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先祖の魂とつながる新スタイル「アフロ・フロウ・ヨガ」が米で話題に

The New York Times

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米ニューヨークのダンススクール「エイリースクール」でアフロ・フロウ・ヨガのクラスに参加する人々。(Sara Naomi Lewkowicz/The New York Times)

マンハッタンのヘルズキッチンにあるダンススクール、エイリースクールのガラス張りのダンススタジオでは、多様なニューヨーカーたちがスポーツブラにTシャツ、タイツ、裸足というスタイルで円になってストレッチをしていた。

軽いドラムの音と歌声が、ゆったりとしたヨガの動きに合わせて響き渡ると、生徒たちが一斉に声を吐き出した。

次第にテンポが上がり、ボーカリストが空に向かって呼びかける声が激しくなると、生徒たちの動きも加速していく。パーカッションも熱を帯びる。生徒たちはアフリカのリズムに合わせて体をひねり、伸ばし、ジャンプし、回転する。ドラムのビートは催眠術のようだ。

すると突然その場のエネルギーが和らいだ。ドラムのペースが落ち、メロディーはソフトになり、生徒たちも初めの静かな状態に戻った。

きっかけは先祖を知る旅

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Sara Naomi Lewkowicz/The New York Times

これはアフリカンダンスとヴィンヤサヨガを融合させたもので、「アフロ・フロウ・ヨガ」と呼ばれる。エイリースクールで訓練を受けたダンサーのレスリー・サルモン・ジョーンズとエンジニアでドラマーの夫ジェフ・ジョーンズが、西アフリカ、ハイチ、ジャマイカで2年間過ごした後に考案し、2008年にレッスンを始めた。

「夫と一緒に自分の先祖についてもっと知る旅に出た」とサルモン・ジョーンズは言う。ガーナ、トーゴ、ベニン、コートジボワールを訪れ、ダンスと関連したものだけでなく、あらゆる癒しの儀式に触れたという。

旅から戻ると、サルモン・ジョーンズはアフロ・カリビアンダンスの講師としてアリゾナ州セドナに招かれ、そこでこれらをライブ音楽と組み合わせるアイデアを思いついた。

アイデアを膨らませるにつれて、ヨガの世界とアフリカンダンスを融合させたレッスンができるとの思いが強くなった。

奴隷貿易を生き延びたダンス

サルモン・ジョーンズはアフリカンダンスについて、「その動きは、地球と宇宙、心とのつながりから生まれる」と言う。それはヨガにも言えることだろう。

「心を開く動きと、アフリカン・ディアスポラ(アフリカに先祖を持つ人々のコミュニティ)のダンスの融合をたくさん取り入れている。西アフリカの収穫のダンスや、種まきの動き、戦士の動きもある」

「たくさんのダンスやリズムが奴隷貿易を生き延びた。だからアフリカン・ディアスポラの間にはつながりがある」とサルモン・ジョーンズは言う。ダンスは「癒しのひとつ」だそうだ。

アフロ・フロウ・ヨガは、ヨガのパートが2つあり、その間にアフリカンダンスが入る。最初のヨガのパートでは、ヴィンヤサのヒップロール、下向きのイヌ、コブラのポーズにロールアップなどを行い、その後に動きの活発なアフリカンダンスの融合へと移り、最後はヨガで締める。

レッスンでは相反するものが絶えず同居し、穏やかでありながらエネルギッシュ、瞑想的でありながら拍動感があり、スピリチュアルでありながら世俗的でもある。

カナダやイスラエルでも

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Sara Naomi Lewkowicz/The New York Times

アフロ・フロウ・ヨガは今広がりを見せており、サルモン・ジョーンズは指導者の育成を自宅のあるボストン以外にもニューヨーク、ロサンゼルス、カリフォルニアのオークランド、カナダのトロント、イスラエルのテルアビブでも行っている。

アフロ・フロウ・ヨガのライブ音楽は、穏やかなボーカルとパーカッションの組み合わせだ。「全てが1つの流れの中にあり、人々が一緒に呼吸をしているときは特にそうだ」と、レッスンでボーカルを務めるダナ・ガエ・ハンチャードは言う。

コンガのドラムは激しくかつ内省的だ。「コンガは西中央アフリカの伝統に由来する」と、クラスのドラマーのロン・マクビーは言う。「旋律が美しい」。マクビーはジンバブエで生まれた伝統的な指ピアノも担当する。

「先祖とつながることができるのはとても感動的」と、44歳の生徒は語った。彼女の家族はギアナ出身で、先祖が奴隷として米国にやってきたのだと感じることで、力を得るという。

「エネルギーが素晴らしい」とアフロ・フロウ・ヨガを4年以上続けているミッシェル・キリック(47)は言う。「エンドルフィンが体中を巡って、生きていると実感する。すると物事を乗り越えられるの。心から幸せになって感謝の気持ちになる」

©2018 The New York Times News Service[原文:Going With the Flow (and the Drumbeat, Too)/執筆:Tiffany Martinbrough](翻訳:Masako. M)

MYLOHAS編集部

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