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機内ヨガ、マインドフル機内食。ヘルシーフライトがトレンドに

The New York Times

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航空会社間の競争が激化する中、ますます狭くなる座席に、ますます混雑する機内。航空会社にとって乗客の健康は二の次なのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。最近、低カロリーな機内食に切り替えたり、エクササイズ・ビデオを流したり、健康に配慮したサービスを取り入れるエアラインが増えています。

空の旅のウェルネス

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Image via Shutterstock

「旅行業界では今、ウェルネスを追求する大きな波が起こっています。こうした航空会社の動向もその一つの表れです」と言うのは、ウェルネス産業の企業・団体に支援を提供するNPO組織グローバル・ウェルネス・インスティテュートのリサーチ・ディレクター、ベス・マクグロアーティ氏。

でも、ワンランクアップの機内サービスって、ファーストクラスやビジネスクラスだけに提供される特典なんでしょ? いいえ、それも違います。こうしたウェルネス系のサービス、従来のサービスと違って、クラスにかかわらず乗客全員に提供されるものが多いのだとか。「多くの場合、空の旅のウェルネスは、“民主化”が進んでいます」とマクグロアーティ氏は言います。では、その例をいくつかみてみましょう。

瞑想アプリ、ヨガ・ビデオで心と体をリセット

人気の瞑想用アプリ「Headspace(ヘッドスペース)」を全機に搭載したのは、ユナイテッド航空とLCCのジェットブルー航空。機内エンターテインメントの画面からアクセスできます。ジェットブルーのHeadspaceでは、飛行機恐怖症や座ったまま寝るコツといった、空の旅ならではの問題を解決するコンテンツが提供されています。

世界の航空会社の中では、スイス航空が長距離フライトでHeadspaceを提供しています。また、ブリティッシュ・エアウェイズは機内エンターテインメントに「Well Being(ウェルビーイング)」チャンネルを設け、瞑想やストレッチのプログラムを提供しています。一方、香港のキャセイ・パシフィックは最近、ヨガ・スタジオの人気チェーンPure Yogaと連携し、「Travel Well With Yoga(ヨガで健康な空の旅)」というタイトルの機内ビデオ6本を制作しました。ヨガや瞑想をテーマとするビデオはそれぞれ5 分から20分の長さで、腰、背中のストレッチ、深呼吸などのエクササイズを座席にいながら実践することができます。

ピロー、ブランケットで快眠追求

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低コストで高品質なマットレスを開発する、米ベンチャー企業Casperとコラボしたアメリカン航空のピローとブランケット。(アメリカン航空提供)

アメリカン航空は、最近、顧客満足度調査と搭乗客によるフォーカスグループ・インタビューを実施し、その結果、ウェルネスを最優先事項として扱っていくことを決定しました。「お客様は健康や快適に非常に高い関心を持っていることがわかりました」と言うのは、顧客エクスペリエンス担当取締役ニック・リチャード氏。

上記の調査結果から「機内で眠れない、眠りの質を高めたい」というニーズが高いことを把握したアメリカン航空は、マットレスと寝具のブランドCasper(キャスパー)と提携し、ピロー、ブランケットなど寝具一式のデザインを刷新しました。プレミアムエコノミー・クラスにはランバーピロー(腰まくら)とソフトコットンのブランケットが、国際線のファーストとビジネスクラスには、マットレスパッド、ピロー、ブランケットとパジャマが提供されています。

ジャンクフードからマインドフル・イーティングへ

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Image via Shutterstock

機内食についても、多くの航空各社が、フードとドリンクをよりヘルシーなものに切り替えています。

例えばターキッシュ・エアラインズは、「Fly Good Feel Good(快適な空の旅で健康に)」と題したキャンペーンを展開し、ストレスを軽減し、眠りに入りやすくなるセージ、ラベンダー風味のルイボスティーや、エナジーチャージ効果のあるミントと生姜風味のマテ茶などのハーブティーを楽しむことができます。また子供達には、骨を丈夫にする牛乳にキャロブ(イナゴ豆)粉末とデーツ(ナツメヤシ)シロップを加えたトルコ伝統のドリンクがおすすめです。

北米内路線の航空会社にも、食事に意識を集中して食べることで、より健康になるという「マインドフル・イーティング」をコンセプトに取り入れる動きが広がっています。

栄養・公衆衛生の専門家兼ハンターカレッジのNYCフードポリシーセンター理事チャールズ・プラトキン博士は、毎年「エアライン・フード調査」を実施し、北米内路線の航空会社全社を対象に、エコノミークラスの食事の分析を行っています。2017年末発表の最新調査の「最もヘルシーな機内食ランキング」では、「健康」と「意識」の評価指標を改善したデルタ航空が、ダントツの1位に選ばれました。プラトキン博士の分析では、デルタ航空の食事、軽食ボックス、スナック類の平均カロリーは480で、昨年調査の527カロリーから減らすことができました。

低カロリーでグルテンフリー

デルタ航空はまた、機内食メニューやスナック類の切り替えの頻度が高いのも特徴です。ちなみに現在提供されている無料提供のスナックは、アーモンド、プレッツェル・スナックミックス、KINDのダークチョコレート・バーなど。いずれも200カロリー未満でグルテンフリーです。また、900マイルを超える北米路線では、栄養価の高い食の創作に定評があるメーカーのLuvo製のラップサンドを購入することができます。

ほかに、ヘルシー系機内食としてプラトキン博士が評価するのは、ジェットブルーの新メニュー、「AmuUpボックス」です。グルテンフリーのクラッカー、フムス、オリーブ、アーモンド、フルーツ味のエネルギーバーが入っています。AmuUpボックス誕生の背景を聞かれ、ジェットブルーの広報担当のタマラ・ヤング氏は「顧客エクスペリエンスにウェルネスを浸透させたいと考えているからです」と、回答してくれました。

© 2018 The New York Times News Service [原文:All the Amenities Airlines are Offering for Healthier Flights/執筆:Shivani Vora](翻訳:Ikuko.T)

MYLOHAS編集部

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