のポイントはワクチンがあること。「ガーダシル9」ワクチンは、がんと性器のイボの原因になる9種類のHPVタイプをふせぎます。

信じられないくらい効果的なのです。2016年に行われた研究によると、2006年にワクチンが使われ始めてから6年後、性器のイボと子宮頸がんにいちばんつながりやすい4タイプ(HPV-6、11、16、18)に感染している人の割合は、14〜19歳の少女で64%、20〜24歳の女性で34%低下しました。

「HPV関連のがんは、ウイルスに接触する前にワクチン接種すれば、本当に完治するがんなのです」と、プラサド=へイエスさん。

ワクチンは9〜26歳の男女に承認されていますが、アメリカがんセンターによると、26歳より上の人には、ほとんど効果がなさそうという理由もあって奨励されていません。

ですから、医師がすすめる頻度で必ず定期的にパップテストを続けるようにします。以前に、予防せずにセックスをしたことがある場合は特に。

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